ネストされたリソースグループ

PAM360には、セキュリティグループを階層構造、すなわち、樹形図で表示するオプションがあります。例えば、組織に以下の階層に一部の部門/セクションがあるとします。各セクションに属するリソースをグループ分けし、必要に応じて、サブグループを作成することができます。

本書では、次のトピックを扱います:

  1. ネストされたリソースグループを表示
  2. ネストされたリソースグループのコンポーネント
  3. ネストされたリソースグループの構築
  4. 管理者およびパスワード管理者向けのネストされたリソースグループ構築のガイドライン

1.ネストされたリソースグループを表示

リソースグループの階層オーダーち各グループの一部のリソースも表示するには、

  1. [リソース]タブに移動します。
  2. 左側にリソースグループが樹形図で表示されます。必要なリソース グループを選択します。
  3. そのグループに属するすべてのリソースも表示されます。
  4. 重要な注記:

      1. すべての管理者とパスワード管理者は、各自が所有および管理するリソースグループで各自のツリーを作成できます。
      2. ネストされたリソースグループを作成する場合、デフォルトでは、ツリーのルートノードの名前はログイン名になります。例えば、PAM360に「管理者」としてログインする場合、ルートノードの名前は管理者のグループになります。ルートノードに別の名前を付ける場合は、編集することができます。
      3. ネストされたリソースグループは単にナビゲーションの便宜上のものです。各リソースグループに属するパスワードを直接表示することができます。すでに存在するグループの下に作成されたサブグループは、スケジュールされたパスワードリセット、パスワード操作通知やその他親からのイベント等、共有や他の構成を継承しません。

2.ネストされたリソースグループのコンポーネント

タイトルパスワードエクスプローラーリソースタブの左に表いjされる、ネストされたグループツリーには、以下のコンポーネントがあります:

  1. すべてのマイパスワード
  2. 所有・管理済
  3. お気に入り
  4. 最近アクセスした
  5. ネストされたリソースグループツリー

2.1 すべてのマイパスワード

あなたが所有するすべてのパスワードと、あなたと共有するパスワードが表示されます。リソースを所有または一部のリソースがあなたと共有されていた場合、それらリソースが表示されます。

これを表示するには、

  • [リソース] >> [パスワードエクスプローラー] >> [すべてのマイパスワード]の順に移動します。

重要な注記:個別に共有され、グループでは共有されていないリソースとパスワードでも、共有されたリソースグループの一部ではないものは、ツリーには見つかりません。すべてのマイパスワードにのみ表示されます。

2.2 所有・管理済

あなたが所有するすべてのパスワードで、あなたが「フルアクセス」許可で共有するものが表示されます。フルアクセス(パスワード表示またはパスワード修正)許可がないパスワードは、表示されません。

これを表示するには、

  • [リソース] >> [パスワードエクスプローラー] >> [所有済・管理済]の順に移動します。

2.3 お気に入り

PAM360には、お気に入りのパスワードを簡単に取り込むオプションがあります。お気に入りパスワードを特定するのに、リソースを検索する必要はありません。すべてのアカウントをの名前のすぐ近くに、グレイ表示の「星」アイコンがあります。その星をクリックすると、強調表示され、各パスワードがお気に入りパスワードとしてマークされます。星アイコンのマークを解除すると、どのパスワードも「お気に入り」リストからいつでも外すことができます。

これを表示するには、

  • [リソース] >> [パスワードエクスプローラー] >> [お気に入り]の順に移動します。

重要な注記:管理者がお気に入りとしてあなたと共有したパスワードをマークしたとします。後で、管理者は、その特定のパスワードの共有許可を取り消します。これで、「マイお気に入りパスワード」リンクをクリックすると、そこにまだ表示されるリソースが確認できます。ただし、パスワードと取り込もうとする場合、パスワードを表示する許可がありません。また、リソースは、「お気に入り」から削除されます。デフォルトでは、[お気に入り] section only.セクションのみに移動します。

2.4 最近のアクセス

最近使用したパスワードにアクセスしやすいように、あなたがもっとも最近アクセスしたパスワードがこのセクションの下に表示されます。最近アクセスしたパスワードは、他の利用可能なパスワードの上部に表示されます。

これを表示するには、

  • [リソース] >> [パスワードエクスプローラー] >> [最近のアクセス]の順に移動します。

2.5 ネストされたリソースグループツリー

このツリーは、次のコンポーネントで構成されています:

  1. あなたが作成したリソースグループツリー。このツリーには、あなたが所有するすべてのリソースグループとサブグループが記載されます。上記のとおり、デフォルトでは、あなたのツリーのルートノードは - のグループの名前が付きます。必要な場合、ルートノードの名前を編集して、有意にするか、組織構造を反映させることができます。例えば、データベース管理者の場合、ルートノードに「データベースパスワード」と名前を付けることができます。ルートノードの編集/名前変更方法の詳細は、ここをクリックしてください。希望のグループまたはサブグループをクリックして、そこのリソースとパスワードを表示することができます。
  2. あなたと他の管理者が共有するリソースグループツリー。他の管理者があなたと共有したグループのみ、そのルートノード下のツリーに表示されます。例えば、管理者が10のグループでツリーを作成しても、あなたとは3つのグループのみを共有した場合、そのツリーにはそれら3つのグループのみ表示されます。

注記:

