Endpoint Centralの動作環境・システム要件

• サーバー
  
  • Endpoint Centralサーバー
    サーバーの最小ハードウェア要件、サーバーのソフトウェア要件
  • 配信サーバー*
    配信サーバー*の最小ハードウェア要件、配信サーバー*のソフトウェア要件
  • その他の要素
    MS SQLサーバー*の要件、セキュアゲートウェイサーバー*の要件、サマリーサーバー*の要件
• 管理対象
  
  • エージェント（管理可能なシステム）
    最小ハードウェア要件、エージェントをインストール可能なOS（管理可能なシステム）
  • モバイルデバイス（管理可能なデバイス）
    MDM(モバイルデバイス管理)のサポート対象OS
• 関連情報
  • Endpoint Centralを利用する上で必要なポート、通信を許可する必要のあるドメイン

*配信サーバー、SQLサーバー、セキュアゲートウェイサーバー、サマリーサーバーは、システムの構成や規模などに応じて適宜設置/追加します（必須要素ではありません）。Endpoint Central オンプレミス版のシステム構成イメージについては、こちらのナレッジをご覧ください。

Endpoint Centralサーバーの最小ハードウェア要件

Endpoint Centralサーバーの最小要件は、管理対象の台数（コンピューター、サーバー、モバイルデバイスの合計台数）によって変わります。また、この表で示した情報は最小要件であることにご注意ください。

* ディスク容量については、OSが必要とするサイズや、配布するパッチ・ソフトウェアを保存するための容量を含みません。また、使用する機能と頻度、使用期間によっては必要な容量が大きくなる場合があります。こちらに記載の値は最小値であるため、容量を大きく確保する、あるいは空き容量不足の際に容量を増やすことができるような構成にしておくことをお勧めいたします。サイジングに関する参考情報として、こちらのナレッジをご覧ください。

Endpoint Centralサーバーは、システム要件を満たす環境であれば、仮想マシン上やAWS、Azureなどのクラウド上に構築することも可能です（なお、Endpoint Central はSaaSであるクラウド版もご利用いただけます）。

Endpoint Centralサーバーは、固定IPアドレスを持つ環境にインストールする必要があります。必要に応じてプロキシ設定やNAT設定を構成し、管理対象エージェントからEndpoint Centralサーバーにアクセスできるようにする必要があります。複数セグメントにまたがる場合など、複雑なネットワーク環境でご利用になる場合は、評価版を利用してご検証ください。

インターネット回線経由で遠隔地のコンピューターやモバイルデバイスを管理する場合、セキュアゲートウェイサーバー)をDMZ上に設置することで、セキュアなアクセスを実現します。

Endpoint Centralサーバーのソフトウェア要件

*大規模環境へMSSQLを導入する場合、SQLサーバーの要件もご覧ください。

** Apacheは今後リリースされるビルドにおいて、使用しなくなる予定です。

*** TLS 1.0、TLS 1.1はセキュリティ上の観点から無効化することを推奨します。

配信サーバー*の最小ハードウェア要件

管理対象コンピューター・管理対象サーバーの台数の多い拠点がある場合、必要に応じて配信サーバーを設置します（モバイルデバイスの場合、通信は配信サーバーを経由しません）。配信サーバーはパッチやソフトウェアなどの配布時に必要となるネットワーク帯域幅を削減します。

*配信サーバーの設置は必須ではありません。
ただし、Endpoint Centralサーバーを設置する拠点内にある管理対象コンピューター・サーバーの合計台数（モバイルデバイスを除く）が多い場合、管理対象1000台ごとに配信サーバーを設置することを推奨いたします。また、管理対象コンピューターの総数が1000台未満の場合であっても、リモート拠点などお客様の環境によっては設置が必要になる場合がございます。

**ディスク容量については、Endpoint Centralをインストールしたコンピューター上にパッチ等が蓄積するため、上記の値よりも容量を大きく確保にしておくことを推奨いたします。

***配信サーバー1台あたりの管理対象台数は1000台以下を推奨いたします。

配信サーバーのソフトウェア要件

MS SQL Server*の最小ハードウェア要件

* Endpoint CentralにはPostgreSQLがバンドルされているため、10000台以下の環境において MS SQL サーバーの設置は必須ではありません（SQLサーバーを分けて設置するとパフォーマンスの向上が見込まれます）。
ただし、管理対象のコンピューターが10000台を超える場合は、Endpoint Centralサーバーとは別のマシンに MS SQLをインストールすることを推奨します。また、エンタープライズ向けのグレードのHDDまたはSSDを使用することを推奨します。

** ディスク容量については、上記の値よりも容量を大きく確保する、あるいは空き容量不足の際に、容量を増やすことができるような状態にしておくことを推奨いたします。

※MS SQLサーバーを設置する場合は、MS SQL Server Standard/Enterpriseエディションが必要です。

セキュアゲートウェイサーバー*のハードウェア最小要件

*セキュアゲートウェイサーバーの設置は必須ではありませんが、オンプレミス版Endpoint Centralを利用して、VPNや閉域網ではないインターネット回線経由でコンピューターやモバイルデバイスを管理する場合、セキュアゲートウェイのDMZへの設置を強く推奨します。詳細はこちらのナレッジをご覧ください。

**必要なディスクサイズは、使用環境によって大きく異なります。

セキュアゲートウェイサーバーを設置する場合は、Endpoint Centralライセンスに加えてセキュアゲートウェイサーバーオプションライセンスが必要です。

セキュアゲートウェイサーバーのソフトウェア要件

最小ハードウェア要件

エージェントをインストール可能なOS(管理可能なシステム)*

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*管理対象PCへのエージェントインストールが必須となります。そのため、エージェントがインストールできない対象をEndpoint Centralは管理できません。

**エージェントをインストール可能なOSについて、各OSの最新バージョンの対応可否は別途お問い合わせください。
なおパッチ管理機能のサポートOSにつきましては、対応OS/アプリケーション一覧表のページをご覧ください。

***Fedora, OpenSUSE, Linux Mintはパッチ管理機能のサポート対象外です。詳細はLinux OS別対応機能一覧表をご覧ください。

**** Windows Server 2012/2012 R2を管理する場合、Microsoftが提供する拡張セキュリティ更新プログラム (ESU) を適用済みである必要があります。また、各Windows Serverバージョンにおいて、Windows Server Coreへの対応は未検証です。

エージェントはインターネット接続を必要としませんが、エージェントはEndpoint Centralサーバーと通信可能である必要があります（「リフレッシュサイクル」の仕組みがあるため、常時通信可能である必要はありません）。

• 配信サーバー*
  配信サーバーの最小ハードウェア要件 | 配信サーバーのソフトウェア要件
• エージェント（管理対象）
  最小ハードウェア要件 | エージェントをインストール可能なOS（管理可能なシステム） | MDM(モバイルデバイス管理)のサポート対象OS
• Webブラウザー要件

*配信サーバーは、管理対象の規模や使用環境に応じて設置/追加します。