Citrix Virtual Apps and Desktops監視

Citrix Virtual Apps and Desktopsは、Citrix社が提供するアプリケーション仮想化（RDS）およびデスクトップ仮想化（VDI）ソフトウェアです。エンドユーザーの環境（アプリケーションやデスクトップ）に関係なく、データセンターに集約された高性能な仮想アプリケーションや仮想デスクトップを使用できるようになります。

ただし、リソースなどに負荷がかかると業務に支障を来すかもしれません。円滑に活用するためには常時の監視と、問題発生時の原因調査、アプリケーションとデスクトップのパフォーマンス分析が重要になります。

ManageEngine Applications ManagerのCitrix Virtual Apps and Desktops監視機能は、Citrixインフラのアプリケーションとデスクトップを監視し、パフォーマンスを可視化できます。

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仮想アプリケーションと仮想デスクトップの概要を把握

Applications ManagerのCitrix Virtual Apps and Desktops監視機能を使用すると、以下の図のように仮想アプリケーションの概要を一目で把握できます。障害が発生している装置や、切断されたセッションを特定するほか、メンテナンス中のデスクトップグループを分かりやすいグラフで可視化します。

Applications Manager Citrix Virtual Apps and Desktops監視の可視化 1/2

Applications Manager Citrix Virtual Apps and Desktops監視の可視化 2/2

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デスクトップグループの監視

Citrixインフラへの総ログオン時間（分）も監視できます。これによって、デスクトップグループ内の遅いログオンを検出できます。また、同時接続セッションについても監視可能です。この値を監視することで、デスクトップグループが過負荷にならないようにします。

また、メンテナンスモードのデスクトップグループ、および関連するマシンやアプリケーションの詳細についても確認できます。

マシンステータスの監視

マシン関連の重要なパフォーマンス指標を監視できます。障害が発生しているマシンを特定し、エンドユーザーに影響が及ぶ前に迅速にトラブルシューティングを行うことができます。メンテナンスモードのマシンも検出します。

マシンのIPアドレス、OSの種類、所属するデスクトップグループ、作成日などの設定の詳細も確認可能です。

リソース使用率の監視

リソースの使用率は、Citrixデスクトップの重要な指標です。Applications Managerでは、CPUとメモリーの使用量が増加しているマシンを即座に特定できます。この値が異常に増加している場合、マシンのパフォーマンスに支障をきたさないように、その原因を特定する必要があります。レイテンシーの値が高いマシンを分離し、根本的な理由を特定することで、快適な環境を維持します。

また、マシンに関連するユーザーや、マシンがユーザーに割り当てられているかどうかなどの詳細情報を得ることができます。保留中のアップデート属性がある場合は、管理者に通知することも可能です。

アプリケーションのパフォーマンス分析

インスタンス数上位10個のアプリケーションの状況を一目で把握できます。無効化されたアプリケーションを特定したり、作成日や変更日の属性からアプリケーションの変更を確認したりできます。また、アプリケーションのパスやブラウザ名など、その他の設定の詳細も監視できます。

Applications Managerで取得したデータは、レポートとして出力して利用することが可能です。傾向分析レポートを使用すると、さまざまな属性の履歴データ、ヒートチャート、および統計レポートを取得して、パフォーマンスの傾向を効率的に分析できます。また、機械学習（マシンラーニング）技術を使ってDockerコンテナの成長と利用率のトレンドを予測できます。利用状況を事前に把握することで、障害の発生を未然に防ぐことが可能です。

機械学習技術を用いた予測レポート

今すぐ活用できる統計分析レポート

セッションの追跡

アクティブなセッションの詳細も監視できます。セッションを処理するユーザー、ログイン時間、関連するマシン、開始日について把握できます。また、失敗したセッションに関するデータも表示できます。