Build5210変更点
Network Configuration Manager5210の主な変更点は以下のとおりです。
2008年12月9日リリース
新機能&機能拡張
- Cisco機器については、real-time change detectionが有効の場合、どのユーザー(Cisco機器へのログインユーザー名)が設定を変更したか判別していませんでしたが、 本バージョンよりコンフィグレーションのヘッダー部分より変更者を特定することが可能となっています。
- 以前のバージョンでは、オペレーター権限のユーザーがコンフィグレーションの 変更承認依頼を行った際に全てのパワーユーザー権限ユーザーがその承認の レビューおよび承認を行うことができました。 本バージョンより、それぞれのオペレーター権限ユーザーに対して、パワー ユーザー権限以上のユーザーを承認者として設定できるようになります。 この変更により、オペレーター権限のユーザーがコンフィグレーションの 変更承認依頼を行ったときは、 そのユーザーへ設定されたパワーユーザー権限 の承認者のみ変更承認を行えます。 承認者を設定していない場合は、 アドミニストレーター権限ユーザーのみが承認を行えます。 承認者を設定している場合は、アドミニストレーター権限のユーザーへは 承認依頼通知メールのみ受信します。
- BlueCoat機器に対してReal-time change detectionをサポートしました。
- D-Link DGSシリーズについて、スタートアップコンフィグレーションへのアップロード操作をサポートしていませんでしたが、本バージョンよりサポートいたしました。
サポート機器追加
以下のモデルをサポート追加
- Cisco IOS - XR
- Cisco Wide Area Application Service (WAAS)
- Cisco Integrated Services Router (ISR)
- Juniper M-Series Devices
また、5210より新たに以下のベンダーをサポート追加
- H3C Switch
- Yamaha RTシリーズ、RTXシリーズ
バグ修正/変更点
- SSH v1を用い機器へ接続する場合の問題を修正しました。
- スケジュールバックアップを作成する以前に、コンフィグレーションバックアップを行えていない機器に対してスケジュールバックアップが行えない問題を修正しました。
- ActiveDirectoryよりユーザー情報を同期する機能にユーザー情報が削除された場合において、同期が正常終了しない問題を修正しました。 本バージョンより削除情報の同期を別スケジュールといたしました。
- Network Configuration ManagerサーバーがDNS名を解決できない場合、ブランクページが表示されてしまう問題を修正しました。
- ディスカバリデバイス機能にて機器登録の際に、DNSの問題によってホスト名を正しく解決できなかった場合、ホスト名を手動修正する機能に問題がありましたが、本バージョンにて修正しました。
- Network Configuration Managerのwebインターフェースのデフォルトタイムアウトを30分としていましたが、4時間へ変更いたしました。 この値は設定ファイルにより変更できます。
Build5200変更点
Network Configuration Manager5200の主な変更点は以下のとおりです。
2008年11月25日リリース
新機能&機能拡張
- SNMP v3のサポート:Network Configuration ManagerはSNMP v3によるデバイスディスカバリ機能をサポートしました。
また、Cisco機器に対してはSNMP v3によるコンフィグレーション バックアップ・アップロード操作、スイッチポートマッピング機能もサポートしています。 - syslogサーバーから転送されたsyslogメッセージのサポート
以前のバージョンでは、Network Configuration Managerはリアルタイム変更検出を行う際に、装置よりsyslogメッセージを直接受信し変更があったかどうかの検出を行っていました。 今バージョン よりRFC 3164に従ったsyslogサーバーから転送されたsyslogメッセージでリアルタイム変更検出が可能となりました。 - Netscreenにおいてのリアルタイム変更検出の検出メッセージを追加
以前のバージョンでは、telnet経由で変更を行いtelnetセッションがログアウトした際にコンフィグレーション変更有無の検出を行っていましたが、今バージョンより更に別のメッセージも追加しました。 - Cisco ASAおよびNortel Passport シリーズにおいてSSHを使ったコンフィグレーションバックアップ・アップロード機能を追加しました。
- サポートプラットフォームの追加:新たに Windows XP64bit、Windows 2008 Server、CentOS、Suse LinuxをNetwork Configuration Manager動作可能なプラットフォームとしてサポートいたしました。
サポート機器追加
以下の装置を追加
- Avaya
- UTM-1 Edge X version 7.5.55x
- Lambda Driver 800
- Dax Devices
- Cisco ACE Module
- Cisco Wide Area Application Services Software (WAAS)
- Cisco IOS XR
バグ修正/変更点
- リアルタイム変更検出において、syslogメッセージを装置から受信した際にその装置を登録したIPから送信されたメッセージのみ照合を行っていました。 しかし複数のインターフェースを持った装置からランダムに異なるIPでsyslogメッセージを送信した場合、登録されていないIPアドレスから送信されたメッセージについては、コンフィグレーションの変更検出が行えませんでした。 今バージョンより、syslogメッセージを受信する際に装置のインターフェーステーブルを確認し、どの装置から送信されたメッセージかの判別が可能となりました。
- Enterasys機器等 いくつかのモデルはログインする際にキャリッジリターン(Ctrl + Y)の入力が必要でしたが、今バージョンより、ログインの際にキャリッジリターン(Ctrl + Y)の入力が必要な機器もサポートいたしました。
- Foundry、Extreme、Enterasysの装置において SSHによるコンフィグレーションバックアップ・アップロードにおける問題を修正しました。
- Configuration ChangesレポートからChange Trend レポートへ画面遷移を行った際にページが表示されなくなる問題を修正しました。
- Nortel Baystackシリーズにおいてコンフィグレーションバックアップ時のハードウェアプロパティ情報を取得する際にコンフィグレーションバックアップが失敗する問題を修正しました。
- スケジュールバックアップにおいてハードウェアプロパティ情報が更新されない問題を修正しました。
- Aruba装置においてハードウェア情報を取得する際の問題を修正しました。
- Cisco WALN controllerにおいてTELNET-TFTPでのコンフィグレーションバックアップが正常に行えない問題を修正しました。
- Configuration Changeレポートにおいていくつかの情報が含まれない問題を修正しました。
- Windows 2003 Server上のポートチェックツールでSyslog serviceが異なるポートを表示する問題を修正しました。