Applications Managerでは、Microsoft Azure Virtual Networkを監視できます。この機能を利用することで、ネットワーク構成とDDoSパフォーマンスを管理できるようになります。
Virtual Network監視ができる
APMツールApplications Manager
Microsoft Azure Virtual Network監視の概要
Applications ManagerのMicrosoft Azure Virtual Network監視機能を使用すると、以下のことが可能になります。
- ネットワークインベントリの概要を把握
- DDoS攻撃のパフォーマンスを確認
- ネットワーク構成の管理
- アラートと包括的なレポート
ネットワークインベントリの概要を把握
アドレスプレフィックスの数を追跡します。これにより、リソースに対応できる十分なIPアドレスを確保してアドレス空間を計画できるようになります。また、ピアリングの数を監視して、インフラストラクチャーにおける様々な要素間の通信が想定通りに機能しているかを確認できます。
DDoS攻撃のパフォーマンスを確認
ネットワークがDDoS攻撃を受けているかどうかを判定します。Applications Manager上で事前にアラート通知を設定しておくことで、攻撃が検出された際に、すぐに脅威に対応することを可能にします。 Microsoft Azure Virtual Networkを監視することで、以下のような攻撃関連のKPIを追跡します。
損失があったパケットを追跡し、ネットワークの容量とパフォーマンスに対する攻撃の影響を評価します。
攻撃中に受信したパケットを追跡して、攻撃の規模と今後生じる可能性のある影響を把握できます。
攻撃を受けたにもかかわらず送信されたパケットを追跡して、目的の宛先に到達できたトラフィックの量を測定します。
攻撃関連のKPIに加えて、ping関連の指標も監視できます。ping要求の平均ラウンドトリップタイムや、仮想マシンへpingした際に失敗した割合を測定します。これにより、ネットワークが遅延しているかと、今後問題が発生しやすいかを判断しやすくなります。
ネットワーク構成の管理
また、Microsoft Azure Virtual Networkが正しく構成されているかを確認できます。プロビジョニングの状態を監視し、ネットワークの作成や更新の進行状況を確認してネットワークの遅延を防ぎます。
仮想マシン保護が有効でない場合にアラート通知を設定することで、仮想マシンとデータを保護することができます。
アラートと包括的なレポート
Virtual Networkのパフォーマンスについて問題が発生したら、すぐにアラートを発報します。受信チャネルはメールやSlackから選択できます。また、トレンドレポートを分析してネットワーク内のDDoS攻撃の傾向を把握することで、ネットワークパフォーマンスを向上するのに最適な修正方法の特定に活用できます。
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