Oracle Cloud Storage監視の必要性
Oracle Cloudは、高可用性・高耐久の企業向けストレージオプションを提供しています。しかし、クラウドシステム上で稼働させるアプリケーションのパフォーマンスについてはクラウドサービス事業者の稼働保証の範囲には入りません。アプリケーションのパフォーマンスに問題が生じた場合の調査や最適化、問題の迅速な解決には、監視ツールを使用してクラウドストレージを監視することが不可欠です。
Applications ManagerのOracle Cloud Storage監視を使用すると、ブロックボリューム、ファイルストレージ、オブジェクトストレージを含むさまざまなOracle Cloudサービスを監視できます。
Oracle Cloud Storage監視で主要なパフォーマンス項目を可視化
Applications ManagerのOracle Cloud Storage監視機能は、オブジェクト数、レイテンシ、リクエスト数、バケットサイズ、ストレージエラーなどの重要なパラメータ情報を提供します。
これらの項目は、使用しているストレージの量を測定し、Oracle Cloud Strage内のリクエストのパフォーマンスを把握するのに役立ちます。
無料で使えます[機能・監視数 無制限]
オブジェクトとリクエストを監視
Applications Managerでは、ストレージ容量が大きいオブジェクト、最近作成されたオブジェクト、特定のカテゴリにグループ化されたオブジェクトなど、Oracle Cloud Storageのオブジェクトに関する情報を取得します。
Applications Managerはオブジェクトのリクエストに関する詳細も提供します。
読み取り・書き込みリクエスト、それぞれのスループットを監視することにより、レイテンシを把握し、問題が表面化する前に発見することが可能になります。
ブロックボリュームを監視
ブロックボリュームメトリクスを監視することで、データがクラウドに安全に保存されていることを確認できます。Applications Managerでは、ボリュームの読み取り/書き込みスループット・ボリュームの読み取り/書き込み操作などの詳細なビューを取得します。ブロックボリュームをバックアップし、選択したバックアップポリシーに基づいて保持することも可能です。
ファイルストレージを監視
Applications ManagerのOracle Cloud Storage監視機能は、Oracle Cloud File Storageの統計情報を可視化します。使用されるストレージメモリの量、ファイルシステムの状態、最後のバックアップからの日数、最後のスナップショットの名前などの詳細を可視化できます。
また、コンピューティングシステムのマウントターゲットとバケットも把握可能です。
Oracle Cloud Strage監視の詳細情報
- Oracle Cloud Storage監視 ユーザーガイド
Oracle Cloud Storage監視のご利用方法やソフトウェア上での操作方法を紹介しています。 - スタートアップガイド
製品の導入手順から設定方法までの詳細ガイドです。
関連項目
- Oracle Cloud Infrastructure監視
Oracle Cloud Infrastructureのパフォーマンスを監視する機能をご紹介します。 - サーバー監視
サーバーOSのパフォーマンスを詳しく監視する機能をご紹介します。 - Oracle Database監視
Oracle Databaseのパフォーマンスや使用状況を監視する機能をご紹介します。