データベースバックアップ(MS SQL Server)
PAM360データベースに保存されているデータは非常に重要です。本番環境では、参照目的または災害復旧のため、データのバックアップを取る一定要件があります。データベースのコンテンツを定期的にバックアップするようにタスクをスケジュール設定することができます。バックアップは、デフォルトでは、SQL Serverが実行されているホストに.bakファイルで保存されます。すべての機密データは、そのファイr内で暗号化されたままになります。
本書のこれ以降では、2つの種類のデータベースバックアップについて詳細に理解できます:
1.スケジュールされたバックアップ
この種類のバックアップで、データベースバックアップをいずれかの指定時間に実行できます。
データベースバックアップをスケジュール設定する手順:
- [管理者] >> [構成] >> [データベースバックアップ]の順に移動します。
- ポップアップされるウインドウで、スケジュールオプション -毎日、毎週または毎月を選択できます。
- バックアップを行う必要がある時間(dd:hh:mm)を選択します。
- 宛先ディレクトリフィールドのSQLサーバーが実行されているホストに、ディレクトリパス(<MSSQL_installation_folder>\Backup)が表示されます。バックアップは、すべての暗号化された機密データを保存する.bakファイルとして保存されます。このファイルは、災害復旧のためセキュアなセカンダリストーレジでバックアップすることを推奨します。バックアップファイルには、pam360backup_pam360version_YYMMDD-time.bakのファイル名構造があります。
- [保存]をクリックします。必要なバックアップスケジュールが作成されます。
2.インスタントバックアップ
上記のWebインターフェイスにある[今すぐバックアップ]ボタンをクリックして、オンタイムでいつでもオンデマンドバックアップを取ることができます。
3.オフラインバックアップ
下の手順にしたがって、PAM360データのオフラインバックアップを取ります:
- PAM360 Serviceを停止します。
- コマンドプロンプトを開き、<PAM360_Installation_Folder>/binディレクトリに移動します。
- BackupDB.batコマンドを実行します。
以下のファイル名構造で、.bakファイルが作成されます:OfflineBackup_backupdate-time.