Oracle Autonomous Databaseのパフォーマンス維持には監視が不可欠
Oracle Autonomous Databaseは、自動運転、自動固定、自動修復機能を備えたクラウドデータベースサービスです。単一のデータベースのレポート、バッチ、IoT、機械学習などの複雑な処理を支える高性能トランザクションを実現します。
Oracleデータベース、クラウド、クラウドストレージインスタンスのパフォーマンスを良好な状態に保つには、パフォーマンスに関する項目を定期的に精査して管理する必要があります。これら項目を精査することで、データベースの機能を理解し、問題の原因を迅速に発見することができます。
業務システムやBtoCビジネス上で利用されるデータベースは、常に利用可能であるだけではなく、優れたトランザクションスループットを維持する必要があります。ビッグデータを処理するシステムでは、複雑なクエリが高速で処理されるため、データベースのパフォーマンスがシステムの稼働状況に大きく影響を及ぼす可能性があります。
自律データベースの重要なパフォーマンス項目を監視
Oracle Autonomous Databaseにより複雑なデータ処理を行うアプリケーション開発を簡単に行うことができますが、自律データベースを維持し、その依存アプリケーションの最適なパフォーマンスを確保するには、開発後にパフォーマンスを監視するためのツールも必要不可欠です。
ManageEngineのアプリケーションパフォーマンス管理ツール(APM)「Applications Manager」を使用すると、ダッシュボードに表示されるスループット、トランザクション、セッション詳細、ステートメント詳細などの主要なパラメーターを可視化することが可能です。この情報を使用して、データベースを最適化するためのポイントとなるクエリを特定することが可能です。
無料で使えます[機能・監視数 無制限]
データベース接続エラーを追跡
1分あたりのログオン失敗数や1分あたりの接続失敗数などを把握することで、データベース接続に関連するエラーを簡単に解決に導くことが可能です。
テーブルスペース(表領域)の詳細を取得
表領域を監視することで、Oracleデータベースでデータがどのように増加するかを追跡し、必要なタイミングでプロビジョニングを確保することを可能とします。Applications ManagerのOracle Autonomous Database監視を使用して、割り当てられたブロックとバイトの統計やテーブルの読み取りと書き込みの統計、データファイルのパフォーマンスに関する情報など、様々な表領域の詳細を取得します。
セッションとプロセス
Applications ManagerのOracle Autonomous Database監視は、セッション経過時間、使用CPU時間、メモリソート、テーブルスキャン、物理読み取り、論理読み取り、コミット、カーソル、バッファキャッシュヒット率など、Oracleセッションに関する重要な詳細を提供します。PGAを使用しているOracleプロセスと、最大PGAを消費する上位10プロセスを表示することも可能です。Oracleのセッションとプロセスを追跡することにより、Oracle Databaseの負荷状況を把握できます。
Oracleジョブを監視
Oracle SchedulerによってスケジュールされたOracleジョブのパフォーマンスとステータスを監視します。ジョブのステータス、最終実行ステータス、最終実行期間、実行カウント、および失敗カウントを一目で把握することができます。Autonomous Databaseシステムの重要なコンポーネントであるOracleデータベース効率を簡単に判断できるようになります。
Oracle Autonomous Database監視の詳細情報
- Oracle Autonomous Database監視 ユーザーガイド
Oracle Autonomous Database監視の利用方法を紹介しています。 - スタートアップガイド
製品の導入手順から設定方法までの詳細ガイドです。
関連機能
- Oracle Cloud Storage監視
Oracle Cloud Storageの監視機能を紹介します。 - Oracle VM監視
仮想化環境のOracle VM監視機能を紹介します。 - アプリケーションサーバー監視
アプリケーションサーバーのパフォーマンスを監視する機能を紹介します。