  • 個別に共有され、グループでは共有されていないリソースとパスワードでも、共有されたリソースグループの一部ではないものは、ツリーには見つかりません。すべてのマイパスワードにのみ表示されます。
  • スーパー管理者は、[リソース]タブの[パスワードエクスプローラー]で他のすべての管理者とパスワード管理者のツリー全体を閲覧します。
  • パスワードユーザーは、ネストされたリソースグループを作成することはできませんが、それらと共有したグループをツリーフォームで閲覧できます。

3.ネストされたリソースグループの構築

3.1 ダイナミックグループを追加

  1. [グループ]タブに移動します。
  2. [グループを追加]をクリックし、[ダイナミックグループ]を選択します。
  3. 表示されるポップアップフォームで、
    1. グループ名を入力します。
    2. グループに説明を入力します。今後の参照として役立ちます。.
    3. グループのパスワードポリシーを選択します。
    4. ネストされたグループ:リソースグループをすでに既存のリソースグループのサブぐr-峰として追加する場合は、フィールド次のサブグループについて、ドロップダウンから必要なグループを選択します。あなたが選択したグループは、追加されるリソースグループの親グループになります。
    5. グループを作成する元となる正確な基準を指定します。ここでは、多くのオプションから選択できます:
    6. リソース名、リソース タイプ、リソースの説明、ユーザー アカウントに基づいてリソースを検索できます。
    7. また、次を含む、次を含まない、等しい、等しくない、起点と終点等の基準をもとに、精緻に検索をフィルタリングできます。
    8. 基準を指定したら、このグループの一部になるリソースのリストを表示する場合は検索します。
    9. [追加]をクリックして、リソースグループを追加します。
  4. ダイナミックグループが正常に作成されました。

3.2 スタティックグループを追加

  1. [グループ]タブに移動します。
  2. [グループを追加]をクリックし、[スタティックグループ]を選択します。
  3. 表示されるポップアップで、
    1. グループ名を入力します。
    2. グループに説明を入力します。今後の参照として役立ちます。.
    3. グループのパスワードポリシーを選択します。(例えば)「強い」を選択したばあい、このリソースグループのすべてのメンバーに適用されます。
    4. ネストされたグループ:新しいリソースグループをサブグループにする、すなわち、既存のリソースグループの下に追加する場合は、必要なグループをフィールド次のサブグループのドロップダウンから選択します。.選択したグループは、追加されるリソース グループの親グループになります。
    5. [保存して続行]をクリックします。
    6. 開いたポップアップで、必要なリソースを探し、そこで[グループを追加]をクリックします。
    7. [OK]をクリックします。
  4. スタティックグループが正常に作成されました。

4.管理者およびパスワード管理者向けのネストされたリソースグループ構築のガイドライン

ネストされたリソースグループは主にナビゲーションの便宜上のものですが、ツリーを適切に作成することで、主に、使いやすさ等、多数のメリットを利用できます。

あなたが各種データベースのパスワード管理を担当するデータベース管理者であるとします。この場合、下の説明のとおり、リソースグループツリーを構築できます:

  • デフォルトでは、リソースグループツリーのルートノードはログイン名になります。
  • データベースパスワードに名前を変更します。
  • 所有する各データベースにリソースグループを作成します - 例えば、My SQLパスワード、MS SQLパスワード、Oracleパスワード、Sybaseパスワード等。
  • これらすべてのリソースグループは、ルートノードのサブグループになる可能性があります - データベースパスワード。

この実行により、リソースグループツリーがPAM360 Webインターフェイスのリソースタブに表示されます:

4.1 管理者へのネストされたリソースグループエクスプローラーツリーの操作の許可

PAM360には、管理者ユーザーがエクスプローラーツリー構造全体を希望にあわせて操作できるプロビジョンがあります。[全般設定]の構成設定から、PAM360管理者はこのオプションを有効化できます。これが有効化されると、PAM360は、ルートノードにリソースグループの名前が含まれる、組織全体のグローバルエクスプローラーツリー構造を作成します。PAM360の管理者であれば、リソースグループのエクスプローラーツリー構造を作成/編集できます。ツリー構造は、すべての管理者、パスワード管理者およびエンドユーザーにアクセスできるようになります。管理者とパスワード管理者は、どこの各リソースグループもグルーバルツリーに追加でき、構造全体をすべてのエンドユーザーが表示できるようにします。

この機能では、組織のリソースグループをグローバルツリーの形で記載し、アクセス、特定およびナビゲーションがしやすくできます。ユーザーは、組織の内部グループ分け構造のものと同じ構造で、リソースグループを表示できます。外部では、ツリー構造の記載は、その組織のすべてのメンバーについて同じになります(すなわち、すべてのユーザーが構造全体を表示できます)。ただし、ユーザーは、各自が所有する、および各自と共有したリソースのみを表示することができます。そこに関連していないリソースグループは、エクスプローラーツリーでは、空のサブノードとして表示されます(中にリソースがありません)。

4.1.1 このオプションをどのように有効化しますか?

  1. [管理者] >> [設定] >> [全般設定]の順に移動します。
  2. オプションパスワード取り込みを選択します。
  3. チェックボックス[すべての管理者ユーザーにエクスプローラーツリー全体の操作を許可].を選択します。
  4. [保存]をクリックします。

4.1.2 ツリー構造をどのように操作するのですか?

  1. [リソース]または[接続]タブに移動します。
  2. ルートノード下に組織のリソースグループがツリー構造として表示されます。
  3. ノードまたはサブノードの名前のいずれかを右クリックするだけで、編集、修正または削除します。希望する方法で、構造を操作できます。ここの削除操作では、ツリーの特定構造のみが削除されます。リソースは削除されません。