Application Visibility and Control(AVC)の設定方法

メモ
本マニュアルに記載の機器仕様について、古い情報が含まれる可能性があります。 最新の詳細情報は機器ベンダーやメーカーへ確認をお願いいたします。

Cisco Application Visibility and Control(AVC)は、Cisco ASR1000とISR G2ルーターから詳細情報を取得し、NBAR2アプリケーションレポートとARTレポート、QoS統計レポート、HTTPホストレポートを作成します。

Easy Performance Monitor(ezPM)は、NetFlow Analyzerなどの外部コレクターにAVC情報をエクスポートするように監視を設定するCiscoの機能です。 ezPMは機能を追加します。監視のプロビジョニングの既存方法には影響しません。15.4(1)T以上のiOSプラットフォームまたは3.10S以上のiOS XEプラットフォームで利用できます。

NetFlow Analyzerは、ASR1000とISR G2ルーターからezPMでエクスポートされたAVCフローをサポートします。

ezPMには以下の2つのプロファイルが含まれています。

  • Application Experience
  • Application Statistics

NetFlow Analyzerでは、装置のApplication Experienceプロファイルに基づき詳細情報が表示されます。
Application Experienceプロファイルは以下の監視を含みます。

  • アプリケーション応答時間(ART)
  • URL
  • メディア
  • 会話のトラフィック情報

AVCのコンフィグ方法

AVCのコンフィグ方法についてはこちらのページを参考にしてください。

AVCのコンフィグサンプル

以下、ASR1000またはISR G2からIP「192.168.2.1」のサーバーへ、送信元インターフェース「GigabitEthernet0/1」に対し宛先UDPポートを「9996」として、AVCステータスをエクスポートするコンフィグのサンプルです。

router>enable
router#config terminal
router(config)#performance monitor context netflowAVC profile application-experience //「netflowAVC」はコンテキスト名です。
router( config-perf-mon )# exporter destination 192.168.2.1 source GigabitEthernet0/1 port 9996 // 「192.168.2.1」はNetFlow AnalyzerインストールサーバーのIPアドレスです。
router(config-perf-mon)# traffic-monitor application-response-time ipv4
router( config-perf-mon )# traffic-monitor conversation-traffic-stats ipv4
router( config-perf-mon )# traffic-monitor url ipv4 // IPv4のURL監視をエクスポートします。IPv6をIPv4の代わりに使用することもできます。
router( config-perf-mon )# traffic-monitor media ipv4 // IPv4のメディアネット情報監視をエクスポートします。IPv6をIPv4の代わりに使用することもできます。

// 装置の有効なインターフェースすべてに以下の手順を実行する必要があります。
router(config)# Interface GigabitEthernet0/1
router(config-if)# performance monitor context netflowAVC

設定が完了するとNetFlowデータが出力されます。指定したインターフェースの[NBAR]タブ配下でそのデータが表示されます。