サービス・デザイン(サービスの設計)
この段階の主な目的は、組織がビジネス需要を満たすために提供するITサービスを計画し、デザイン(設計)することです。新しいサービスの作成と設計、ならびに現在のサービスへの評価と関連する改善点も含みます。ITサービスのデザインにはいくつかの要素があります。
デザインコーディネーション
新しく設計または修正されたサービス、情報システム、テクノロジー、指標の一貫性と効果を確保するためのデザイン管理。
サービスカタログ管理
組織のIT関連サービスとそのステータス、他のサービスとの相互の関係性がわかるすべての情報を提供するサービスカタログを作成・維持。
リスク管理
ITサービスのプロセスによって引き起こされる潜在的なリスクを突き止め、それらの影響と最も妥当な回避策を記録します。
サービスレベル管理
顧客との話し合いをもとにサービスレベルの合意について明確にし、顧客に基づいてデザインされたサービスを確保します。
キャパシティ管理
提供されるITサービスのキャパシティを分析し、サービスレベルの目標を十分に満たすことができることを確実にします。
可用性管理
ITサービスで利用できるすべての局面を管理します。
ITサービス継続性管理
少なくとも最小限の合意されたサービスレベルが満たされていることを確認し、リスクを管理して、ビジネスの継続性が損なわれないようにします。
情報セキュリティ管理
データのセキュリティを維持し、組織の機密保持と統一性を保護します。
コンプライアンス
事業と法に則った方針に準拠したITサービスを確立させます。
アーキテクチャーマネジメント
マーケットで利用可能な新しいテクノロジーに基づいて、組織の技術的な展望の将来像を計画し、発展させていきます。
サプライヤー管理
サプライヤーが契約上の義務を確実に果たすように、サプライヤーとの契約を管理します。