データベースバックアップ(MS SQLサーバー)
(ビルド6400以降に適用可能)
Password Manager Proデータベースに保存されているデータは非常に重要です。本番環境では、参照目的または災害復旧のため、データのバックアップは常に必要です。データベースのコンテンツを定期的にバックアップするようにタスクをスケジュール設定することができます。バックアップは、デフォルトでは、SQLサーバーが実行されているホストに.zipファイルで保存されます。すべての機密データは、そのファイル内で暗号化されたままになります。
本書のこれ以降では、2つの種類のデータベースバックアップについて詳細に理解できます:
1.スケジュールバックアップ
この種類のバックアップで、データベースバックアップをいずれかの指定時間に実行できます。
データベースバックアップをスケジュール設定する手順
- [管理] >> [設定] >> [データベースバックアップ]の順に移動します。
- ポップアップされるウインドウで、スケジュールオプション -毎日、毎週または毎月を選択できます。
- バックアップを行う必要がある時間(dd:hh:mm)を選択します。
- 保存先ディレクトリフィールドのSQLサーバーが実行されているホストに、ディレクトリパス(<MSSQL_installation_folder>\Backup)が表示されます。バックアップは、すべての暗号化された機密データを保存する.bakファイルとして保存されます。このファイルは、災害復旧のためセキュアなセカンダリストーレジでバックアップすることを推奨します。バックアップファイルは、pmpbackup_pmpversion_YYMMDD-time.bakのファイル名構造です。
- [保存]をクリックします。必要なバックアップスケジュールが作成されます。
2.インスタントバックアップ
上で説明したGUIで利用可能な[いますぐバックアップ]ボタンをクリックして、必要に応じていつでも、一回のみバックアップを取ることができます。
3.オフラインバックアップ
下の手順にしたがって、Password Manager Proデータのオフラインバックアップを取ります:
- Password Manager Proサービスを停止します。
- コマンドプロンプトを開き、<PMP_Installation_Folder>/bin ディレクトリに移動します。
- BackupDB.batコマンドを実行します。
次のファイル名構造で.bakファイルが作成されます:OfflineBackup_backupdate-time.