スケジュール追加

概要

バックアップやコンフィグ変更など、操作対象の装置が多い場合、手動で実行することは多大な工数を要します。また、一定間隔で同じ操作の繰り返しが発生することもあります。
このような操作を自動化するスケジュール設定が可能です。

自動化できるスケジュールタイプは、次の通りです。

  1. コンフィグバックアップ
  2. レポート作成
  3. コンプライアンスチェック
  4. コンフィグレット実行
  5. 装置ディスカバリ
  6. コンフィグ同期
  7. PCIレビュー

スケジュールでは、装置または装置グループを指定することができ、1度のみの実行や日次や週次など定期的な実行も設定可能です。


スケジュール追加

スケジュールの結果は、メールでユーザー通知できます。必要に応じて、[レポート通知-メール]を選択してください。
なお、メール通知を行う場合には、[設定]→[一般設定]→[メールサーバー設定]を事前に設定してください。


コンフィグの定期バックアップ

  1. [コンフィグ自動化]→[スケジュール]を表示
  2. UI右上に表示される[+]アイコンをクリック
  3. [スケジュール名]に、任意の名前を入力
  4. [スケジュールタイプ]のドロップダウンから[Configuration Backup]を選択
  5. バックアップ対象にする装置または装置グループを選択
  6. スケジュールを行う間隔を指定(毎時、日次、週次、月次、1回)して保存
レポートの保存先:インストールフォルダー.../ManageEngine/OpManager/schedule_results/backup配下に.html形式で保存されます。

レポートの定期生成

  1. [コンフィグ自動化]→[スケジュール]を表示
  2. UI右上に表示される[+]アイコンをクリック
  3. [スケジュール名]に、任意の名前を入力
  4. [スケジュールタイプ]のドロップダウンから[Report Generation]を選択
  5. [レポートの選択]のドロップダウンから必要なレポートタイプを選択
  6. レポート生成対象にする装置または装置グループを選択
  7. スケジュールを行う間隔を指定(毎時、日次、週次、月次、1回)して保存
レポートの保存先:インストールフォルダー.../ManageEngine/OpManager/schedule_results/report配下に.pdf形式で保存されます。

コンプライアンスチェックのスケジュール

前提条件:
コンプライアンスチェックのスケジュールを追加する前に、コンプライアンスポリシーを装置に関連付けておく必要があります。詳細は該当するセクション(コンプライアンス)を確認ください。

  1. [コンフィグ自動化]→[スケジュール]を表示
  2. UI右上に表示される[+]アイコンをクリック
  3. [スケジュール名]に、任意の名前を入力
  4. [スケジュールタイプ]のドロップダウンから[Compliance Check]を選択
  5. [レポートオプション]のドロップダウンから、違反ルールのみ/準拠ルールのみ/すべてのルールのいずれかを選択
  6. [レポートファイルのタイプ]から、生成するファイルタイプ(PDF/CSV)を選択
  7. コンプライアンスチェック対象にする装置または装置グループを選択
  8. スケジュールを行う間隔を指定(毎時、日次、週次、月次、1回)して保存
レポートの保存先:インストールフォルダー.../ManageEngine/OpManager/schedule_results/compliancecheck配下に.pdf形式で保存されます。

コンフィグレットのスケジュール

前提条件:
事前に、実行するコンフィグレットを作成しておく必要があります。コンフィグレットの作成は、こちらのページを参照してください。

  1. [コンフィグ自動化]→[スケジュール]を表示
  2. UI右上に表示される[+]アイコンをクリック
  3. [スケジュール名]に、任意の名前を入力
  4. [スケジュールタイプ]のドロップダウンから[コンフィグレット]を選択
  5. [コンフィグレット選択]のドロップダウンから、実行予定のコンフィグレット名を選択
  6. [レポートファイルのタイプ]から、生成するファイルタイプ(PDF/CSV/TXT)を選択
  7. コンフィグレット内の変数を指定する場合には、以下のオプションから選択
    • すべての装置へ同じ値
    • それぞれの装置へ異なる値
  8. コンフィグレット実行対象の装置または装置グループを選択
  9. スケジュールを行う間隔を指定(毎時、日次、週次、月次、1回)して保存

