ローカルPostgreSQLデータベースからExternal PostgreSQLデータベースへのデータ移行
PAM360アプリケーションには、統合バックエンドデータベースとしてPostgreSQLが付いています。ただ、PAM360には、バンドルされたローカルデータベースを外部PostgreSQLデータベースに移行する機能もあり、データをシームレスに転送できます。本書では、ローカルと外部PostgreSQLデータベースとの間でデータを移行するのに関係するプロセスについて詳細に説明します。
必要な手順
以下は、バンドルされたPostgreSQLデータベースから外部PostgreSQLデータベースにデータを移行する手順です:
- コマンドプロンプトを開き、<PAM360_Installation_folder>\pgsql\binディレクトリに移動します。
- コマンド - pg_dump dbname > pam360.sql.を使ってダンプライフを作成します。例えば、
- Windowsでは - pg_dump.exe -U postgres -h 147.0.0.1 -p 2345 -W PassTrix > pam360.sql
- Linuxでは - ./pg_dump -U postgres -h 147.0.0.1 -p 2345 -W PassTrix > pam360.sql
- データベースオーナーの許可で提供されるPostgreSQLにデータベースクラスタを作成します。
- データベース作成後、拡張子'pgcrypto'が拡張子ドロップダウンにあることを確認します。該当する利用可能な拡張子がない場合は以下のコマンドを使って作成します- CREATE EXTENSION pgcrypto;
- 次に、作成したデータベースクラスタで以下のコマンドを使ってダンプライフを復元します:
- Windowsの場合 - psql.exe -U admin -h 142.10.0.1 -p 5432 -d test -f pam360.sql
- Linuxの場合 - ./psql -U admin -h 142.10.0.1 -p 5432 -d test -f pam360.sql
- 以下のコマンドを実行します:
- task_inputを更新 admin_status = 4を設定 ここでschedule_idは(schedule_idをwhere 'FWBackupSchedule'等のschedule_nameのスケジュールから選択);
- DEFAULT_TASK_INPUTを更新 set variable_value = 'dump'に設定 ここで'backup.content.type'等の variable_name;
- 次に、下のファイルを<PAM360_Installation_folder>\confディレクトリにコピーし、名前を変更します:
- customer-config.xml からcustomer-config_old.xml。
- database_params.confからdatabase_params_old.conf。
- database_param.confファイルを開き、以下の手順を実行します:
- localhostを 外部データベースで実行されているPostgreSQL Serverのホスト名と置き換えます。
- ポート番号を外部データベースのPostgreSQLインスタンスの実際のポート番号に変更します。
- SSL=true,を設定し、データベースにダンプファイルを復元するのに使ったユーザー詳細を入力します。
- db.password.encryptedをfalseに更新します。
- 次に、ファイルdatabase_param.confを保存して閉じます。
注記:ここで与えられたパスワードはそのインスタンスではプレインテキストで、次の後続発生時に暗号化されます。
- customer-config.xmlを開き、startdbserver= trueを検索し、値をfalseに変更します。
- PostgreSQLルートCAをダウンロードします。
- ルート.pemファイルをPAM360にインポートします。
- <PostgreSQL_Installation_folder>pgsql_installation\dataに移動して、ファイルpg_hba.confを開きます:
- PAM360が実行されているマシン/サーバーのIPアドレスとあわせて末尾にエントリを追加します。
例. すべての<user name><ip address>/32 md5をホスティング
注記:上の手順は、バックエンドデータベースとして外部PostgreSQLエンタープライズデータベースを使用するユーザーのみに適用されます。クラウドベースデータベースのユーザーの場合、プロセスは自動プロセスで実行されます。
- PAM360が実行されているマシン/サーバーのIPアドレスとあわせて末尾にエントリを追加します。
- <PostgreSQL_Installation_folder>pgsql_installation\dataに移動して、ファイルpostgresql.confを開きます:
- listen_addressesを検索し、PAM360が実行されているサーバーのIPアドレスを入力します。
- PostgreSQLサーバーを再起動します。
- PAM360サービスを開始します。
これで、ローカルPostgreSQLデータベースから外部PostgreSQLデータベースにデータが正常に移行されました。