レポート
概要
Network Configuration Managerでは、管理対象のネットワーク装置のコンフィグに関連する情報をレポートとして出力することが可能です。
ハードウェア情報、コンフィグの変更有無、StartupとRunningコンフィグの不一致状況、NCMユーザーのアクセスレベルなど、各種情報をレポート化します。
レポートの種類
ネットワークレポート
管理対象装置のハードウェア情報やファームウェア情報、監査情報(最新操作、実行日時等)に関するレポートを表示します。
レポート名 | レポート内容 |
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ハードウェアインベントリ | 管理対象装置のハードウェア情報を、装置グループ単位で一覧で表示します。 レポートには、以下の情報が表示されます。 ホスト名、IPアドレス、デバイスシリーズ&モデル、OSタイプ/バージョン、MACアドレス、シリアル番号、EOS情報 インターフェース情報(インターフェース名、ステータスup/down) ※インターフェース情報はCisco装置のみサポートしております。 レポートは以下の形式で出力可能です。 PDF、CSV、XLSX、メール送信(PDFのみ) |
ファームウェアインベントリ | 管理対象装置のファームウェア情報を、装置グループ単位で一覧で表示します。 「装置タイプ」とその「OSタイプ」に該当する装置を表示します。 レポートには、以下の情報が表示されます。 装置タイプ、OSタイプ、OSバージョン、該当する装置数 対象装置のホスト名、IPアドレス、シリーズ/モデル レポートは以下の形式で出力可能です。 PDF、CSV、メール送信(PDFのみ) |
装置インベントリ | 管理対象装置の一覧を、「装置タイプ」をベースに装置グループ単位で表示します。 レポートには、以下の情報が表示されます。 装置タイプ、シリーズ/モデル、ホスト名、IPアドレス レポートは以下の形式で出力可能です。 PDF、CSV、メール送信(PDFのみ) |
ネットワークステータス | 管理対象装置の各種ステータス(バックアップ、startup-running不一致、コンプライアンス準拠)状況を装置グループ単位で表示します。 レポートには、以下の情報が表示されます。 ホスト名、装置タイプ、モデル、最新バックアップ日時、Startup vs Running状況、コンプライアンス準拠 レポートは以下の形式で出力可能です。 PDF、CSV、メール送信(PDFのみ) |
装置管理ステータス |
管理対象装置の認証情報に関連するステータスを装置グループ単位で表示します。 レポートには、以下の情報が表示されます。 ホスト名、最新バックアップ日時、認証(設定適用済み)、使用プロトコル、変更検出有効化 レポートは以下の形式で出力可能です。 PDF、CSV、メール送信(PDFのみ) |
装置監査 | 管理対象装置に対して、Network Configuration Manager上で実行された各操作や実行日時情報を装置グループ単位で表示します。 レポートには、以下の情報が表示されます。 ホスト名、実行オペレーション(バックアップ、スクリプト実行、ターミナルアクセス等)、実行者、実行完了日時、実行ステータス レポートは以下の形式で出力可能です。 PDF、CSV、メール送信(PDFのみ) |
ネットワークバックアップステータス | [インベントリ]→[装置]に追加されている装置を対象に、コンフィグバックアップのステータス(バックアップ済み、バックアップ失敗、未バックアップ)を装置ごとに表示します。 レポートには、以下の情報が表示されます。 ホスト名、IPアドレス、バックアップステータス、装置テンプレート、シリーズ、モデル、最新バックアップ(取得日時) レポートは以下の形式で出力可能です。 PDF、CSV、XLSX、メール送信(PDFのみ) |
コンフィグレポート
管理対象装置のコンフィグ変更や、Startup/Runningコンフィグの同期情報など、コンフィグの内容に関するレポートを表示します。
レポート名 | レポート内容 |
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Startup-Running不一致 | 管理対象装置に対して、StartupコンフィグとRunningコンフィグの同期状況を装置グループ単位で表示します。 レポートには、以下の情報が表示されます。 ・startup-running不一致のある装置 ホスト名、装置タイプ、モデル、最新操作、不一致情報の表示(コンフィグ比較ページに遷移します) ・startup-running不一致のない装置 ホスト名、装置タイプ、モデル、最新操作 ・未バックアップ装置 ホスト名、装置タイプ、モデル、最新操作 レポートは以下の形式で出力可能です。 PDF、CSV、メール送信(PDFのみ) |
