OpenStackとは?
OpenStackとは、クラウドコンピューティングのためのオープンソースソフトウェア(OSS)です。OpenStackを使用すると、AWS(Amazon Web Service)のようなIaaSサービスを、プライベート環境に構築することが可能になります。
OpenStackには、主に以下のようなコンポーネントがあります。
Nova:仮想マシンを管理します
Cinder:ストレージを管理します
Neutron:ネットワークを管理します
Glance:仮想イメージのカタログを保存します
Keystone:他のOpenStackコンポーネントへのアクセス権限と認証を管理します
止められないシステムに採用されることの多いOpenStack
Openstack.orgによると、OpenStackを運用している組織の規模のボリュームゾーンは従業員数1,000~10,000。用途は、IaaSやNFV(Network Functions Virtualization)、ストレージ、業務アプリケーション、Webサービス・ECサイトが多くを占めています。いずれも障害が発生すれば大きなビジネス損失につながることは容易に想像がつきます。そのため、OpenStackの運用管理者は、定常的にパフォーマンスを監視する仕組みを備えておく必要があります。
よくある仮想マシンの「何か遅い」への対応
中でも仮想マシンやストレージが重くて困っているという方は少なくありません。サーバーやストレージ等、システムの基盤となるサービスがOpenStack上で動いているなら、今すぐ何とかしたいと考えていることと思います。そのためには、まずは現状を把握する必要があります。
仮想化環境の構築では、柔軟な環境構築が可能です。しかし同時に、リソース不足やパフォーマンス悪化などの問題を引き起こしやすいとも言えます。仮想化環境のリソースやパフォーマンスに問題が生じた場合、サーバー管理者は、仮想ホストから複数のゲストOSにわたり、多数の項目を確認する必要があります。
いざ障害が発生した時に問題を素早く特定するためには、常にシステムの稼働状況を把握することが有効となります。しかし、OpenStackは気軽にサービスを追加できる性質ゆえに、見るべき対象の数が変わります。それらを24時間365日、人力で監視するのは現実的ではありません。
そのため、多くの管理者が必要な監視をツールで自動化しています。
OpenStack監視を今すぐ簡単にはじめられるツール
ManageEngineが提供するApplications Managerもそのひとつです。OpenStackの監視を自動化し、OpenStack内に展開されているリソースの稼働状況を簡単に可視化できます。
無料で使えます[機能・監視数 無制限]
また、OpenStack上で管理されているインスタンスやイメージのサイズ等の情報も把握できます。これらに問題が発生した場合に、即座に管理者にメールで通知し、問題発生と同時にサービスやサーバー再起動、プログラムの実行等の対応自動化を実現することも可能です。
監視だけでなく、原因特定まで必要になる
仮想インフラの基盤を監視したい理由は、その上で稼働しているシステムが問題なく稼働しているか確認するためです。万が一システムが落ちた場合、あるいは、表示に時間がかかった場合、その原因を特定し、システムを復旧、改善させるまでを担当している管理者も少なくありません。また、仮想マシン上で稼働するサーバーやデータベース・Webアプリケーションのプログラムの遅延まで面倒を見ているという担当者もいるでしょう。
例えばECサイトなど、システム全体のパフォーマンス改善までの責任を持っている場合、サーバーOSからミドルウェア、アプリケーション性能、エンドユーザー体感まで、統合的に監視する必要があります。Applications Managerはそこまで応えます。
ツールで実現可能なOpenStack監視
統合監視ツールApplications Managerで実現可能なOpenStack監視は以下の通りです。
インスタンスのステータスを把握
現在のOpenStackプロジェクト内のインスタンスの情報を取得します。インスタンスの稼働状況を検知し、有効化、無効化、削除、起動、停止、再起動などのアクションを実行できます。
OpenStackサービスの重要なステータスを追跡
OpenStackアーキテクチャの全てのコンポーネント(タイプ、サービスがアクセスするエンドポイント、現在の可用性ステータスなど)の重要な情報を取得します。監視可能なサービスは、 コンピュート(Nova), アイデンティティサービス (Keystone), イメージサービス (Glance), ネットワーキング (Neutron)、また、Ceilometer, OpenStack billing/telemetryモジュールといったメタサービスです。Applications Managerコンソール上から有効化、無効化できます。
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イメージ情報を表示
OpenStackのデプロイメントのステータス、イメージのサイズを追跡します。イメージがパブリックであるか、プライベートであるかを通知できます。
平均修復時間(MTTR)を減らします
OpenStackのデプロイメントのパフォーマンスに問題が発生した際、素早くアラームを取得し、エンドユーザーに影響が及ぶ前に、迅速に是正措置をとることが出来ます。
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関連機能
- Windows監視
Windowsサーバー、Windowsクライアントの監視機能を紹介します。 - Linux監視
Linuxサーバー、Linuxクライアントの監視機能を紹介します。 - Active Directory監視
Active Directoryの監視機能を紹介します。