Linuxコンピューターの管理

クライアント管理ソフト

Linuxコンピューターの管理

近年、企業ではLinuxの利用が急増しています。インストールや利用自体が簡単な上、柔軟にカスタマイズできることももちろんですが、オープンソースのOSであることが最大の決め手だという企業も多いです。しかしながら導入後におけるコンピューター管理には、管理者にとって多くの時間と手間がかかります。Endpoint Centralは、クライアント管理業務を自動化し、マルチOSを一元管理することで、コンピューター管理を効率化させます。

サポート対応のバージョン

現在、Endpoint Centalは、以下のLinux ディストリビューションのコンピューターをサポートしています(日本国内向けリリース最新版におけるサポート対象です)。

  • Red Hat Enterprise Linux
  • CentOS Stream
  • Ubuntu
  • Debian
  • Oracle Linux
  • Rocky Linux
  • Amazon Linux(※ 2024年11月現在、ベータ版のためサポート対象外です。正式対応をお待ちください。)
  • SUSE Enterprise Linux
  • Open SUSE*
  • Fedora*
  • Linux Mint*
  • Pardus(※ 2023年1月現在、サポート対象の全バージョンはベンダーのEoLを迎えています。)

*:Open SUSE, Fedora, Linux Mint のパッチ管理機能には対応していません。

ディストリビューションごとに利用可能な機能について、詳細は、Linux OS別対応機能一覧表をご確認ください。

Endpoint Centralで管理可能なOSのバージョンに関する情報は、以下をご覧ください。パッチ管理機能の場合、(A)と(B)の両方を満たす必要がありますが、資産管理などその他の機能の場合(A)のみを満たす必要があります。

  • (A) 動作環境・システム要件のエージェントをインストール可能なOS
  • (B) パッチ管理機能でサポートする対応OS/アプリケーション一覧

  • Linuxにおいてサポートする機能

    Endpoint Centralは、企業でのLinux管理をシンプルにする、以下の機能をサポートしています。

    IT資産管理

    Linuxにエージェントをインストールしてスキャンを実行するため、ソフトウェアとハードウェアに関する最新の情報を漏れなく確実に取得します。

    • システムを定期的にスキャンして、ソフトウェア(パッケージ情報)やハードウェアに関する詳細情報を収集
    • ソフトウェアライセンスを管理
    • ソフトウェアとハードウェアの追加/削除など特定イベントに関するアラートをメール通知
    • 上記すべての項目を含むレポートを出力

    パッチ管理

    ネットワーク上のすべてのLinux端末にセキュリティパッチを適用するための、様々なオプションを提供します。

    • Linux OSとサードパーティ製アプリケーションへパッチを自動配布(対応するアプリケーション
    • パッチコンプライアンスの監査とレポートを出力

    ソフトウェア配布

    debベースのディストリビューション(Ubuntu, Debian)に対して、管理者によるソフトウェアインストール/アップデート/アンインストールを実行。

    ※ rpmベースのディストリビューション(Red Hatなど)に対しては、任意のスクリプトを実行する「カスタムスクリプト」機能を使用することで対応可能な場合があります。

    • 既定のアプリケーション一覧から選択してパッケージのインストール/アンインストールを実行
    • ソフトウェア配布のカスタマイズやスケジュールを設定

    構成

    登録したスクリプトを複数台で一括実行できる「カスタムスクリプト」機能の実行

    リモート制御

    • X Window GUIコンポーネントが利用可能なLinuxにリモート接続し、管理者がWebブラウザーから管理対象Linuxマシンを遠隔操作
    • リモート接続時、マルチモニター環境に対応
    • X Window GUIコンポーネントのないLinuxに対しても利用可能な、管理コンソール上から管理対象Linuxマシンのターミナルを遠隔実行するシステムマネージャー機能

    脆弱性管理

    ※ Endpoint Central Cloud Security Edition のみ利用可能です。

    • 管理対象Linuxの脆弱性をスキャンし、対応策を適用。
    • CISコンプライアンスに基づくセキュリティ構成管理(SCM)。

    豊富な管理レポート

    インベントリ、パッチ管理などに関するレポートを出力します。

 
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