Petyaとは?
「Petya」は、昨今激化しているサイバー戦争に新たに現れた身代金要求型ウィルス(ランサムウェア)であり、世界中のビジネスにおいて猛威を振るっています。そのため、Windows OSを搭載したコンピューターでWindowsアップデートを実行せず使用している企業は、その攻撃に対して脆弱性があるので日々その脅威に晒されています。また、「Petya」は「Wannacry」の次世代として位置づけられていましたが、想像よりもはるかに深刻な被害をもたらしました。「Petya」は「Wannacry」とは異なり、データを復元するための身代金要求が目的ではなかったので、失われたデータを復元できなかったからです。
「Petya」は「EternalBlue」という攻撃を使用してシステムへのアクセス権限を獲得し、複数の方法を経由してネットワーク上で拡散します。Microsoftでは、2017年3月にパッチを配布しましたが、それまでにウクライナで数千台ものコンピューターが被害を受け、その後も世界64か国から多くの被害報告がありました。
Endpoint CentralでPetyaからネットワークを保護する方法
Petyaは、OSのWindowsアップデートを行っていないコンピューターを標的とします。そのため、Petyaの攻撃からコンピューターを守るには、常に最新パッチを適用する必要があります。
Petyaからネットワークを守るには、次の手順で実現できます。
各コンピューターに重要パッチを配布
コンピューターのパッチ脆弱性データベースが最新であることを確認します。データベースを更新するには、「パッチ管理 タブ > 今すぐアップデート」をクリック
データベースを同期したら、管理されたコンピューターをスキャンします。「パッチ管理 タブ > システムスキャン > すべてをスキャン」をクリック
重要パッチが欠落しているかを確認するには、「パッチ管理 タブ > 適用可能パッチ 」をクリックし、パッチ説明ボックスで”Petya”を検索します。コンピューター上で該当パッチを欠落しているか、既にパッチが配布済みであるかを識別し、ネットワークがPetyaによるランサム攻撃から保護されていることを確認できます。
このように、簡単に攻撃から保護できる機能を備えたEndpoint Centralのご利用をご検討の際、まずは評価版をお試しください。25台のコンピューターと25台のモバイルデバイスを30日間無料で管理できます。
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