リリースバージョン/ビルド番号の新機能や修正内容については、こちらのページをご参照ください。
バージョン16.8 の新機能と追加サポート機能一覧
Applications Manager 16.8 までに新たに追加された機能や、新たにサポートする機能をご紹介します。
(2024年9月26日リリース)
新機能
- Oracle RAC監視
- Python監視
- SAP Java監視
- Damengデータベース監視
- Azureネットワーク・インフラストラクチャー監視
- Azureネットワーク管理と配信監視
- Azure Database監視
- Azure Virtual Network監視
- Azure Synapse Analytics監視
- Azure Functions監視
- Azure Cache for Redis監視
- Azure App Service監視
- Azure Premium Storage監視
- Azure Virtual Machine Scale Sets監視
Oracle RAC監視を新たに追加
Oracle RACでは、クラスタ内の固有のノード(サーバー)上で複数のインスタンスが動作します。これらのインスタンスが連携して共有データベースを管理することで、Oracle Databaseの可用性、スケーラビリティ、ロードバランシングが強化されます。
Applications Managerでインスタンスの監視を行うことで、データベースサイズに意図しない増減があった場合に通知を受け取ることができます。また、ユーザーセッション数を追跡することで、インスタンスの負荷を測定できます。
詳細はOracle RAC監視をご参照ください。
Python監視を新たに追加(APMインサイト)
Applications Managerでは、Pythonアプリケーションのパフォーマンスに関するメトリクスを簡単に可視化できます。
アプリケーションの応答時間をコンポーネントごとに表示し、遅延が発生している箇所をすぐに切り分けられます。また、エンドユーザーがPythonアプリケーションに対して、どれくらい満足しているかを数値でわかりやすく表示します。
詳細はPython監視をご参照ください。
SAP Java監視を新たに追加
- RFC(Remote Function Call)は、異なるSAPシステム間やSAPシステムと非SAPシステム間の通信に使用されます。RFCを監視することで、通信がスムーズに行われているかを確認できます。Applications Managerを使用して、RFCの平均I/Oや平均RFC数を監視できます。
- SAP Java Application Server では、他の非SAPシステムやJavaコンポーネントへの外部呼び出しが可能です。外部呼び出しを監視することで、システム間の通信の安定性と効率を確認できます。外部呼び出しの割合が低下した場合は、ネットワークの問題、サーバーの不具合、認証エラーなどが原因である可能性があります。
- Webサービスは、SAPシステムの機能を他のシステムに公開するために使用されます。Applications ManagerはWebサービスを監視し、サービスの可用性、パフォーマンス、応答時間を可視化し、問題の発生を迅速に検知できるようにします。
- ディスク容量が不足すると、サーバーのクラッシュやデータ損失、パフォーマンスの問題が発生する可能性があります。Applications Managerでディスク容量を監視し、容量が不足しないように適切に管理する必要があります。
詳細はSAP Java監視をご参照ください。
Damengデータベース監視を新たに追加
データベース接続時間を監視することで、ユーザーがデータベースに遅延なく接続できているかを確認できます。Dameng Databaseのアクティブなセッション数を監視し、システム上で実行されている処理や負荷を正確に評価できます。
詳細はDamengデータベース監視をご参照ください。
Azureネットワーク・インフラストラクチャー監視を新たに追加
Applications Managerでは、Microsoft Azureで構築したネットワーク インフラストラクチャを監視できます。この機能を利用することでAzureネットワークのボトルネックを発見し、ネットワークのパフォーマンス改善に繋げることができます。
以下のサービスの監視に対応しています。
- Azure Application Gateway
- Azure ExpressRoute
- Azure Firewall
- Azure Network Interface
- Azure Virtual Network Gateway(VPN Gateway)
詳細はAzureネットワーク・インフラストラクチャー監視をご参照ください。
Azureネットワーク管理と配信監視を新たに追加
Applications Managerでは、Microsoft Azureで構築したネットワークサービスを監視できます。この機能を利用することでAzureネットワークのボトルネックを発見し、ネットワークのパフォーマンスを改善できます。
Applications Managerは、ネットワーク管理とコンテンツ配信のパフォーマンスを一目でわかるように可視化し、Azureのネットワーク管理と配信の円滑な運用をサポートします。以下のサービスの監視に対応しています。
- Azure ネットワーク接続
- Azure DNS(パブリック・プライベート)
- Azure Front Door(Content Delivery Network)
- Azure Network Watcher
- Azure パブリック IP アドレス
