Python監視の概要
Applications Managerでは、Pythonで構築されたアプリケーションを監視できます。この機能を利用してPythonアプリのパフォーマンスを監視することで、ボトルネックの特定や改善に活用できます。
Applications ManagerのPython監視機能を使用すると、以下のことが可能になります。
- Pythonアプリのパフォーマンスを可視化
- データベース操作の可視化
- トランザクションの解析
- 分散アプリケーションのトレース
- エラーや例外の分析
- Pythonアプリの依存関係をマッピング
- メールなどによるアラート通知
アプリケーション性能管理ツール Applications Manager
Pythonアプリのパフォーマンスを可視化
Applications Managerでは、Pythonアプリケーションのパフォーマンスに関するメトリクスを簡単に可視化できます。
アプリケーションの応答時間をコンポーネントごとに表示し、遅延が発生している箇所をすぐに切り分けられます。また、エンドユーザーがPythonアプリケーションに対して、どれくらい満足しているかを数値でわかりやすく表示します。
データベース操作の可視化
Pythonアプリケーション内で実行されるすべてのデータベース操作と、その応答を監視します。各データベース操作を可視化し、それぞれの応答時間やリクエスト率、エラー率、スループットを1つのコンソールで表示します。
トランザクションの解析
Pythonアプリケーションにおけるトランザクションのパフォーマンスをグラフ化します。これにより、今後パフォーマンスに問題が発生しそうな箇所の分析や予測が実現できます。
また、トランザクションのパフォーマンス可視化に重要な応答時間やエラーコード、例外、スループットなどのメトリクスをわかりやすく表示します。
分散アプリケーションのトレース
Applications Managerでは、分散アプリケーションのトレースに対応しています。この機能により、1つのリクエストによって実行されるアプリケーション操作の全体を可視化します。アプリケーションのコードパスをきめ細かく可視化することで、Pythonサービスのエラーや遅延を特定できます。トランザクションに関与する最も遅いトレースだけを抜き出し、パフォーマンスのボトルネックの起点を明らかにできます。
エラーや例外の分析
Applications ManagerのPythonアプリケーション監視画面から、例外とエラーの発生を一目で確認できます。また、Pythonアプリケーションのエラーコードを追跡するだけでなく、各コードのカウントが一定の上限を超えるたびにアラートを発報できます。これにより、Pythonアプリケーションに発生するエラーや例外の傾向を把握できます。
Pythonアプリの依存関係をマッピング
Applications Managerは、Pythonアプリケーションのすべての依存関係をグループ化し、それらの間のレスポンスタイムやリクエスト数、スループットを可視化します。複雑化しやすいアプリケーションの構造を可視化することで、問題が発生しているコンポーネントを一目で発見できるようになります。この機能により、問題の影響範囲を簡単に把握できます。
メールなどによるアラート通知
各メトリクスの値に異常が発生した場合、アラート通知で管理者にすぐにお知らせします。 事前に設定するしきい値や過去の監視データの平均値に基づく可変しきい値のほか、平均値からのずれで異常を検知するアノマリー検知によってアラートを発報できます。アラート情報はメールやSlack、ServiceNowでのチケット起票など、さまざまな方法での通知が可能です。
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APMインサイト Pythonアプリケーション監視の詳細情報
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Pythonアプリケーション監視機能の利用方法や監視可能なデータなどを紹介します。
関連機能
- Webページ分析機能
Webページ分析機能でできることや監視のメリットなどを紹介します。 - クラウド監視機能
Applications Managerのクラウド監視機能を紹介します。