データベースのバックアップ(PostgreSQLを使用したPassword Manager Proの場合)
(この手順はビルド6800以降にのみ適用されます)

Password Manager Proデータベースに保存されているデータは非常に重要であり、どの実稼働環境でも常に、参照目的や災害時の復旧のためにデータをバックアップする必要があります。これを実現するために、Password Manager Proにはデータベースを定期的にバックアップするオプションが用意されています。

バックアップのスケジュール

任意の特定の時点でデータベースのバックアップを実行するようにスケジュールできます。

データベースのバックアップをスケジュールするには、

  1. [管理]>>[設定]>>[データベースバックアップ]に移動します。
  2. 開いたポップアップで、スケジュールオプション(日毎、週毎、または月毎)を選択します。

特定の日間隔でバックアップをスケジュール設定する方法は以下の通りです。

    1. データベースの内容を(たとえば3日に1回などの)特定の日間隔でバックアップする必要がある場合、このオプションが便利です。1~28の任意の間隔を選択でき、バックアップを取得する時刻も指定できます。
    2. このオプションを有効にするには、ラジオボタン[日毎]をクリックします。
    3. 日間隔を選択します。
    4. バックアップを取得する時刻を選択します。
    5. バックアップされたデータは、デフォルトで<PMP_Home>/backUp ディレクトリに、.zipファイルとして保存されます。必要に応じて、バックアップした内容を保存する保存先ディレクトリを指定できます。
    6. バックアップを実行する毎に、バックアップファイルが1つ作成されます。このディレクトリに保存するバックアップファイルの最大数を指定できます。たとえば、[最新 --- 個のバックアップのみ保持]フィールドのドロップダウンで[10]を選択すると、最新の10個のバックアップファイルのみがこのディレクトリに保存されます。
    7. Password Manager Proデータベースは、インストールごとに自動生成される固有の個別のパスワードによって保護されます。データベースのパスワードは、Password Manager Proインストール自体に安全に保存できます。しかし、セキュリティを強化するために、Password Manager Proサーバーにアクセスできる他の安全な場所に保存するオプションがあります。[データベースのパスワードをPMPバックアップデータに安全に保存する]チェックボックスを選択すると、データベースパスワードはバックアップコピーに安全に保存されます。データベースのパスワードをバックアップコピーで使用できないようにしておく場合は、<PMP-installation-folder>/conf ディレクトリにある database_params.conf ファイルを手動でコピーする必要があります。バックアップデータをリストアする際は、リストアプロセスの後に、database_params.conf を置き換える必要があります。このファイルを紛失すると、バックアップコピーからデータを取得できなくなります。機密データはアプリケーション (AES 256 ビット) で1回、データベースで1回暗号化されることに注意してください。アプリケーション暗号化キーも自動生成され、インストールごとに一意です。したがって、データベースキーがバックアップデータと一緒に存在することが許可されている場合でも、アプリケーション暗号化キーがバックアップコピーで使用できない場合はデータを解読できないため、セキュリティ上のリスクはありません。
    8. [保存]をクリックします。これで必要なバックアップのスケジュールが作成されます。
    • バックアップデータはどこに保存されますか?それは暗号化されますか?
    • バックアップファイル内のすべての機密データは、<PMP_Home/backUp> ディレクトリ、または指定したディレクトリにある .zip ファイルに暗号化された形式で保存されます。このファイルは、災害時に復旧できるよう、安全なセカンダリストーレジでバックアップすることを推奨します。

    • データベースのバックアップスケジュールの最適なオプションは何ですか?
    • データベースのバックアップ操作には時間とリソースがかかります。したがって、オフピークのトラフィックのタイミングで実行するようにスケジュールすることをお勧めします。操作の進行中は、Password Manager Proで設定を変更できません。

    • データを別のサーバーに複製しても、アクセス許可はそのまま維持できますか?
    • はい。Password Manager Proアプリケーションはステートレスであり、すべてのデータはデータベースに保存され、アプリケーションの新規インストールに対してデータベースを複製するだけで、すべてのデータをそのままの状態で取得できます。

毎週特定の日にバックアップをスケジュール設定する方法は以下の通りです。

データベースの内容を(たとえば3日に1回など)特定の日間隔でバックアップする必要がある場合、このオプションが便利です。1~28の任意の間隔を選択でき、バックアップを取得する時刻も指定できます。このオプションを有効化する手順は以下の通りです。

    1. [週毎]のラジオボタンをクリックします。
    2. 曜日を選択します。
    3. バックアップを取得する時刻を選択します。
    4. バックアップされたデータは、デフォルトで <PMP_Home>/backUp ディレクトリに .zip ファイルとして保存されます。必要に応じて、バックアップされた内容を保存する保存先ディレクトリを指定できます。
    5. バックアップを実行するたびに、バックアップファイルが1つ作成されます。このディレクトリに保存するバックアップ ファイルの最大数を指定できます。たとえば、[最新 --- 個のバックアップのみ保持]フィールドのドロップダウンで[10]を選択すると、最新の10個のバックアップファイルのみがこのディレクトリに保存されます。
    6. [保存]をクリックします。これで必要なバックアップのスケジュールが作成されます。

毎月特定の日にバックアップをスケジュール設定する方法は以下の通りです。

データベースの内容を(たとえば13日など)毎月特定の日付にバックアップする必要がある場合、このオプションが便利です。1日から28日までの任意の日付を選択でき、バックアップを取得する時刻も指定できます。このオプションを有効化する手順は以下の通りです。

    1. [月毎]のラジオボタンをクリックします。
    2. 日付を選択します。
    3. バックアップを取得する時刻を選択します。
    4. バックアップされたデータは、デフォルトで <PMP_Home>/backUp ディレクトリに .zip ファイルとして保存されます。必要に応じて、バックアップされた内容を保存する保存先ディレクトリを指定できます。
    5. バックアップを実行するたびに、バックアップファイルが1つ作成されます。このディレクトリに保存するバックアップ ファイルの最大数を指定できます。たとえば、[最新 --- 個のバックアップのみ保持]フィールドのドロップダウンで[10]を選択すると、最新の10個のバックアップファイルのみがこのディレクトリに保存されます。
    6. [保存]をクリックします。これで必要なバックアップのスケジュールが作成されます。