- Azure Traffic Manager
詳細はAzureネットワーク管理と配信監視をご参照ください。
Azure Database監視を新たに追加
Applications Managerでは、Azure Databaseを監視できます。この機能を利用してAzure Databaseのパフォーマンスを監視することで、Azure Databaseを使用したアプリケーションのボトルネックの特定や改善に活用できます。
Applications Managerでは、以下のAzure Databaseの監視をサポートしています。
- Azure Database for PostgreSQL
- Azure Database for MySQL
- Azure Database for MariaDB
- Azure Database for CosmosDB
詳細はAzure Database監視をご参照ください。
Azure Virtual Network監視を新たに追加
アドレスプレフィックスの数を追跡します。これにより、リソースに対応できる十分なIPアドレスを確保してアドレス空間を計画できるようになります。また、ピアリングの数を監視して、インフラストラクチャーにおける様々な要素間の通信が想定通りに機能しているかを確認できます。
詳細はAzure Virtual Network監視をご参照ください。
Azure Synapse Analytics監視を新たに追加
Applications ManagerのAzure Synapse Analytics監視機能では、Azure Synapse Analyticsのパフォーマンスに影響を及ぼすメトリクスを可視化できます。サーバーレスプール、Synapse Link、Synapseインテグレーション、パイプラインなどを監視することで、オペレーションを把握して起こりうるエラーの予測に役立てることができます。これらのメトリクスは、Azure Synapse Analytics監視ダッシュボードで、難しい設定をすることなく数値とグラフの両方で表示され、一目で状況を理解できます。
詳細はAzure Synapse Analytics監視をご参照ください。
Azure Functions監視を新たに追加
Azure Functionsは、Cosmos DBやBlob StorageのようなAzureサービスにおけるHTTPリクエスト、タイマー、メッセージキュー、データ変更など、さまざまなワークフローを簡単に構成できます。 Applications ManagerのAzure Functions監視機能では、Azure Functionsのリクエストの処理状況やステータスコードを可視化します。発生頻度の高い4xxエラーもすぐに発見できます。
詳細はAzure Functions監視をご参照ください。
Azure Cache for Redis監視を新たに追加
Azure Cache for Redisのパフォーマンスを監視できます。キャッシュインスタンスで実行された操作とコマンド数、リクエスト処理中に発生したエラーやキャッシュに存在するさまざまなキーのステータスを可視化することで、Azure Cache for Redisの動作状況を正確に把握できます。
詳細はAzure Cache for Redis監視をご参照ください。
Azure App Service監視を新たに追加
App Service上でホストされているWebアプリケーションの応答時間、CPU時間、使用率、可用性などを監視することで、WindowsやLinux上でホストされているWebアプリのパフォーマンスを可視化します。サーバーの稼働時間やWebアプリケーションの現在のステータスを常に確認できるようにすることで、問題のあるインスタンスを検出し、パフォーマンスが低下した場合にすぐに対策を講じることができるようになります。Webアプリが使用するファイルシステムのストレージとワーキングメモリーの量を測定し、リソースの割り当てを最適化したり、必要に応じてプランのスケールアップ/スケールアウトを決定したりするのに役立てることができます。
詳細はAzure App Service監視をご参照ください。
Azure Premium Storage監視を新たに追加
Azure Premium Storageは、高速なデータ配信と大容量のストレージの提供に対応したストレージサービスです。低レイテンシーかつ高スループットのストレージ性能が要求されるアプリケーションや、大量のトランザクションを扱うアプリケーションにおける利用に適しています。 Applications ManagerではBlob storageとFile storageの監視が可能です。
詳細はAzure Premium Storage監視をご参照ください。
Azure Virtual Machine Scale Sets監視を新たに追加
Applications ManagerでAzure VMSSを監視することでメモリーとCPUの使用率を把握できます。これらの値が常に高い場合、パフォーマンスの低下、応答時間の増加、ユーザーエクスペリエンスの低下につながる可能性があります。
詳細はAzure Virtual Machine Scale Sets監視をご参照ください。
関連ドキュメント
リリースノート | リリースノート |
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ヘルプドキュメント | スタートアップガイド、ヘルプドキュメントなど |
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