すべての装置へ同じ値

コンフィグレットの変数に同じ値を指定する場合は、当該オプションを選択して値を入力してください。

それぞれの装置へ異なる値

各装置に異なる値を指定する場合には、当該オプションを選択して、インポート用のCSVファイルまたはTXTファイルを指定してください。
値を指定後、コマンド全体やコミュニティ変数を含め、[プレビュー]から実際のコンフィグを参照できます。

フォーマット:RESOURCE,<variablename>,<variablename>
例:
RESOURCE, PASSWORD
192.168.1.1,abcd
de-host,dced
RESOURCE,IPADDRESS,MGMTINTERFACE
de-host,192.168.122.2,vlan-mgmt

装置ディスカバリのスケジュール

このスケジュールは、ネットワーク内にNW機器が追加された際に、自動で製品に追加するために役立ちます。

  1. [コンフィグ自動化]→[スケジュール]を表示
  2. UI右上に表示される[+]アイコンをクリック
  3. [スケジュール名]に、任意の名前を入力
  4. [スケジュールタイプ]のドロップダウンから[Device Discovery]を選択
  5. [開始、終了IPアドレス]に、ディスカバリを行うIPアドレスレンジを入力
  6. [認証設定]で、装置追加時のSNMP認証情報を選択
  7. コンフィグ同期を対象とする装置または装置グループを選択
  8. スケジュールを行う間隔を指定(毎時、日次、週次、月次、1回)して保存

コンフィグ同期のスケジュール

このスケジュールは、任意の装置のstartupコンフィグとrunningコンフィグを定期的に同期させるのに役立ちます。

  1. [コンフィグ自動化]→[スケジュール]を表示
  2. UI右上に表示される[+]アイコンをクリック
  3. [スケジュール名]に、任意の名前を入力
  4. [スケジュールタイプ]のドロップダウンから[Sync Configuration]を選択
  5. コンフィグ同期を対象とする装置または装置グループを選択
  6. スケジュールを行う間隔を指定(毎時、日次、週次、月次、1回)して保存
レポートの保存先:インストールフォルダー.../ManageEngine/OpManager/schedule_results/syncconfig配下に.html形式で保存されます。

PCIレビューのスケジュール

  1. [コンフィグ自動化]→[スケジュール]を表示
  2. UI右上に表示される[+]アイコンをクリック
  3. [スケジュール名]に、任意の名前を入力
  4. [スケジュールタイプ]のドロップダウンから[PCI Review]を選択
  5. [レビューアーの選択]のドロップダウンから、レビューを行う担当者を選択
  6. コンフィグ同期を対象とする装置または装置グループを選択
  7. スケジュールを行う間隔を指定(毎時、日次、週次、月次、1回)して保存
レビューアーの選択では、事前に[設定]→[ユーザー管理]でユーザーを作成し、[設定]→[PCI]でレビュー者の追加を行う必要があります。

スケジュール実行の監査

実行されたスケジュールは、[コンフィグ自動化]→[スケジュール]→[スケジュール監査]画面から実行履歴を確認できます。


スケジュールの管理

作成したスケジュールは、[すべてのスケジュール]画面で一覧管理でき、以下の操作が可能です。

  • スケジュールの編集
  • スケジュールの有効化、無効化
  • スケジュールの削除

スケジュールの編集

以下の手順でスケジュールを編集します。

  1. [すべてのスケジュール]一覧から対象のスケジュール名をクリック
  2. 内容を変更し、保存

スケジュールの有効化、無効化

以下の手順でスケジュールを有効化、無効化します。

  1. [すべてのスケジュール]一覧から、対象スケジュールのステータスをクリック
    有効化:ステータス緑
    無効化:ステータスグレー

スケジュールの削除

スケジュールが不要な場合は、スケジュールの一覧から削除できます。
以下の手順でスケジュールを削除します。

  1. [すべてのスケジュール]一覧から、対象のスケジュール名左にチェック
  2. 画面右上の削除アイコンをクリック
  3. 「選択したスケジュールを除外しますか?」というダイアログが表示されるので、OK/キャンセルをクリック