更新プログラム(Windows Feature Update)配布をチェック1つで自動化

統合エンドポイント管理ソフト

更新プログラムの基礎知識

重要な機能更新プログラムWindows Feature Update

Windows PCを利用していると、Windows Updateによる更新プログラムや、Microsoft UpdateによるOfficeのセキュリティ更新など、頻繁に修正プログラムがリリースされます。

その中でも重要度の高いアップデートがWindows Feature Updateです。機能更新プログラム、略してFU、メジャーアップデートという呼称もあります。Windows Feature UpdateはUIの変更や改善、Windowsの機能の追加や更新など、文字通り「feature(目立った特徴)」を更新するため、重要かつ重い機能更新プログラムになります。

Windows Feature UpdateはWindows 10から始まりましたが、それ以前のWindows 8.1、Windows 8、Windows 7では、機能の変更・追加やUIを改善する「サービスパック」がありました。それと似た概念の更新プログラムがWindows Feature Updateです。

同様にWindows 10から始まったもう一つの更新プログラムがWindows Quality Updateです。品質更新プログラム、略してQUと呼ばれることもあり、Windowsの品質を最新の状態に保つ更新プログラムです。脆弱性の修正やセキュリティパッチなど品質維持のための重要な更新プログラムです。

この2種類の更新プログラムを適用することで、WindowsやOfficeなどの製品は、最も安全かつ高機能な状態へ一括アップデートされます。作業の効率性・安全性を高めるために、Microsoft社は、最新の更新プログラムの適用を推奨しています。

複数システムへの更新プログラム適用における課題

機能更新プログラム Windows Feature Updateは、なるべく迅速にインストールしたいところですが、様々な課題もあります。IT管理者は更新プログラムのリリースのたびに、以下のような声に対応してきたのではないでしょうか?

「インストールが途中からまったく進まない」「PCがフリーズした」「インストールしたら使えなくなったアプリがある」「今忙しくてアップデートしている場合じゃない」

どのOS/バージョンにおいても、正常に自動更新が実施され、更新プログラムが適用されるとは限りません。そのため、IT管理者が個別のシステムに対し、それぞれのOS/アプリケーションの状態をチェックし、更新プログラムが適用されているかどうかを確認していく作業が必要です。

Windows Feature Updateをスムーズに進めるための対策

  • 最初に一部のPCで更新プログラムの検証を行い、アプリケーションとの相性を確認
  • ダウンロードを段階的に行い、組織全体のネットワークの負荷を抑える
  • 万が一に備え、バックアップデータを取っておく
  • 更新プログラムの適用をユーザー任せにせず、IT管理者が更新プログラムの適用を把握できる仕組みにする
  • 確実なIT資産管理を実施することで、組織で使用される端末を把握し、更新プログラムの未適用がないようにする
Windows Feature Updateは現在、1年に1回です。以前に比べてリリース回数は減りましたが、これらの対策をすべて実施するのはなかなか大変です。そこで取れる対策の一つが「更新プログラムのインストールの自動化」「更新プログラム配布のコントロール」です。

複数システムへの更新プログラムのインストールを自動化するには?

チェック操作だけで更新プログラムを自動配布

Endpoint Central の パッチ管理機能 では、Windows OS(Windows 10 / Windows 11)の各種更新プログラム(月例更新、機能更新プログラム)やアプリケーションの更新プログラムのインストールも自動化できます。更新プログラムを複数のシステムに対して必要なもののみを一括で順次配布し、自動的にインストールすることで時間と労力を削減できます。

また、コンピューターに現在適用されている更新プログラムを識別するためにスキャンを実施し、適用されていない更新プログラムを適切に配布できます。

チェックするだけで、更新プログラム(Windows Feature Update)配布を自動化 【チェックするだけで、更新プログラム(Windows Feature Update)配布を自動化】

Endpoint Centralの特徴

  • 更新プログラムの複数システムへの一括インストールを自動化。組織全体のネットワークへの負荷も調整可能に。
  • ダウンロードした更新プログラムの利用をPCごとに制御し、業務アプリなどへの不具合を防止。
  • 更新プログラムのインストール状況の表示により、未適用のPCユーザーにインストールを促すことも可能。

サポートOS

  • Windows 10
  • Windows 11
  • Windows Server 2016
  • Windows Server 2019
  • Windows Server 2022

.Net Framework アプリケーション

  • .Net Framework 4.5(4.5.1)
  • .Net Framework 14.5(4.5.2)
  • .Net Framework 4.6

Office アプリケーション

  • Microsoft 365 Apps for Business Current Channel
  • Microsoft 365 Apps for Business Semi-Annual Channel
  • Microsoft 365 Apps for Enterprise Current Channel
  • Microsoft 365 Apps for Enterprise Semi-Annual Channel
  • Microsoft 365 Apps for Enterprise Semi-Annual Channel Targeted
  • Microsoft Office 2022
  • Microsoft Office 2019
  • Microsoft Office 2016
  • Microsoft Office 2013

その他

サポートするアプリケーションは随時追加しています。詳細はEndpoint Centralの対応アプリケーションをご覧ください。