リソース グループのエクスポート
PMPには、オフラインでの安全なアクセスのために、特定のリソースグループに属するすべてのパスワードをエクスポートできる3つのオプションがあります。
- 基本オプションは、リソース グループに属するリソースをスプレッド形式のプレーンテキストでエクスポートする機能です。
- さらに安全なオプションとして、暗号化したHTMLファイルでのエクスポート機能があります。
- 任意のリソース グループに属するリソースを、暗号化HTMLファイルとしてエクスポートするためのスケジュール タスクを作成するオプションもあります。
特定のリソースグループのリソース、アカウント、そしてパスワードが、上記すべてのオプションでオフラインアクセス用としてエクスポートできます。
オプション 1:リソース グループをプレーンテキスト(.xls)でエクスポートする
管理者とパスワード管理者は、特定のリソース グループに属するパスワードを.xlsフォーマット上にプレーンテキスト(平文)でエクスポートすることができます。
リソース グループをエクスポートするには
- グループタブに移動します。
- 対象となるリソース グループを選択します。
- [パスワードのエクスポート]ボタンをクリックし、ドロップダウンから[プレーンテキスト(.xlsx)をエクスポート]を選択します。
- 選択したリソースグループの一部であるリソースは、ファイルにエクスポートされます。
- ファイルを(.xlsx)形式の安全な場所に保存します。
Password Manager Proには、特定のリソースグループに属するパスワードを暗号化されたHTMLファイルにエクスポートして、インターネットに接続していなくてもパスワードを表示するオプションがあります。
リソース グループをエクスポートするには
- グループタブに移動します。
- 必要なリソースグループを選択します。
- [パスワードのエクスポート]ボタンの[暗号化HTML(.html)をエクスポート]を選択します。
- UI画面がポップアップ表示されるので、オフラインアクセス用HTMLファイルをAES-256で暗号化するためのパスフレーズを入力します。パスフレーズは、管理者が設定したパスワード ポリシーの条件を満たす必要があります。このファイルはどのWebブラウザでも開くことができ、同じパスフレーズを入力し、そのコンテンツ内容にアクセスします。
- パスフレーズを確認し、パスワードをエクスポートする理由を入力します。
- リソースがHTMLファイルにエクスポートされます。リソースのエクスポートには時間がかかる場合があります。エクスポートが完了すると、オフライン コピーがポップアップ表示されます。ファイルを安全な場所に保存します(.html形式)。
重要メモ: Password Manager Proはパスフレーズをどこにも保存しません。保存したり書き留めたりしないことをお勧めします。パスフレーズを忘れた場合は内容を読み取ることはできませんが、パスフレーズの異なる別のオフラインファイルを作成することはできます。
(この機能はエンタープライズエディションでのみ利用可能です))
- グループタブに移動します。
- 必要なリソースに対して[アクション]アイコンをクリックし、ドロップダウンリストから[定期的なパスワードのエクスポート]を選択します。
- オフラインアクセス用にHTMLファイルをAES-256で暗号化するためのパスフレーズを入力します。パスフレーズは、リソース グループのパスワード ポリシーの条件を満たす必要があります。このファイルはどのWebブラウザでも開くことができ、同じパスフレーズを入力し、そのコンテンツ内容にアクセスします。
- エクスポートされたHTMLファイルの保存先を指定します。PMPがアクセスでき、書き込み権限がある場所ならどこでも指定可能です。既定のファイル保存先は次の通りです: [PMP-Installation-Folder]/Backup/EncryptedFiles
- 保管するファイルの数を指定します。既定では、最新の 10 ファイルを保管する設定になっています。それ以上古いファイルは削除されます。
- リソース グループをエクスポートするスケジュールを指定します。スケジュールは1回のみ、あるいは指定した期間の間隔でタスクを繰り返し実行する設定ができます。必要に応じ、[1回のみ]、[毎日]、[毎月]、[なし] から選択してください。選択をしたら、その他必要な詳細情報を指定し、[スケジュール]をクリックしてください。
必要なスケジュールが作成され、対象となるリソースグループに属するリソースが暗号化されたHTMLとしてエクスポートされます。