Check Pointファイアウォールの設定
Firewall Analyzerは、以下のバージョンのLog Exporter(ログエクスポーター)をサポートしています。
R77.30、R80.10、R80.20以降
Firewall Analyzerは64bit版をご提供しており、Check Point LEAはサポート対象外です。
Log Exporterをご利用ください。
Check Pointログのエクスポート
R80.20
Log ExporterはR80.20で統合されています。専用パッケージのインストールは不要です。
|
R80.10
マルチドメインサーバー、マルチドメインログサーバー、セキュリティ管理サーバー、ログサーバー、スマートイベントサーバーにインストールします。
|
R77.30
マルチドメインサーバー、マルチドメインログサーバー、セキュリティ管理サーバー、ログサーバー、スマートイベントサーバーにインストールします。
Log Exporterは、R77.30 Jumbo Hotfix Take 292以上を対象にインストールすることができます。 |
このホットフィックスは、Jumboの後にインストールする必要があります。上位Jumboへのアップグレードにはホットフィックスのアンインストールを行い、新規Jumboが配置され次第、再インストールする必要があります。
バージョン | 日付 | CPUSEオンライン識別子 | CPUSEオフラインパッケージ |
R80.10 | 2019年1月20日 | Check_Point_R80.10_Log_Exporter_T43_sk122323_FULL.tgz | TGZ |
R77.30 | 2018年11月6日 | Check_Point_R77.30_Log_Exporter_T30_sk122323_FULL.tgz | TGZ |
CPUSEを使用してホットフィックスをインストールします。sk92449をご確認ください。
CLIによるLog Exporter設定(syslog転送)
ホットフィックスを適用すると、ファイアウィールが自動で再起動します。
- Check PointにTelnet/SSH接続し、次のコマンドを実行
cp_log_export add name <name> target-server <Firewall Analyzer IP address> target-port 1514 protocol udp format cef - 次のコマンドで新規ログエクスポ―ターを起動
cp_log_export restart name <name>
Check Pointのログファイルをインポート
事前にCheck PointファイアウォールのSmartView Trackerで、以下の変更を行います。
SmartView Trackerでの変更
- SmartView Trackerを開き、[View]→[Query Properties]をクリック
- 以下の属性が選択されていることを確認
- Elapsed
- Bytes
- Client InBound Bytes
- Client OutBound Bytes
- Server InBound Bytes
- Server OutBound Bytes
- Status
- URL
Firewall AnalyzerにインポートするCheck Pointのログファイルをプレーンテキストで作成する方法
Check Pointのログファイルをプレーンテキストで作成してエクスポートする方法は2つあります。
方法1:
Check Point Management Stationのコマンドプロンプトで、以下のコマンドを実行
Check Point NGの場合以下のコマンドを使用してください。
fwm logexport -d ; -i fw.log -o exportresult.log -n -dは区切り文字、-iは入力ログファイル、-oは出力ASCIIファイル、-nはログファイル内のIPアドレスのDNS解決を実行しないことを意味します。 |
上記のコマンドで、exportresult.logという名前のASCIIファイルが作成されます。
このファイルを、Firewall Analyzerのインストールサーバーにコピーまたは転送し、ファイルをFirewall Analyzerにインポートしてください。
方法2:
- Check PointのSmartTrackerのUI左側のツリーで、すべてのレコードを選択
- [File]→[Export]を選択
- プロファイルのファイル名を入力(例:exportresult.log)
このファイルを、Firewall Analyzerのインストールサーバーにコピーまたは転送し、ファイルをFirewall Analyzerにインポートしてください。
仮想マシン(仮想ドメイン)のログ
Check Pointの物理マシンの仮想ファイアウォールからログを受信するために、Firewall Analyzerで個別に必要な設定はありません。
syslogデータに、属性「orig_name」が存在する場合、ログの送信元が仮想ファイアウォール(VDOM)であるとみなします。それ以外の場合、物理マシンとみなします。
FAQ
syslog転送にはCheck Pointの各クラスターを変更する必要があるか
Check PointのSmartDashboardのみ設定してください。Firewall Analyzerは、syslogのフィールド(orig_name)の値にもとづいてクラスターを自動で検出します。
トラフィックレポートの値がすべて0と表示される場合の対応について
以下の手順を実施し、表示状況をご確認ください。
- SmartDashboardからすべてのルールを表示
- [Track]を[log]ではなく[Account]にセットし、ファイアウォールの各ルールで適用
これにより、バイト情報を取得するようになります。 - すべてのルールで「Track」値を「Account」に設定したのち、すべてのポリシーをインストール
Check Pointの証明書を再設定後、ファイアウォールからsyslogを取得できなくなった場合
Check Point Management Serverで、OPSECオブジェクトの値を編集する必要があります。編集後、設定を保存しOPSECオブジェクトとの信頼を確立します。
その後、ポリシーをCheck Point Management Serverに再インストールします。