個別リソースの共有

PAM360では、個別リソース/グループを他のユーザーおよびユーザーグループと共有できます。リソースを共有すると、その特定リソースのすべてのパスワードも共有されます。以下のレベルの1つを選択し、異なる許可をパスワード使用についてユーザーとユーザーグループに付与できます。

許可レベルを共有

リモートアプリのみ

パスワードを表示

パスワードを修正

フルアクセス

ユーザーおよびユーザーグループは、リソースと関連づけられたリモートアプリにアクセスおよび使用できます。

ユーザーおよびユーザーグループは、共有したリソース/リソースグループのパスワードにアクセスおよび使用できます。

ユーザーおよびユーザーグループは、共有したリソース/リソースグループのパスワードのアクセスと修正の両方が可能です。ただし、個の権限でユーザー/ユーザーグループは、リソースの他の属性のいずれも変更することはできません。

ユーザーおよびユーザーグループは、共有したリソース/リソースグループを完全管理できます。また、リソースと、その関連アカウントパスワードを他のユーザーと再共有することもできます。

注記:デフォルトグループには、フルアクセス許可を付与できません。

許可レベルについて優先度はどのように機能するのでしょうか?

パスワード共有許可(表示/修正/フルアクセス)については、下の説明のとおり、最低レベルの許可が優先度がもっとも高くなります:

  1. 個別アカウントについて設定された許可により、アカウントが一部となるリソースについて設定された許可が無効となります。
    • 例えば、パスワードの表示許可がユーザーアカウントに付与され、一部に含まれるリソースには修正許可が付与された場合、この特定ユーザーアカウントはまだ、そのパスワードについて表示許可のみを有していることになります。
  2. リソースに設定された許可により、そのリソースも一部として含まれるリソースグループに設定された許可が無効になります。
    • 例えば、パスワードの修正許可がリソースに付与され、その一部に含まれるリソースグループにはフルアクセスが付与されている場合、この許可はまだ、そのパスワードについて修正アクセスのみ有しています。
  3. 同様に、ユーザーに設定された共有許可により、そのユーザーが一部として含まれるユーザーグループの許可が無効になります。
    • 例えば、パスワードに表示のみの許可が特定ユーザーに付与され、その一部として含まれるユーザーグループがフルアクセスを付与されている場合、この特定ユーザーはまだ、そのパスワードについて表示アクセスのみ有しています。

共有の種類

  1. 個別アカウントのユーザー/ユーザーグループとの共有
  2. リソースのユーザー/ユーザーグループとの共有
  3. リソースグループのユーザー/ユーザーグループとの共有

1.個別アカウントのユーザー/ユーザーグループとの共有

下の手順にしたがって、表示または修正許可があるユーザーまたはユーザーグループと特定アカウントを共有します。

注記フルアクセス許可はリソースとリソースグループのみに有意であるため、個別アカウントの共有中は、2つの許可レベルのみ利用できます。

  1. [リソース] >> [パスワード]の順に移動します。
  2. 共有するリソースの特定アカウントを選択し、その横の[アカウント操作]をクリックします。
  3. [アカウント操作]ドロップダウンで、アカウントをユーザーと、またはユーザーグループと共有するかにより、[ユーザーと共有]または[ユーザーグループと共有]をクリックします。
  4. 表示されるポップアップボックスで、アカウントを共有するユーザー/ユーザーグループの横にある[付与]オプションをクリックします。[パスワードを表示]または[パスワードを修正]のいずれかを許可レベルとして選択し[保存]をクリックします。

これで、アカウントは、必要なユーザーまたはユーザーグループと正常に共有されました。

1.1 特定リソースの個別アカウントのユーザー/ユーザーグループとの共有

下の手順にしたがって、表示または修正許可があるユーザーまたはユーザーグループと特定リソースのアカウントを共有します。

  1. [リソース]タブに移動します。
  2. アカウント共有対象の特定リソース名をクリックします。
  3. アカウント詳細で、特定アカウントの横の[アカウント操作]アイコンをクリックします。
  4. [ユーザーと共有]または[ユーザーグループと共有]をクリックします。
  5. 表示されるポップアップボックスで、アカウントを共有するユーザー/ユーザーグループの横にある[付与]オプションをクリックします。[パスワードを表示]または[パスワードを修正]のいずれかを許可レベルとして選択します。
  6. [リモートアプリのみ]をクリックして、関連づけられたリモートアプリを特定ユーザーと共有します。リモートアプリの構成についての詳細は、ここをクリックしてください。
  7. [保存]をクリックします。

  8. 注記: PAM360は、WindowsとWindows Domainリソースのみで、リモートアプリをサポートしています。接続ユーザーとリモートアプリ許可があるユーザーのみ、リモートアプリに接続できます。ユーザーロールおよび許可についての詳細は、ここをクリックしてください。

2.リソースのユーザー/ユーザーグループとの共有

下の手順にしたがって、表示修正、またはフルアクセスの3つの許可レベルがのいずれかがある.ユーザーまたはユーザーグループとリソースを共有します。

  1. [リソース]タブに移動します。
  2. 共有する特定リソースを選択し、その横の[リソース操作]ドロップダウンをクリックします。
  3. [リソース操作]ドロップダウンで、アカウントをユーザーと、またはユーザーグループと共有するかにより、[ユーザーと共有]または[ユーザーグループと共有]をクリックします。
  4. 表示されるポップアップボックスで、アカウントを共有するユーザー/ユーザーグループの横にある[付与]オプションをクリックします。以下の許可レベル:パスワード表示パスワード修正、またはフルアクセス
  5. [リモートアプリのみ]をクリックして、関連づけられたリモートアプリを特定ユーザーと共有します。リモートアプリの構成についての詳細は、ここをクリックしてください。
  6. [保存]をクリックします。

これで、リソースが必要なユーザーまたはユーザーグループと正常に共有されました。

3.リソースグループのユーザー/ユーザーグループとの共有

下の手順にしたがって、表示、修正、またはフルアクセスの3つの許可レベルがのいずれかがある.ユーザーまたはユーザーグループとリソースを共有します。

  1. [グループ]タブに移動します。
  2. 共有する特定リソースグループを選択し、その横の[操作]ドロップダウンをクリックします。
  3. [操作]ドロップダウンで、アカウントをユーザーと、またはユーザーグループと共有するかにより、[ユーザーと共有]または[ユーザーグループと共有]をクリックします。
  4. 表示されるポップアップボックスで、アカウントを共有するユーザー/ユーザーグループの横にある[付与]オプションをクリックします。以下の許可レベル:パスワード表示、パスワード修正、またはフルアクセスから選択し、 [保存]をクリックします。

これで、リソースグループが必要なユーザーまたはユーザーグループと正常に共有されました。

メモ:特定リソースグループをユーザーグループと共有する場合、リソースグループは、そのユーザーグループのすべてのメンバーに表示されます。これは、すべてのリソースと、そのリソースグループの一部に含まれるアカウントがそのユーザーグループのすべてのメンバーに表示されることを意味します。また、ユーザーグループに付与された許可(表示修正またはフルアクセス)は、すべてのメンバーに適用されます。