Password Manager Proは、特権アカウント管理ソリューションです。そのため、データベースに保存されたデータは大変重要です。災害復旧を目的として、Password Manager Proを使用すると、アプリケーション設定、システム設定、さらにはパスワード共有のアクセス許可など、データベース全体のバックアップを行うことができます。予定タスクを通じて自動で定期的なバックアップを実行する、あるいはライブデータ・バックアップを利用することができます。いずれも、PostgreSQL、MySQLおよびMS SQLサーバーで利用できます。

シンプルに復元が可能、安全なライブデータのバックアップ

Password Manager Proのプライマリデータベースが変更された場合に、セカンダリライブデータベースをリモートで即座に更新する設定を行うことが可能です。両方のデータベースは、常に同じデータを保持しています。万が一データ損失が起きた場合も、セカンダリデータベースからのバックアップを迅速に復元できます。

迅速な復元

復元スクリプトを利用することで、Password Manager Pro中のデータリカバリを、迅速かつ簡単に処理することができます。必要な操作は、Password Manager Proを再インストールし、バックアップされたデータをリストアすることだけです。

Password Manager Proは予めPostgreSQLがバンドルされていますが(MySQLに変更することも可能)、Password Manager Proをインストールしたフォルダーで利用可能なスクリプトを、アプリケーションデータベースで実行することで、セカンダリデータベース(バックアップされたデータ)を復元できます。その後、必要な操作は、インストールキーを使用して、Password Manager Proを再起動することだけです。バックエンドデータベースとしてMS SQLサーバーを使用している場合、Microsoft SQL Server Management Studioを始動することでアプリケーションデータベースでバックアップファイルを復元することができます。

データリカバリーのための安全な環境

Password Manager Proでは、バックアップデータはすべて暗号化され、許可された関係者のみがアクセス可能なため、セキュリティは保証されています。インストール時に使用された暗号化マスターキーは、リカバリーを実行するために必要です。さらに、この暗号化マスターキーは、インストール直後の保存場所やバックアップデータの保存場所とは別の場所に保存することで、セキュリティが確保されます。

定期的なデータバックアップをスケジュール

スケジュールタスクにより、定期的にデータバックアップを実行するように自動化します。

データ暗号化でセキュリティを保護

バックアップ内のデータはすべて暗号化されており、稼働中のデータベースと同じくらい安全です。データベースサーバが設定されているホストにZIPファイルとして保存されます。このデータベース暗号化キーはバックアップファイルと一緒に格納されませんが、別の場所に安全に保管されます。