ログファイルのインポート

Firewall Analyzerでログを解析するにあたり、対象装置からFirewall Analyzerのインストールサーバーにログを直接転送する方法と、ログファイルをインポートしてログ情報を取り込む2つの方法があります。
本ページでは、ログファイルのインポート機能について記載します。

以下の設定画面に遷移します。
[設定]→[システム]→[ログファイルのインポート]


画面右上の[ログのインポート]よりインポートを実施します。
インポート機能には、以下2つのオプションがあります。いずれかを選択してください。

  • ローカルホスト
  • リモートホスト
  • 本機能を使用してインポートしたログデータを削除する機能は実装されていません。
    そのため、同じファイルを複数回インポートした場合、データが重複して表示されるのでご留意ください。
    ※本画面上の[削除]は、インポート履歴のみを削除します。
  • インポートを実施した日時から、データ保存期間のカウントが開始されます。
    syslogデータ内に日時フィールドが含まれている場合も、インポート実施日時が基準となります。

ローカルホスト

Firewall Analyzerに接続している端末上(インストールサーバー含む)にログファイルが存在する場合、「ローカルホスト」を選択してインポートを実施します。

インストールサーバー上から直接Firewall Analyzerにアクセスした場合、[スケジュール]機能と[ディレクトリ]機能が表示されます。
リモート端末からアクセスした場合、[ファイル]機能のみ表示されます。

ローカルホストの画面で選択できるオプションは以下の通りです。

ファイル

項目 説明
ファイルの場所 ローカル内に保管されているファイルの場所を指定します。
テキストファイルまたはZipファイルをインポート可能です。
※ファイル最大ファイル:1GB
未解析/ジャンクレコードは無視する Firewall Analyzerで解析不可なログが含まれている場合、そのレコードはスキップし、解析可能なレコードのみを参照します。
次を仮想ファイアウォールとする(※) 仮想ファイアウォールと物理ファイアウォールを分ける際に使用します。
チェックがない場合、インポートされる装置は物理装置として識別されます。
ログファイルを既存の装置にマッピング インポート対象の装置が既にFirewall Analyzerに追加されている場合、対象装置にマージするようインポートします。

スケジュール

項目 説明
ファイルの場所 ローカル内に保管されているファイルの場所(パス含む)を指定します。
時間間隔(分):開始 ファイルの参照間隔を指定します。
動的にファイル名を変更する 日時等、インポート対象のファイル名が動的に変化する場合にチェックを入れ、ファイル名の変更パターンを入力します。
未解析/ジャンクレコードは無視する Firewall Analyzerで解析不可なログが含まれている場合、そのレコードはスキップし、解析可能なレコードのみを参照します。
次を仮想ファイアウォールとする(※) 仮想ファイアウォールと物理ファイアウォールを分ける際に使用します。
チェックがない場合、インポートされる装置は物理装置として識別されます。
ログファイルを既存の装置にマッピング インポート対象の装置が既にFirewall Analyzerに追加されている場合、対象装置にマージするようインポートします。

[時間間隔(分)]と[開始]を指定しない場合、対象のファイルが1度のみ即時インポートされます。


ディレクトリ

項目 説明
ファイルの場所 ファイルが保管されているディレクトリパスを指定
未解析/ジャンクレコードは無視する Firewall Analyzerで解析不可なログが含まれている場合、そのレコードはスキップし、解析可能なレコードのみを参照します。
次を仮想ファイアウォールとする(※) 仮想ファイアウォールと物理ファイアウォールを分ける際に使用します。
チェックがない場合、インポートされる装置は物理装置として識別されます。

リモートホスト

ログファイルがローカル端末上ではなく、リモート端末上にある場合、こちらのオプションを選択してインポートを実施します。

項目 説明
ホスト名/IPアドレス リモート端末のホスト名もしくはIPアドレスを入力
ユーザー名、パスワード リモート端末にアクセスするための認証情報を入力
プロトコル アクセス時のプロトコルを選択
・FTP
・SFTP/SSH
ポート プロトコル選択時に自動的にポートが反映されます。必要に応じて変更してください。
時間間隔(分):開始 ファイルの参照間隔を指定します。
ファイルの場所 リモート端末に保管されているファイルの場所を指定
※ファイルサイズ:最大2GB
動的にファイル名を変更する 日時等、インポート対象のファイル名が動的に変化する場合にチェックを入れ、ファイル名の変更パターンを入力します。
未解析/ジャンクレコードは無視する Firewall Analyzerで解析不可なログが含まれている場合、そのレコードはスキップし、解析可能なレコードのみを参照します。
次を仮想ファイアウォールとする(※) 仮想ファイアウォールと物理ファイアウォールを分ける際に使用します。
チェックがない場合、インポートされる装置は物理装置として識別されます。
ログファイルを既存の装置にマッピング インポート対象の装置が既にFirewall Analyzerに追加されている場合、対象装置にマージするようインポートします。

(※)
[次を仮想Firewallとする]オプションは、VDOMのsyslogファイルをインポートする場合に有効化します。
・Firewall Analyzerに既に装置が追加されている場合:本オプションを有効化し、Firewall Analyzerに追加されている既存装置のIPアドレスを入力してインポートしてください。
・Firewall Analyzerに装置が追加されていない場合:初めにVDOMのsyslogファイルをインポートし装置追加を行います。それ以降は本オプションを有効化の上、追加した装置のIPアドレスを入力してVDOMのsyslogファイルをインポートしてください。

※本オプションを有効化した場合、IPアドレスの入力は必須です。IPアドレスの入力なしにインポートを実施すると、エラーが発生します。
※入力したIPアドレスが、Firewall Analyzerの[インベントリ]画面に存在しない場合、新規装置として追加されます。

・[時間間隔(分)]と[開始]を指定しない場合、対象のファイルが1度のみ即時インポートされます。


インポート実施後の各項目について

[ログファイルのインポート]画面の一覧に、インポート実施後の各情報が記録されます。

項目 説明
ファイル名 インポートを実施したファイル名
リモートホスト インポートを実施した端末情報(ホスト名またはIPアドレス)
プロトコル インポートに使用したプロトコル
ステータス インポートステータス
インポート時間 インポート実施時刻
サイズ インポートしたファイルのサイズ
経過時間 インポート完了までの時間
レポート表示 リンクをクリックすると、[レポート]→[FWAレポート]画面に遷移します。
アクション リモートホストで設定したインポートアクションの有効化/無効化の設定をします。
※ローカルホストからインポートを実施した場合、項目は表示されません。

ビルド12.5.476以降、ログファイルをインポート後に表示される[レポート表示]リンクをクリックすると、syslogに含まれる日時に応じて、自動で日付/時間が指定された状態でFWAレポートが表示されるよう、仕様変更しました。
なお、syslogに日時データが存在しない場合には、デフォルトの「今日」が指定されてFWAレポート画面に遷移します。

※ビルド12.5.476未満の環境では、「今日」の時間がデフォルトで指定されてFWAレポートに遷移されます。
※ログファイルをインポート後も、装置追加されない場合や、[レポート表示]リンクが表示されない場合、該当のsyslogデータが、Firewall Analyzerで解析可能なログではない可能性があります。 その場合には、弊社サポート窓口までお問い合わせください。サポートより、対象のsyslogデータの有効性を確認いたします。