ターゲットマシンにファイルを転送
(Enterprise Editionのみ利用可能な機能)
概要
Password Manager Pro(PMP)を使用すると、PMPのWebインターフェイスから起動されるリモートセッション中に、ターゲットマシンへ安全にファイルを転送できるようにします。Windowsマシンの場合、ファイルはRDPセッション中にターゲットマシンへ転送することができ、リモート デスクトップ プロトコル(RDP)によって促進されます。一方で、LinuxシステムにおいてのSSHセッションは、ファイルの転送にはSecure Copy Protocol(SCP)を使用して、ターゲットマシンのみに一方向で行われます。
LinuxにおけるSSHセッション中のファイル転送
SSHセッション中のLinuxマシンへのファイル転送は、Secure Copy Protocol(SCP)を使用してデータのセキュリティを保護します。次の手順に沿ってPMPのWebインターフェイスからSSHセッションを起動し、リモートLinuxマシンへファイルの転送を開始します。
- リソースタブからリモートセッションを開始するには、該当するLinuxリソースの横にある接続を開くをクリックするか、または[接続]->[すべての接続]に進み、Linuxマシンへログインします。
- SSHセッションが開始して正常にログイン後、トップバーからファイルの転送をクリックします。
- ファイルの転送画面において、ブラウズをクリックし、Linuxマシンに転送するファイルを選択します。
- Linuxマシンのインスト―ル先ディレクトリのパスを入力し、転送をクリックします。選択したファイルが宛先パスで指定したディレクトリへ転送されます。
ファイル転送の失敗時のトラブルシューティング
選択したファイルがディレクトリ先に転送されない場合、次のいずれかの原因が考えられます。
- SSH接続が認証され、リモートLinuxマシンへ正常にログインができたかを確認する
- 宛先パスにて指定したディレクトリへの「書き込み」権限を持っているかを確認する
- パスにて指定されたディレクトリ名とインストール先フォルダ名が一致しているかどうかを確認する
注意:
- ターゲットマシンに存在する同じファイル名の既存ファイルは新しいファイルに置き換えられます。
- ファイルの最大サイズは100 MBです。
- 転送するファイルのファイル名に特殊文字を含めることはできません。