ELBトラフィック分析

Elastic Load Balancer(ELB)によって、AWSユーザーは複数のEC2インスタンスに受信トラフィックを分散できるようになります。ELBへのリクエスト情報はELBのアクセスログに記録され、AWSユーザーが指定したAmazon S3バケットにログファイルとして保存されます。

ELBアクセスログに含まれるデータには、リクエストを受信した時刻、クライアントのIPアドレス、リクエスト元のID(OSやブラウザなど)、レイテンシー、リクエストのパス、処理時間、トラフィック量などがあります。

EventLog Analyzerは、S3バケットからELBのアクセスログを読み込み、ロードバランサーを経由するトラフィックに関するレポートを生成します。これにより、トラフィックパターンを分析し、ELBの運用効率を監視することができます。

ELBトラフィック分析レポート

ELBトラフィックの概要:総リクエスト数、エラーのあるリクエスト数、ユニークリクエスト数、送受信データ量、リクエスト先のロードバランサーなどを表示します。

全てのアクセスリクエスト:リクエストが行われた時間、クライアントのIPアドレス、バックエンドインスタンスのIPアドレス、ELBとバックエンドのステータスコード、送受信されたデータ量などを表示します。

失敗したアクセスリクエスト:リクエストが行われた時間、クライアントのIPアドレス、バックエンドインスタンスのIPアドレスの詳細を表示します。

ELB運用効率レポート

ELBレイテンシー:リクエストの処理にかかった平均時間、リクエストへの応答にかかった平均時間、リクエストがバックエンドで処理された平均時間、リクエストを処理したELBを一覧で表示します。