Azure Synapse Analytics監視の概要
Azure Synapse Analyticsは、開発者とデータベース管理者のために作られた専用ツールであり、エンタープライズデータウェアハウス、ビッグデータ、ログや時系列分析を統合した分析プラットフォームです。
Applications Managerでは、Azure Synapse Analyticsを監視できます。この機能を利用しAzure Synapse Analyticsのパフォーマンスを監視することで、ボトルネックの特定や改善に活用できます。
Applications ManagerのAzure Synapse Analytics監視には、次のような特長があります。
- Azure Synapse Analyticsの状況を可視化
- SQLプールのパフォーマンスを表示
- ビッグデータプールのパフォーマンスを表示
- メールなどによるアラート通知
- 機械学習を搭載したレポートでパフォーマンスを分析
パフォーマンスを監視できる
APMツール Applications Manager
Azure Synapse Analyticsの状況を可視化
Applications ManagerのAzure Synapse Analytics監視機能では、Azure Synapse Analyticsのパフォーマンスに影響を及ぼすメトリクスを可視化できます。サーバーレスプール、Synapse Link、Synapseインテグレーション、パイプラインなどを監視することで、オペレーションを把握して起こりうるエラーの予測に役立てることができます。これらのメトリクスは、Azure Synapse Analytics監視ダッシュボードで、難しい設定をすることなく数値とグラフの両方で表示され、一目で状況を理解できます。
SQLプールのパフォーマンスを表示
Azure Synapse AnalyticsのSQLプールは、大規模なデータセットの保存とクエリに使用されます。Applications Managerでは、専用SQLプールとサーバーレスSQLプールの両方を監視できます。プールのリソース使用量、DWU制限、使用DWU、プールサイズ、ステータス、プロビジョニング状態など、専用SQLプールの重要なメトリクスを可視化します。また、アクティブなクエリ数、キューに入れられたクエリ、アダプティブ・キャッシュヒット数、アダプティブ・キャッシュ使用率、プール統計などのクエリ統計も監視します。
ビッグデータプールの状況を可視化
Applications Managerでは、Azure Synapse AnalyticsのApache Spark プールに割り当てられたvCoresとメモリー、アクティブなSparkアプリケーションや終了したSparkアプリケーション、ノード数、ノードサイズ、オートスケール動作の最小ノードと最大ノード、AutoPause Delay、プロビジョニング状態などの情報を表示できます。これにより、管理者はApache Sparkプールの状況を正しく理解し、適切にスケールできます。
メールなどによるアラート通知
各メトリクスの値に異常が発生した場合、アラート通知で管理者にすぐにお知らせします。 事前に設定するしきい値や過去の監視データの平均値に基づく可変しきい値のほか、平均値からのずれで異常を検知するアノマリー検知によってアラートを発報できます。 アラート情報はメールやSlack、ServiceNowでのチケット起票など、さまざまな方法での通知が可能です。
機械学習を搭載したレポートでパフォーマンスを分析
Azure Synapse Analyticsの監視データを、パフォーマンス傾向の分析やキャパシティ・プランニングに活用できます。
無料で使えます[機能・監視数 無制限]
Azure Synapse Analytics監視の詳細情報
- ユーザーガイド
Azure Synapse Analytics監視機能の利用方法や監視可能なデータなどを紹介します。
関連機能
- クラウド監視機能
Applications Managerのクラウド監視機能を紹介します。