エンドユーザー体感の監視と管理
ネットワークが複雑化するにつれ、ネットワークの監視も高度な技術が必要になってきました。サービスのアップタイムを監視するだけ、あるいは、pingを送信して待ち時間を測るだけでは、十分とは言えなくなっています。DNS、LDAP、Ping、メールサーバーなど、ビジネス上の重大なネットワークサービスを常に最適な状態で利用できるよう、パフォーマンスを維持しなければなりません。
アプリケーションに発生しているパフォーマンスの問題を迅速に把握し、ユーザーへの影響が生じる前に解決することが求められます。
ManageEngineのアプリケーションパフォーマンス管理ツール(APM)である「Applications Manager」では、ネットワークインフラのパフォーマンスを監視することに加えて、企業やアプリケーションサービスをエンドユーザーの視点から監視することが可能です。
エンドユーザー体感監視が対応しているサービスおよびプロトコル
- DNS
- LDAPサーバー
- メールサーバー
- ping
- リアルブラウザー監視
- Telnet
別拠点からエンドユーザーパフォーマンスを監視する
エンドユーザー監視ツールは、企業の別拠点オフィスや実際の顧客のロケーションから、DNS・LDAP・Ping・メールサーバーなどのネットワークサービスのエンドユーザー体感監視を実現します。
これらの機能により、IT管理者は、ビジネスに不可欠なネットワークサービスがエンドユーザーに対してどのように見えているか監視することが可能です。
エンドユーザー体感監視を管理する利点
従業員の生産性の向上
ビジネスに欠かせないアプリケーションの応答時間が遅いと、従業員の士気が低下してしまう可能性があります。生産性を高めるためにデプロイされたアプリケーションならば、快適に使えることは不可欠です。
したがって、高価なERPソリューションへの投資において最大限の効果を得るために、応答時間を適切に保つことが重要です。
エンドユーザー体感を管理することでSLAを満たす
エンドユーザー体感監視を用いてアプリケーションを監視することで、ITチームは重要なアプリケーションが期待どおりに動作しているかどうか確認することが可能です。
エンドユーザーパフォーマンス監視ツールを使用してサービスレベルアグリーメント(SLA)を満たすように監視します。
エンドユーザー監視の導入方法
エンドユーザー監視を利用するには、別拠点のオフィス(支社)や、製品導入先のサーバーに、専用のエージェントをインストールする必要があります。
エージェントが有効になると、それぞれが各地のサービスパフォーマンスの情報を収集し、Applications Managerがインストールされたサーバーにデータを渡します。
集められたデータから、 Applications Managerがエンドユーザーの体感を計測します。
参考:■エンドユーザー体感監視の導入方法