コンフィグ変更 | 管理対象装置に対して、特定期間にコンフィグに変更があった装置を装置グループ単位で表示します。 指定期間は、「今日」、「昨日」、「最新7日間」、「最新30日間」、「カスタム期間」より指定します。 レポートには、以下の情報が表示されます。 ・コンフィグに変更があった装置 ホスト名、装置タイプ、モデル、変更数、取得日時、ホスト名、IPアドレス、世代、変更者、コンフィグタイプ(Startup/Running)、変更タイプ(承認済み/未承認) ・コンフィグに変更がなかった装置 ホスト名、装置タイプ、モデル、最新操作 レポートは以下の形式で出力可能です。 PDF、CSV、メール送信(PDFのみ) |
コンフィグ変更トレンド | 管理対象装置に対して、特定期間にコンフィグに変更があったコンフィグ数のトレンド(傾向)を装置グループ単位で表示します。 指定期間は、「今日」、「昨日」、「最新7日間」、「最新30日間」、「カスタム期間」より指定します。 レポートには、以下の情報が表示されます。 コンフィグ変更日、承認済み変更数、未承認変更数、ホスト名、装置タイプ、モデル、変更数 レポートは以下の形式で出力可能です。 PDF、メール送信(PDFのみ) |
コンフィグ変更のメモ | コンフィグ変更が発生した装置について、どのようなケースでバックアップが行われたか、装置グループ単位で表示します。 レポートには、以下の情報が表示されます。 取得日時、ホスト名、世代、変更者、コンフィグタイプ(Startup/Running)、変更タイプ(承認/未承認)、コメント コメント例: Configuration stored as a result of receiving configuration change event through Syslog. Configured from 192.168.1.1 Configuration stored as a result of manual backup operation レポートは以下の形式で出力可能です。 PDF、CSV、メール送信(PDFのみ) |
コンフィグ分析 | 管理対象装置のコンフィグを分析し、ネットワークサービス(Telnet/SSHやSNMP、NTP等)のステータスや、ログインユーザー情報(ユーザー名、パスワード)、インターフェース設定状況などを表示します。 ※レポートは全文英語で出力されます。 レポートは以下の形式で出力可能です。 html 本レポートは、以下の装置テンプレートが適用されている装置を対象にサポートしています。 装置テンプレート: Cisco PIX Firewall Cisco ASA Cisco PIX FWSM Cisco IOS Router Cisco IOS Switch Cisco CatOS Switch Cisco Content Switch Juniper Netscreen Firewall Nortel Passport 1600 Series Switch CheckPoint Firewall |
セキュリティ監査 | 管理対象装置のコンフィグ、特にセキュリティに関連する設定を分析し、セキュリティIssue発生の容易さや、発生した際の影響度合いなどを表示します。 ※レポートは全文英語で出力されます。 レポートは以下の形式で出力可能です。 html 本レポートは、以下の装置を対象にサポートしています。 装置テンプレート: Cisco PIX Firewall Cisco ASA Cisco PIX FWSM Cisco IOS Router Cisco IOS Switch Cisco CatOS Switch Cisco Content Switch Juniper Netscreen Firewall Nortel Passport 1600 Series Switch CheckPoint Firewall PaloAltoベンダーの装置テンプレート |
Vulnerability&ユーザーレポート
管理対象装置のOSに該当する脆弱性情報や、Network Configuration Managerにログイン可能なユーザー情報に関するレポートを表示します。
レポート名 | レポート内容 |
