アラート相関ルール

アラート相関ルールでは、複数の条件からなるアラート発報の基準を定義することができます。
柔軟な設定が可能な他、アラート相関ルールでアラートの発報条件を統合することで、不要なアラートの抑制にも繋がります。

アラート相関ルールは、ビルド12.8.272以上で利用できます。
ビルド番号の確認方法はこちら

目次

アラート相関ルールの作成

アラート相関ルールは、[設定]→[設定]→[アラート相関ルール]ページの、[追加]または[新規ルール追加]から作成できます。

アラート相関ルールの設定ページ

アラート相関ルールの追加ページでは、以下の順番に設定を行います。

1.スコープの設定

[追加]または[新規ルール追加]を選択すると、アラート相関ルールのスコープの設定ページが表示されます。
ここでは、アラート相関ルールを適用する対象を検索・設定します。設定手順は以下です。

スコープの設定
  1. アラート相関ルールの名前と説明を入力します。
  2. [モジュールタイプ]で、アラート相関ルールに関連付ける要素をどこから検索するかを選択します。
    選択した内容に沿った検索条件が[スコープの設定]配下に表示されます。
  3. [スコープの設定]で、更に詳細な検索条件を指定して、[関連付け フィルター:]を選択します。
    [使用可能 エンティティ情報]に条件を満たした対象が表示されます。
  4. アラート相関ルールの対象にする要素のチェックボックス(表示名の左側)にチェックを入れます。
  5. チェックを入れた要素が、[選択済み エンティティ情報]にも表示されることを確認します。
  6. [次へ]をクリックします。

2.条件の選択

このページでは、アラートの発報基準となる条件を指定します。設定手順は以下です。

条件の選択
  1. [条件選択]のプルダウンから、パフォーマンス監視やカスタムフィールドなど、条件設定の対象を選択します。
  2. 選択した条件の右側に表示されるプルダウンとフィールドで、選択した条件に対する演算子と条件の値をそれぞれ指定します。
  3. 条件を追加する場合は、既に設定した条件の右側に表示される[追加]をクリックし、同様の手順で設定を行います。
  4. 複数の条件を設定した場合、それぞれの条件の間に表示される"AND"/"OR"の表記をクリックし、設定する要件に合わせて切り替えます。
    例)条件1と条件2をどちらも満たす場合にのみアラートを発報する場合は"AND"に、どちらか一方を満たした時点でアラートを発報する場合は"OR"になるように、条件1と条件2の間に表示される表記を切り替えます。
    ページ下部の[条件]フィールドで、条件間のAND/ORの関係を一括で指定できます。
  5. [次へ]をクリックします。

期間の設定

このページでは、アラート相関ルールの実行間隔や適用する時間帯を指定します。設定手順は以下です。

期間の設定ページ
  1. [次の間隔で実行]で、設定した条件を満たすかをチェックする間隔を指定します。
  2. [連続回数]で、設定した条件を何回連続で満たした場合にアラートを発報するかを指定します。
  3. [期間]で、アラート相関ルールを適用する時間帯について、以下のいずれかから選択します。
    • このプロファイルを常時適用:
      アラート相関ルールが常時実行されます。
    • このプロファイルを設定した時間帯のみ適用:
      ここで設定する時間帯にのみアラート相関ルールが実行されます。
      プルダウンから適用する時間帯(業務時間)を選択します。業務時間を作成していない場合は、[ルールエンジンの追加]から作成できます。
  4. [次へ]をクリックします。

アラートの詳細設定

このページでは、アラートの重要度やメッセージなどの詳細な仕様を設定します。
設定できる項目は以下です。

アラートのトリガー

アラートのトリガー

アラート相関ルールの条件を満たした際に発報されるアラートの詳細です。

項目 説明
重要度 アラートの重要度をドロップダウンから指定します。
メッセージ アラートメッセージを指定します。
(任意)アラートを関連付ける装置 このプルダウンから装置を選択すると、アラートが選択した装置に関連付けられ、装置のステータスにアラートの重要度が反映されます。
(任意)通知テンプレート このプルダウンから通知テンプレートを選択すると、アラートが指定された通知テンプレートに基づいて外部に通知されます。
(任意)ワークフロー このプルダウンから ワークフローを選択すると、アラートの発報をトリガーとして、指定されたワークフローが実行されます。

アラートのリアーム

アラート相関ルールの条件が満たされなくなった場合に発報されるクリアアラートの詳細です。

クリアアラートが不要である場合、後述の[条件を満たさなくなった場合、アラートをクリアする]のチェックを外してください。
項目 説明
(指定不可)重要度 クリアアラートの重要度は"クリア"から変更できません。
メッセージ クリアアラートのメッセージを指定します。
(任意)通知テンプレート このプルダウンから通知テンプレートを選択すると、クリアアラートが指定された通知テンプレートに基づいて外部に通知されます。
(任意)ワークフロー このプルダウンから ワークフローを選択すると、クリアアラートの発報をトリガーとして、指定されたワークフローが実行されます。
条件を満たさなくなった場合、アラートをクリアする このチェックボックスにチェックが入っている場合にのみ、クリアアラートが発報されます。

設定が完了したら、[保存]をクリックしてアラート相関ルールを保存します。

相関アラートの確認

アラート相関ルールから発報されたアラートは、[アラート]→[相関アラート]から確認できます。

相関ルールの表示か所

一覧ページでの操作

[設定]→[設定]→[アラート相関ルール]に作成したアラート相関ルールの一覧が表示されます。
このページでは、以下のアクションが実施できます。

アラート相関ルールの一覧ページ
  • ステータスの有効化/無効化:
    [ステータス]のトグルスイッチから、アラート相関ルールの有効/無効を切り替えられます。
  • 編集:
    [アクション]の編集アイコン編集アイコンから、アラート相関ルールの設定を編集できます。
  • コピー:
    [アクション]のコピーアイコンコピーアイコンから、アラート相関ルールをコピーできます。
    アイコンをクリックすると、コピー元と同じ設定が入力されたアラート相関ルールの編集ページに移動します。
  • 削除:
    [アクション]の削除アイコン削除アイコンから、アラート相関ルールを削除できます。
       概要