Applications ManagerにはIBM HTTP Serverの監視機能があります。この機能を利用することで、パフォーマンスを監視し、ボトルネックを特定するのに活用できます。
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IBM HTTP Serverの監視
Applications ManagerのIBM HTTP Server監視を使用すると、サーバーの応答時間や稼働時間などを含むパフォーマンス状況の概要を一目で把握できます。 たとえば、合計アクセス数を確認することでサーバーが最後に起動または再起動されてからサーバーに対して行われたリクエストまたは接続の数がわかり、サーバー全体の負荷を把握できます。
サーバーリクエストの監視
IBM HTTP Server監視のうち、リクエスト数やバイト転送のメトリクスは重要です。これらのメトリクスは、使用されているリソースの量の測定に活用できます。
たとえば1分あたりのリクエスト（Request Per Minute）のメトリックは、1分間にサーバーが受信したリクエストの平均数を示しています。このメトリクスにしきい値を設定し、リクエスト数が想定を超えた場合に管理者に通知するように設定することで、サーバーの負荷に重大な問題が発生する前に対処することができます。
サーバー使用率の監視
IBM HTTP Server監視機能では、サーバーがどの程度効率的に利用されているかも把握できます。次のメトリクスを定期的に確認しましょう。
ビジー サーバー
現在使用中で、受信リクエストをアクティブに処理しているサーバーの数を示しています。この値が一貫して増加している場合は、サーバーの負荷が高まり、受信リクエストを処理できなくなっている可能性があります。これによって、応答時間が遅くなったり、サーバーのクラッシュにつながる可能性があります。
アイドル サーバー
現在利用可能であるものの、リクエストの処理に使用されていないサーバーの数を指します。アイドル状態のサーバー数が多い場合は、リソースをスケールダウンする必要がある可能性があります。
サーバー設定の詳細の確認
サーバーの設定の詳細は、［設定］タブで把握できます。IBM HTTP Serverのバージョンやサーバーの構築日、関連するOSの詳細を確認できます。 この画面でサーバーの設定を定期的に把握することで、脆弱性への対応や構成管理に活用できます。
メールなどによるアラート通知
各メトリクスの値に異常が発生した際、アラート通知を出すことで迅速に対応できます。 事前に設定するしきい値や過去の監視データの平均値に基づく可変しきい値のほか、平均値からのずれによって異常を検知するアノマリー検知によってアラートを発報できます。
アラート情報はメールやSlack、ServiceNowでのチケット起票など、さまざまな方法での通知が可能です。
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