課金

[レポート]→[NFA]→[課金]
課金レポートは、NetFlow Analyzerで認識した監視対象内での発生通信量や速度を基準に課金額を算出し、月次/四半期ごとのレポート化および添付資料としてメール送付を実現します。
ISP、MSP、MVNO、MSP、保守運用の再販事業者、グループ企業のIT部門などに適した機能であり、ユーザー課金や部署間のコスト付け替えに必要な情報を提供します。
会社組織では社内部門ごとのコスト付け替え等に、インターネットサービスプロバイダー等では顧客向けの情報をレポート化いただけます。
なおタイムゾーンは柔軟に個別設定が可能、さらに各国の通貨に対応しています。

 

レポートの生成手順

  1. [レポート]→[NFA]→[課金]→画面右上の[追加]をクリックします。
  2. 課金プラン(レポート)名と説明を入力します。
  3. 課金タイプを[速度][ボリューム(容量)]から選択します。
  4. 通貨を選択します。
    ※日本円はJPY
  5. 基本速度/ボリューム(容量)値と基本料金額を入力します。
  6. 追加速度/ボリューム(容量)値と追加料金額を入力します。
  7. パーセンタイルもしくはデータ転送計算基準とアラートの有効化を設定します。
    ※課金タイプが[ボリューム(容量)]の場合、アラートを3段階(基本ボリューム(容量)値に対してX%,Y%,Z%で指定)で設定可能です。
  8. [税やその他料金の追加]から追加金額を設定し[+]アイコンをクリックして追加します。
  9. [次へ]をクリックします。
  10. レポートの生成対象とする装置/インターフェースやIPグループ、インターフェースグループを選択し[次へ]をクリックします。
    他の課金レポートで選択済みの対象は、別の課金リスト(レポート)内で再度対象とすることができません。
  11. レポート生成/メール送付時期を[月次][四半期ごと]から選択し、月日を指定、送付メールの宛先アドレスと件名を入力後[保存]をクリックします。
    ※カンマ「,」で区切りながら複数のメールアドレスを指定可能です。

 

生成レポートの操作

特定課金リストで「オンデマンド」をクリックすると、課金サイクルの開始日から現在の日付までの期間の課金書を生成可能です。
[レポートの表示]から生成レポートの一覧を確認可能です。
さらに[表示詳細]をクリックして表示されるページでPDFアイコンをクリックするとPDFレポートとして即時にレポートの出力が可能です。
ゴミ箱アイコンをクリックして、課金レポートを削除可能です。
編集 アイコンをクリックして、課金レポートの設定を編集可能です。
※特定の課金プランで生成されたすべてのレポートが削除されます。
※課金プランの料金を変更すると、その時点ではなく、次の課金サイクルから有効となります。
※インターフェースやIPグループ/インターフェースグループが課金プランから削除、もしくは監視対象として追加される場合、更新前の記録は残存し、以降は更新後の監視対象の課金が生成されます。
※基本速度/ボリューム、基本料金、追加速度/ボリューム、追加料金、課金計算(95パーセンタイル/データ転送)の編集は、次の課金サイクルから有効になります。
※メールアドレスとしきい値アラートの編集は即時有効になります。
※課金期間と課金作成日は変更できません。

 

パーセンタイル

95パーセンタイル計算の例:

送受信マージ:

受信の元データ:0.139 0.653 0.201 0.116 0.084 0.032 0.047 0.185 0.198 0.203 0.276 0.370 0.971 0.233 0.218 0.182 0.169 0.126 0.131 0.157
送信の元データ:1.347 1.435 1.229 0.523 0.438 0.231 0.347 0.689 0.940 1.248 1.385 1.427 3.988 1.265 1.221 1.013 0.992 0.874 0.896 1.002

送受信をひとまとめにする

0.139 0.653 0.201 0.116 0.084 0.032 0.047 0.185 0.198 0.203 0.276 0.370 0.971 0.233 0.218 0.182 0.169 0.126 0.131 0.157 1.347 1.435 1.229 0.523 0.438 0.231 0.347 0.689 0.940 1.248 1.385 1.427 3.988 1.265 1.221 1.013 0.992 0.874 0.896 1.002

まとめたものを並べ替える

3.988 1.435 1.427 1.385 1.347 1.265 1.248 1.229 1.221 1.013 1.002 0.992 0.971 0.940 0.896 0.874 0.689 0.653 0.523 0.438 0.370 0.347 0.231 0.276 0.233 0.218 0.203 0.201 0.198 0.185 0.182 0.169 0.157 0.139 0.131 0.126 0.116 0.084 0.047 0.032

並べ替え後の送受信には、40個のサンプルが含まれています。40の5%は2であるため、トップ5%の破棄とは、データからトップ2のサンプルを破棄することになります。残りは次のようになります。

並べ替えデータ(5%カット後) 1.427 1.385 1.347 1.265 1.248 1.229 1.221 1.013 1.002 0.992 0.971 0.940 0.896 0.874 0.689 0.653 0.523 0.438 0.370 0.347 0.231 0.276 0.233 0.218 0.203 0.201 0.198 0.185 0.182 0.169 0.157 0.139 0.131 0.126 0.116 0.084 0.047 0.032

元データの95パーセンタイルとは、この残りデータで最大の値です。したがって、その値は、次のようになります。

送受信の95パーセンタイル1.427 Mbps

送受信別

受信の元データ:0.139 0.653 0.201 0.116 0.084 0.032 0.047 0.185 0.198 0.203 0.276 0.370 0.971 0.233 0.218 0.182 0.169 0.126 0.131 0.157

送信の元データ:1.347 1.435 1.229 0.523 0.438 0.231 0.347 0.689 0.940 1.248 1.385 1.427 3.988 1.265 1.221 1.013 0.992 0.874 0.896 1.002

並べ替えると、次のようになります。

受信を並べ替える:0.971 0.653 0.370 0.276 0.233 0.218 0.203 0.201 0.198 0.185 0.182 0.169 0.157 0.139 0.131 0.126 0.116 0.084 0.047 0.032

送信を並べ替える:3.988 1.435 1.427 1.385 1.347 1.265 1.248 1.229 1.221 1.013 1.002 0.992 0.940 0.896 0.874 0.689 0.523 0.438 0.347 0.231

送信・受信とも、20個のサンプルで出来ています。20の5%は1であるため、トップ5%の破棄とは、各データセットからトップ1のサンプルを破棄することになります。残りは次のようになります。

受信データ(5%カット後):0.653 0.370 0.276 0.233 0.218 0.203 0.201 0.198 0.185 0.182 0.169 0.157 0.139 0.131 0.126 0.116 0.084 0.047 0.032
送信データ(5%カット後):1.435 1.427 1.385 1.347 1.265 1.248 1.229 1.221 1.013 1.002 0.992 0.940 0.896 0.874 0.689 0.523 0.438 0.347 0.231

送受信それぞれで、95パーセンタイルとは、この残りデータで最大の値です。したがって、双方の95パーセンタイルは次のようになります。

受信の95パーセンタイル=0.653 Mbps

送信の95パーセンタイル=1.435 Mbps

算出された2つの95パーセンタイル値のうち高い方が、課金に使用される最終95パーセンタイル値になります。

95パーセンタイル=1.435 Mbps