Hazelcastとは?インメモリデータグリッドとは?
HazelcastはJavaベースのインメモリデータグリッド(IMDG)です。 IMDGとは、RAMに保存されている大規模データをまとめて処理するために、複数のコンピューターをリンクしてRAMを共有する仕組みです。IMDGは大規模で並列化されたデータを高速で処理する必要があるアプリケーションに使用されます。
Hazelcastグリッドでは、データはクラスタのノード間で均等に分散され、処理とストレージのスケーリングが可能になります。バックアップもノード間で分散され、1つのノードでの障害にも影響を受けません。 Hazelcastを使用すると、システム遅延のボトルネックとなりやすいディスクI/Oを回避し、アプリケーションのパフォーマンスを大幅に向上させることができます。Hazelcastはデータベースの操作メモリ層としてよく使用されますので、データベースへのクエリ負荷を軽減して速度を向上させることが可能です。クラスタ構成のサーバーや物理的な分散構成を取るサーバー上で稼働するアプリケーションのパフォーマンスを向上させ、非常に高速に大規模なデータセットを管理するのに役立ちます。
アプリケーション性能管理ツール Applications Manager
Hazelcastを使用したアプリを効率的に監視・可視化する方法
Hazelcastを使用してアプリケーションを構築している場合、アプリケーションの構成が複雑になりやすいと言えます。そのため、アプリケーションのパフォーマンスを最適化するためには、アプリケーションの構成を可視化し、パフォーマンスの低下がないことを確認するために監視することが不可欠です。
ManageEngineが提供するAPMツールである「Applications Manager」は、Hazelcastの監視機能を提供しています。Hazelcastグリッドとクラスタのパフォーマンスを監視して可視化し、問題がある場合は直ちに管理者にお知らせするほか、障害と同時にプログラムを実行したり待機サーバーを起動したり等の自動化にも対応しています。
無料で使えます[機能・監視数 無制限]
Hazelcastのパフォーマンスメトリクスを可視化
Applications ManagerのHazelcast監視機能でHazelcastグリッドのパフォーマンスをわかりやすく可視化できます。クラスタ・スレッド・メモリ・オペレーション・マップなどの重要なパラメータを監視します。
広範なリソース使用状況の統計を取得
メモリ使用率・使用されたスレッド・ヒープメモリ・非ヒープメモリなどのリソース使用統計を取得して監視できます。Hazelcastがリソース不足になることを防止します。
操作・パーティション・イベントを監視
Hazelcastグリッド・接続・パーティション上で実行されている操作とイベントを可視化し、過負荷によって発生するパフォーマンス低下のリスクを低減します。
設定とクラスタの詳細を可視化
Applications ManagerのHazelcastクラスタ監視は、クラスタと構成の仕様を提供することで、グリッドをよりよく理解することができます。
キューとトピックを監視
バックアップ・Empty Poll・イベント、オファー、公開、受信操作などをリアルタイムで統計表示し、Hazelcastのキューとトピックを監視できます。
迅速なトラブルシューティング
Hazelcastの重要なメトリクスにしきい値を設定し、値が許容範囲を超えた場合にすぐ管理者にお知らせします。しきい値として、固定の値・動的な値・ベースライン値を選択できます。さらに、障害発生と同時にプログラムを実行したり、待機サーバーを起動したりなどの自動化にも対応しています。
機械学習を搭載したレポートで将来のニーズを予測
Applications Managerが提供する傾向分析レポートを使用して、一定期間に渡って様々なメトリクスの履歴データを分析することができます。機械学習(マシンラーニング)を搭載したレポート分析により、最大3年先までの成長と利用傾向を予測します。
Hazelcast監視の詳細情報
- Hazelcast監視 ユーザーガイド
Hazelcast監視の利用方法を解説したApplications Managerユーザーガイドです。 - スタートアップガイド
製品の導入手順から設定方法までの詳細ガイドです。