Applications Managerでは、Dameng Databaseを監視できます。この機能を利用することで、Dameng Databaseのパフォーマンスを監視し、Dameng Databaseを使用したアプリケーションのボトルネックの特定や改善を実現できます。
APMツール Applications Manager
Dameng Database監視の概要
Applications ManagerのDameng Database監視機能の特長は以下の通りです：
データベースのステータスや効率性を一目で把握
データベース接続時間を監視することで、ユーザーがデータベースに遅延なく接続できているかを確認できます。Dameng Databaseのアクティブなセッション数を監視し、システム上で実行されている処理や負荷を正確に評価できます。
データベーストランザクションを監視
Applications ManagerのDameng Database監視ではDameng Databaseのトランザクションを簡単に可視化できます。トランザクションに関連するさまざまな指標を監視し、データの追加量やデータの変更・削除の頻度を把握できます。また、ロールバックフラグを監視することで、データベースの整合性も確認できます。
更新/挿入/削除クエリ数に基づく上位5つのトランザクションをグラフィカルに表示します。
表領域とセッションを可視化
Applications ManagerでDameng Databaseの表領域を、表領域ごとのタイプやステータスなどとともに可視化します。監視によって表領域の可用性やアクセシビリティ、領域使用率を確認し、データの増加に対応する適切なストレージ容量を確保したり、領域の不足を防いだりすることが可能になります。
Applications ManagerのDameng Database監視は、セッションに関する指標も監視します。各セッションで実行されているクエリを監視し、非効率なクエリパターンを特定できます。また、セッションのアクティビティパターンを分析することで、長時間稼働しているセッションやアイドル状態のセッションも特定できます。
DDL自動ステータスを追跡してデータベーススキーマの変更を適切に管理し、意図しない変更や不完全な変更を防止できます。
スレッドとバッファプールのパフォーマンスを可視化
スレッドIDとスレッド名、開始時間などを監視して、同時に実行されるスレッドを効果的に管理できます。Applications ManagerでDameng Databaseのスレッド間の適切な同期とリソース共有が可能になり、パフォーマンスの最適化に役立てることができます。
Applications ManagerによるDameng DatabaseのDBスレッド可視化
Applications ManagerによるDameng Databaseのバッファプール可視化
Applications ManagerのDameng Database監視では、バッファプールも可視化できます。これにより、ディスクI/Oの多い領域の特定や、メモリーの割り当ての最適化、read-aheadの有効性の評価などが実現できます。監視データの分析によって構成パラメーターの調整や、データ検索の最適化、I/Oレイテンシー削減などに繋げることができます。
パフォーマンスの問題を通知
Dameng Databaseの各監視項目に異常が発生した場合、アラート通知で管理者にすぐにお知らせします。
事前に設定するしきい値や過去の監視データの平均値に基づく可変しきい値のほか、平均値からのずれによって異常を検知するアノマリー検知によってアラートを発報できます。
アラート情報はメールやSlack、ServiceNowでのチケット起票など、さまざまな方法での通知が可能です。
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Dameng Database監視機能の設定方法の詳細については、Applications Managerのユーザーガイドをご覧ください。
関連機能
- データベース監視機能
Applications Managerのデータベース監視機能でできることや監視のメリットを紹介します。 - APMインサイト（Webトランザクション監視）
Applications ManagerのWebトランザクション監視機能であるAPMインサイトを紹介します。