バックアップとリストア、サーバー移行
概要
計画的なメンテナンス時や予期せぬ障害が発生したときに備え、Firewall Analyzerを一定の時点に復元(リストア)できるように
バックアップを取得しておくことが重要です。
本ページでは、Firewall Analyzerのバックアップならびにリストア手順についてご案内します。
製品ビルドをアップグレードする際には、事前にバックアップの取得を必ず実施するようお願いします。
アップグレード関連ナレッジ
バックアップとリストア手順(PostgreSQL)
Firewall Analyzerのバックアップ、リストアは、インストールフォルダー「OpManager」全体のコピーを使用します。
リストア先は、バックアップ取得元と同一のOS種別(Linux/Windows)、OS bit数であることが必須です。
バックアップ
PostgreSQLをご利用の場合には、以下の手順で、Firewall Analyzerのバックアップを取得します。
- Firewall Analyzerを停止
起動、停止手順は、こちらのページをご参照ください。 - Firewall Analyzerのインストールフォルダー全体をコピー退避
インストールフォルダー「OpManager」をコピー後、別ディレクトリまたは別サーバーへ退避します。
※本手順でコピーしたフォルダーが、バックアップファイルです。
リストア
バックアップ手順で取得したバックアップファイルでリストアを実施します。
ご利用環境やリストア目的に応じて、以下の手順で実施してください。
Linux
- バックアップファイル「OpManager」を新サーバーに配置
(現行サーバー上の場合、既存のOpManagerフォルダーに上書き) - 管理者権限でターミナルを起動
- インストールフォルダー[.../OpManager/bin/]に遷移し、以下のコマンドを実行し、起動を確認
./run.sh - 起動確認後、製品を一度停止
- ターミナルから、インストールフォルダー[OpManager/bin/]で以下のコマンドを実行し、サービスとして再登録
./linkAsService.sh
上記手順を実施後、アプリケーションまたはサービスとして起動し、ご利用ください。
起動、停止手順は、こちらのページをご参照ください。
Windows
- 同一サーバー上でリストアを行う場合、現行のOpManagerサービスを停止し、
バックアップファイル「OpManager」をバックアップ取得時と同様のフォルダーパスに配置(上書き) - Firewall Analyzerを起動
起動、停止手順は、こちらのページをご参照ください。
MS SQLの場合
MS SQLをご利用の場合には、インストールフォルダー全体のバックアップならびにMS SQLデータベースのバックアップ両方の取得を実施します。
- インストールフォルダーのバックアップとリストア手順は、PosgreSQLの場合と同様です。
- MS SQLデータベースのバックアップとリストア
SQL Server Management Studio等、MS SQLのツールの機能で、OpManagerDBのバックアップ、リストアを実施してください。
サーバー移行
以下の手順でサーバー移行を実施してください。
※以下はWindowsサーバー用の移行手順です。Linuxの場合は、上記リストア手順を参照してください。
バックアップ・リストア手順と同様、異なるOS間(Windows→Linux、Linux→Windows)、bit間の移行はサポートしていません。
- 現行サーバーで利用している同ビルドのFirewall Analyzerを、新サーバーに新規インストール
以下のいずれかより、最新ビルドのインストーラーファイルを入手いただけます。
※Windowsのプログラムとして登録します。- 評価版DLページ
- ManageEngine Community
※上記、評価版DLページの「※ご購入後のお客様へ」をご参照ください。
※現在最新ビルドをご利用でない場合、現行環境で最新ビルドへアップグレードした後にサーバー移行の実施をご案内しております。
リリースビルドならびにアップグレード手順については、こちらのページをご参照ください。
- 新規インストールならびに起動確認後、Firewall Analyzerを停止させ、インストールフォルダー「OpManager」の名前をリネーム
- バックアップファイルとして取得した「OpManager」フォルダーを、新規サーバーでインストールした同フォルダーパスに配置
- 新サーバー上でコマンドプロンプトを管理者権限で起動し、
[.../OpManager/bin/]で以下のコマンドを実行(バックアップ時のデータで製品が起動することを確認)
run.bat - 起動を確認後、Firewall Analyzerを停止
- コマンドプロンプト[.../OpManager/bin/]で、以下のコマンドを実行し、サービスとして再登録
OpManagerService.bat -r
OpManagerService.bat -i - コマンドプロンプト[.../OpManager/bin/]で、以下のコマンドを実行
initPgsql.bat
上記手順を実施後、製品起動を行いバックアップ時のデータで稼働していることを確認しましたら、
手順2でリネームした旧フォルダーを削除するようお願いします。
移行元の本番環境を稼働させつつ、移行先の新しい環境に正規ライセンスを適用し、並行稼働させることはできません。
※並行稼働が必要な場合、期間に応じた特別ライセンスを販売いたします。
詳細は、当社営業「jp-mesales@zohocorp.com」までお問い合わせください。
参考ページ