WatchGuard機器のログ解析

WatchGuard機器のログ解析機能

企業のセキュリティ担当者やネットワーク担当者は、セキュリティイベントやネットワーク障害などをいち早く検知し、解析することが求められます。 社内ネットワークで起こる上記のイベントは解決の緊急性が高いものが多くあります。そのため解析を迅速化したり、また専任の担当者が不在の場合でも専任の担当者と同じ解析ができる必要があります。

多くの企業で行われる解析には、ファイアウォールで生成される通信ログが活用されます。しかし、その解析は専門の知識や経験が必要な場合が多く、解析に時間がかかったり、属人化してしまうという課題があります。 そこで、ファイアウォールログを解析するために、フリーツールなどを活用する企業が増えてきています。しかし、このようなツールは無料で使えるというメリットがある一方で、マルチベンダーのファイアウォールで構成されるネットワークにおいては複数の解析ツールが混在してしまったり、ツールの機能に制限があったりと、必要な情報を迅速に特定できない場合があります。

ManageEngineが提供するログ解析ツール「ManageEngine Firewall Analyzer」は、マルチベンダーに対応したファイアウォール運用管理ツールです。 ログの収集・解析からポリシー（ルール）管理までも1つのコンソールから行うことが可能です。

Firewall Analyzerによる管理

ネットワークセキュリティと帯域管理

Firewall Analyzerでは、帯域の使用状況の可視化および、その他セキュリティやネットワークイベントを解析するのに役立つレポート機能を提供しています。これらのレポートは、ブロック（Deny）されたホスト、URL、攻撃、ウイルス、スパムなど、セキュリティの脆弱性に関連した調査をするのに役立ちます。

VPN監視

WatchGuard機器を介してアクセスされたVPNリクエスト数の傾向や、VPN接続時間、接続失敗ユーザーを表示します。VPNレポートを用いることで、VPN接続のトラブルシューティングやセキュリティリスクの特定に役立ちます。

トラフィック解析

WatchGuard機器から受信したログを解析し、トラフィックの統計データとして可視化します。また、ドリルダウンにより、詳細なトラフィック情報を把握することが可能です。

トラフィック監視

ネットワークのトラフィックをリアルタイムで監視します。ファイアウォールを通過するトラフィックの情報をエージェントレスで収集して解析します。

ルール管理

ファイアウォールのポリシーは、社内ネットワークと外部ネットワーク間のトラフィックを制御し、機密情報が社外へ漏洩することを防ぐとともに、社外からの不正なアクセスを遮断する役割があります。
Firewall Analyzerでは、WatchGuard機器に設定されているポリシーの有効性を可視化する機能を提供しています。ポリシーの重複性や未使用ポリシーなど、ファイアウォールに設定されているポリシー情報を把握することで、セキュリティ脅威を防ぎながら、効率的なトラフィック管理を実現します。

コンフィグ変更管理

WatchGuard機器に設定されているコンフィグについて、「誰が」「何を」「いつ」変更したのかを可視化し、リアルタイムで通知します。変更時には対象機器のコンフィグが自動バックアップされ、データベース内に保管されます。また、変更されたコンフィグの差分については、追加/削除/変更箇所を色分けで表示します。

アラート

セキュリティイベントや帯域利用などに関するアラートを生成します。 アラートはGUI画面にも表示される他、メール通知機能を用いることで、重要なイベントが発生した際に即座に把握することが可能です。