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CVE ID | ファームウェア脆弱性と、その影響を受けた装置について、CVE IDの重要度に応じて表示します。 レポートには、以下の情報が表示されます。 CVE ID、各CVE IDごとの参照URL、該当装置情報(ホスト名、ベンダー、ファームウェア、ステータス) レポートは以下の形式で出力可能です。 PDF、CSV、XLSX、メール送信(PDFのみ) |
露出装置レポート | ファームウェア脆弱性について、装置をベースを表示します。 レポートには、以下の情報が表示されます。 脆弱性に概要する装置情報(ホスト名、重要度、ベーススコア) ※単一装置で複数の重要度に該当する場合、最も深刻な重要度が適用されます。 レポートは以下の形式で出力可能です。 PDF、CSV、XLSX、メール送信(PDFのみ) |
脆弱性のあるファームウェアバージョン | ファームウェア脆弱性について、ファームのバージョンをベースを表示します。 レポートには、以下の情報が表示されます。 脆弱性に概要する装置情報(ベンダー、ファームウェアバージョン、脆弱性の数) ※単一装置で複数の重要度に該当する場合、最も深刻な重要度が適用されます。 レポートは以下の形式で出力可能です。 PDF、CSV、XLSX、メール送信(PDFのみ) |
脆弱性修正トレンド | 日単位の脆弱性の総数と修正済みの脆弱性の数の傾向を表示します。 レポートには、以下の情報が表示されます。 日付、CVE ID、該当の合計装置数、修正済みの装置数 ファームウェアの脆弱性機能でステータスが「解決済み」または「脆弱性の対象外」に変更された場合、本レポートで「修正(Fixed)」として扱われます。 レポートは以下の形式で出力可能です。 PDF、CSV、XLSX、メール送信(PDFのみ) ※レポートの情報は、インストールサーバー時刻の毎日午前5時に更新されます。 |
脆弱性履歴 | ファームウェアの脆弱性機能の、各CVE IDステータスの更新履歴を表示します。 レポートには、以下の情報が表示されます。 ホスト名、シリーズ、モデル、OSタイプ、現在のOSバージョン、脆弱性の総数 ホスト名左の▶をクリックすると、各CVE IDのステータス履歴が表示されます。 レポートは以下の形式で出力可能です。 PDF、CSV、XLSX、メール送信(PDFのみ) ※ファームウェアの脆弱性機能でステータスを更新すると、「状態(ステータス)」が即時に反映されます。 ※本レポート上の「コメント(Comment)」機能は、将来リリースビルドでの使用を予定しています。 |
ユーザーアクセス | Network Configuration Manager上で作成されたユーザー情報とそのユーザーに割り当てられた対象装置を表示します。 レポートには、以下の情報が表示されます。 ユーザー名、アクセスレベル(Administrator/Operator)、メールアドレス、割り当てられた装置情報(ホスト名、IPアドレス、シリーズ/モデル) レポートは以下の形式で出力可能です。 PDF、CSV、メール送信(PDFのみ) |
コンフィグアップロードリクエスト |
オペレーターユーザーからのコンフィグアップロードリクエストに関する情報を表示します。 レポートには、以下の情報が表示されます。 ・保留中のリクエスト リクエストオペレーション、リクエスト者、リクエスト日時 ・承認済みリクエスト リクエストオペレーション、リクエスト者、承認者、リクエスト日時、承認日時、コメント ・拒否したリクエスト リクエストオペレーション、リクエスト者、拒否者、リクエスト日時、拒否した日時、コメント レポートは以下の形式で出力可能です。 PDF、メール送信(PDFのみ) |
ユーザー監査 |
Network Configuration Managerにログイン可能なユーザーの操作情報を一覧化します。 レポートには、以下の情報が表示されます。 ユーザー名、オペレーション詳細、実行開始日時、実行元 レポートは以下の形式で出力可能です。 PDF、CSV、メール送信(PDFのみ) |
その他レポート(EOL/EOS、コンプライアンス、PCI、カスタム、詳細)
管理対象装置のEOL/EOS情報や、コンプライアンスチェックの実施状況などに関するレポートを表示します。
レポート名 | レポート内容 |
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EOL/EOS | 管理対象装置のEOL/EOS日の公開状況に応じて、Network Configuration Managerに表示します。 レポートには、以下の情報が表示されます。 ・EOLの装置 ホスト名、装置タイプ、シリーズ/モデル、End Of Sales、EoS ・EOLデータが利用できません ホスト名、装置タイプ、シリーズ/モデル、EOLマーク ※ベンダーが情報を公開していない場合や製品が同期するDBに情報が存在しない場合に、本項目に表示されます。 ・EOL製品のアナウンスがありました ホスト名、装置タイプ、シリーズ/モデル、End Of Sales、EoS レポートは以下の形式で出力可能です。 PDF、CSV、メール送信(PDFのみ) ※PDF形式の場合、「EOL製品のアナウンスがありました」情報はレポートに含まれません。 |
