Syslogの監視
ネットワークを保護・強化するには、まずネットワーク内で何が起きているかを把握しなければなりません。ネットワーク機器で生成されるSyslogは、ネットワークアクティビティの最新状況を把握するのに役立ちます。ネットワークでは毎日、数千件ものSyslogが生成されますが、一元管理が可能なログ管理システムを使用しない限り、セキュリティを確保できません。
EventLog Analyzerは、ネットワーク機器(ルーター、スイッチ、ファイアウォール、Unix/Linuxサーバーなど)が生成するSyslogメッセージの収集、フィルタリング、編成を行います。特定のイベントが起きた際の即時アラート通知も設定でき、ネットワーク上の脅威に関してSMSまたはメールで通知を受け取れます。また、包括的で分かりやすいレポートやダッシュボードで、ネットワークインフラの潜在的な問題を可視化できます。EventLog Analyzerが提供するインサイトは、ネットワークへの侵入を早期に検知し、被害を未然に防ぐのに役立ちます。
EventLog AnalyzerでのSyslog監視
EventLog Analyzerは、さまざまなソースで生成されるログの中央リポジトリとして機能し、次のようなコンポーネントを備えています。
- Syslog受信:EventLog Analyzerは、UDPまたはTCPポート514で送信されるSyslogデータを収集して処理します。
- データベース:EventLog AnalyzerにはPostgreSQLが付属しており、監視対象のネットワーク機器から収集されるログデータをアーカイブして格納します。
- ログ解析:EventLog Analyzerは、ネットワークで生成される大量のログデータを取り込み、ノイズを除去して重要なエントリを特定します。解析プロセスによって、重要なイベントやデバイス名などの特定のパラメーターに基づいてメッセージが取り出されます。
Syslog監視のメリット
EventLog Analyzerの効果的なSyslog監視機能を利用することで、以下を実現できます。
- セキュリティの強化
- ネットワークインフラの問題把握
- ネットワーク障害やプロトコル障害の早期検知