NetFlow Analyzer用のMS SQL Serverの設定

NetFlow AnalyzerのバックエンドデータベースとしてMS SQL Serverを使用する場合は、機能性の確保のため、MS SQLデータベースサーバーにNetFlow Analyzer用の別アカウントを作成することをお勧めします。既存のサーバーアカウントの認証情報を使用する場合、アカウント設定手順を省略しインストールを進めてください。
なお、高可用性のため、本番環境にはMS SQLデータベースを使用することを強くお勧めします。

以下、MS SQL Serverの設定手順を紹介しますが、詳細に関してはベンダーへのお問い合わせをお願いします。

 

MS SQLの設定手順

ステップ1
MS SQLデータベースサーバーとNetFlow Analyzer間の正常な通信を確保するため、以下の手順で、新しいアカウントを作成します。

  1. SQL Management Studioを開き、サーバーアカウント認証情報/Windows認証情報を使用してログインします。
  2. [Login]を右クリックします。
  3. [New Login]を選択します。

ステップ2
認証タイプを選択します。Windows認証の場合は、Windowsログイン認証情報を使用してログインします。SQL Server認証の場合はパスワードを入力します。

ステップ3
[Server Role]をクリックします。「dbcreator」、「public」、「sysadmin」のすべてをサーバーの役割として選択します。

ステップ4
[User Mapping]をクリックします。データベースロールの所有権を「db_owner」と「public」として、このログインを「master」にマップします。

ステップ5
[OK]をクリックします。

 

SQLデータベースをリモートサーバーに配置する場合

  1. SQLのネイティブクライアントをダウンロードします。
  2. MS SQL Serverでbcp.exeファイルとbcp.rllファイルを探し、NetFlow Analyzerインストールディレクトリ/binフォルダーにコピーします。
    ※MS SQL Serverが64ビットOSに、NetFlow Analyzerが32ビットサーバーにインストールされている場合は、MS SQL Serverでコピーしたbcp.exeファイルとbcp.rllファイルはNetFlow Analyzerで動作しません。
メモ
Microsoft SQL Server 2008 R2ネイティブクライアント(SQL Serverのネイティブクライアント)は、単一のダイナミックリンクライブラリ(DLL)であり、SQL OLE DBプロバイダーとSQL ODBCドライバーの両方を含みます。ネイティブコードAPI(ODBC、OLE DB、ADO)を使用してMicrosoft SQL Server 2000、2005、または2008に接続するアプリケーションのランタイムサポートを含みます。SQL Server 2008 R2機能を活用した、新しいアプリケーションの作成または既存のアプリケーションの改善には、SQL Serverのネイティブクライアントを使用する必要があります。このSQL Serverのネイティブクライアントの再配布可能なインストーラーは、新しいSQL Server 2008 R2機能活用のために必要なクライアントコンポーネントをインストールします。また、SQL Serverのネイティブクライアントのインストーラーは、SQL ServerのネイティブクライアントAPIを使用するアプリケーションを開発するために必要なヘッダーファイルを、オプションとしてインストールします。
ネイティブクライアントのインストール詳細については、次のサイトを参照してください。
http://msdn.microsoft.com/ja-jp/library/ms131321.aspx