コンプライアンス | [コンプライアンス]機能で設定したルール/ポリシーに対して、コンプライアンスチェックの結果を装置グループ単位で表示します。 レポートには、以下の情報が表示されます。 ・違反装置 ホスト名、致命的、重大、警告、準拠、最終チェック日 ・準拠装置 ホスト名、致命的、重大、警告、準拠、最終チェック日 レポートは以下の形式で出力可能です。 PDF、CSV、メール送信(PDFのみ) |
PCI |
管理対象装置に対して、PCIチェックのレビューが特定の管理者によって実行されているか、そのステータスを一覧で表示します。 レポートには、以下の情報が表示されます。 ホスト名、レビューステータス、装置タイプ、モデル、最新バックアップ日時 レポートは以下の形式で出力可能です。 PDF、CSV、メール送信(PDFのみ) |
カスタムレポート |
ハードウェアインベントリ、コンプライアンスレポートに関して、独自のレポートを作成することが可能です。 ・ハードウェアインベントリ 装置テンプレート、対象装置を選択し、レポート上に表示するカラム情報を指定します。 指定可能なカラム: Power Supply Part Number、SERIES、IMAGEFILENAME、SERIALNUMBER、DRAM Size、カスタムカラム1-3、Motherboard Revision Number、CPU、MODEL、SYSTEMLOCATION、MACADDRESS、Model Revision Number、OSVERSION、Flash Size、SYTEMDESCRIPTION、Configuration REgister、IPADDRESS、OSTYPE、Motherboard Serial Number、NVRAM Size、Motherboard Assembly Number ※PDF、CSV、XLSXで出力可能です。 ・コンプライアンス ポリシー、ルールグループ、ルールのいずれかを選択し、対象装置を指定します。 レポートのオプションとして、違反ルールのみ、準拠ルールのみ、全てのルールのいずれかを選択することができます。 ※PDF、CSVで出力可能です。 |
詳細レポート |
任意のカラムを指定して、独自のレポートを作成します。 装置個別、装置グループ、特定の条件指定により、該当装置の各カラム情報を表示します。 ※PDF、CSV、XLSXで出力可能です。 選択可能なカラム: 認証ステータス、End Of Sales、End Of Support、IPアドレス、MACアドレス、管理ステータス、OSタイプ、OSバージョン、Startup不一致、イメージファイル名、カスタムカラム、コンプライアンス、システムの場所、システム情報、システム番号、シリーズ、バックアップステータス、プロトコル、ベンダー、ベースライン不一致、ホスト名、モデル、変更検出、最新オペレーションステータス、最新バックアップ、装置タイプ、装置テンプレート |
詳細レポートの作成手順
以下の手順で詳細レポートを作成します。
- [レポート]→[カスタムレポート]→[詳細レポート]を表示
- 画面右上の[追加]をクリック
- 追加画面で以下の項目を設定し、[次へ]
- 名前
詳細レポートの名前を任意に入力 - 説明
レポートの説明を任意に入力 - パブリックグループとする
他のユーザーアカウントでも作成したレポートを参照できるようにする場合はチェック - Selected Columns
レポートに表示するカラム(項目)を指定
※任意に順番を入れ替えることができます。
- 名前
- 対象装置の条件を以下の中から指定し、[保存]
- 装置
特定の装置を指定します。 - 装置グループ
特定の装置グループを指定します。 - 条件
カラムベースで特定の条件を指定します。
※条件は複数選択できます。
※条件はおよび(AND)/または(OR)を選択できます。
- 装置
保存したレポートは詳細レポート一覧に追加され、レポート名をクリックするとテーブル形式でレポートが表示されます。
- 詳細レポート一覧から、編集、PDF/XLSX/CSVファイルをダウンロードすることができます。
- デフォルトで複数の詳細レポートが追加されています。