Windowsメンテナンスの実行を一元管理してメンテナンスを効率化する

クライアント管理ソフト

デフラグとは?

デフラグは、ストレージ上で断片化したデータを並び替える機能です。

ファイルの削除やプログラムのアンインストールを実行した後にファイル追加やインストールを実行すると、ハードディスク中で1つのファイルのデータがあちこちに散らばって保存された状態になることがあります。これを断片化といい、データの取得に時間がかかるため、システムのパフォーマンスが低下します。

パフォーマンスを維持するためには、定期的なディスクのデフラグツールの使用が不可欠です。またSSDに対しても、デフラグツールの使用は有効です。デフラグツールはSSDに対してトリムを行い、書き込み(ランダムライト)の速度を向上させます。

チェックディスクとは?

チェックディスクは、ストレージ内のエラーを検知し修復する機能です。

突然の電源遮断や経年劣化などにより、ハードディスクやSSD上に不良セクタ、クロスリンクされたファイル、ディレクトリエラーが発生することがあります。不良セクタとは、何らかの障害によってデータの読み書きができなくなったセクタ(領域)です。また、クロスリンクは同一の領域に複数のファイルが書き込みされてしまった状態で、ディレクトリエラーはファイルを読み取ることができなくなった場合に発生します。

エラーが発見された場合でもチェックディスクを実行して修復を行うことで、そのまま同じハードディスクを使い続けることが可能です。しかし、不良セクタ数が多くなっていると、修復では対処できない場合もあります。そのため、定期的にチェックディスクを行い、状態を確認する必要があります。

ディスクのクリーンアップとは?

ディスクのクリーンアップは、ディスク内の不要なファイルを削除して空き容量を増加させる機能です。

ごみ箱の中のファイルやWebページを閲覧した際の一時ファイルなどは必要ないため、ストレージを圧迫する前に削除します。Window 10 バージョン1703以降では、より強力なストレージセンサーが実装されています。

デフラグツール・チェックディスクツールで複数端末のWindowsメンテナンスを効率化

システムのパフォーマンスを最大限に引き出すためには、チェックディスク、デフラグやディスクのクリーンアップといったWindowsメンテナンスを定期的に実行することが必要です。

Windows 10 では、デフラグを定期的に実行する機能が実装されています。しかしWindows標準のデフラグはバックグラウンドで処理するため、動作が遅くなったり、結果の把握が難しいといった問題もあります。加えて、チェックディスク中は端末操作ができないため、業務時間外に実施する必要があります。

複数の端末に対してIT管理者の負担を増やすことなく、定期的にこうした操作を実施するには、スケジューラー機能を備えたデフラグツール・チェックディスクツールの導入が効果的です。

Endpoint Central によるWindowsメンテナンス

Windowsに付属する標準のメンテナンス機能を定期的・自動的に実行する機能を、デフラグツール・チェックディスクツールとして使用できます。ドメイン/グループ/OU等の単位で複数の対象を選択し、実施の有無や実施間隔を対象ごとに細かく設定することが可能です。

また、スケジューラー機能により、タスクを業務時間外に設定することで、業務に支障をきたすことなくWindowsメンテナンスを実行できます。

デフラグ

  • 分析レポートのみ出力/分析とデフラグの実施
  • 空き領域の統合
  • バックグラウンドでの実施

ディスクチェック

  • ディスクチェック時に全ディレクトリのファイル名前を表示
  • エラーの修復
  • クイックチェック

ディスクのクリーンアップ

  • ストレージセンサー(Windows 10 バージョン1703以降のみ)
  • 一時ファイルなどファイルの種類を指定して削除(Windows 10 バージョン1703以前のみ)

Wake On LAN

  • LAN内からの手動による起動(Wake On LAN対応機種のみ)
  • スケジューラー設定による自動起動(Wake On LAN対応機種のみ)

リモートシャットダウン

  • シャットダウン
  • 再起動
  • 休止
  • スタンバイ
  • コンピュータのロック

チャット

  • IT管理者と端末ユーザー間のチャット
 

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