Linuxコンピューターの管理

Patch Manager Plusでは、Linuxコンピューターを管理できます。この文書では、以下について説明します:

サポートされるLinux OS

Patch Manager Plusは、現在次のLinuxバージョンをサポートしています:

  • Red Hat Enterprise Linux 7 以降のバージョン

  • SUSE Linux Enterprise 11 SP3以降のバージョン

  • Ubuntu 18.04以降のバージョン

  • Debian 8以降のバージョン

Linuxエージェントの設定

Patch Manager Plusは、OSごとに異なるエージェントがあります。MacおよびLinuxエージェントはデフォルトでは作成されません。管理対象にて設定をすることによって、Linuxエージェントを作成できます。 Linuxエージェントの設定を行うには、以下の手順に従います。

  1. [管理]タブをクリックします。

  2. [エージェント設定]をクリックします。

  3. [Linuxエージェント設定]タブを選択します。

  4. Select the domain or the workgroup to group Linux computers (this is virtual grouping and will not impact on its functions).  Agents that are pushed remotely from SoM --> Add Computers will be shown under the respective Domain/Workgroup from which they are added.

    ユーザーアカウントをActive Directoryで管理することを推奨します。それ以外の場合、資格情報はワークグループタイプに追加できます。この資格情報は、ドメイン/ワークグループに関係なく、コンピューターにエージェントを自動的にインストールするために使用されます。

  5. [変更を保存]をクリックしてLinuxエージェントを作成します。

  6. Linuxエージェントは、特定のリモートオフィス用のLANエージェントやWANエージェントなどの適切なエージェントを選択して、SoMページからダウンロードできます。

Patch Manager Plusエージェントのインストール

管理が必要なコンピューターにLinuxエージェントを手動でインストールすることができます。インストールプロセスを開始する前に、エージェントをLinuxコンピューターに手動でダウンロードする必要があります。次に記載されているステップに従ってください。

  1. rootユーザーとして端末に移動します。rootユーザーとしてログインしない場合は、端末を開いてsudoコマンドを使用して下記の各操作を実行し、プロンプトが表示されたらパスワードを入力します。

  2. エージェントのダウンロードディレクトリに移動し、コマンド「unzip -e PatchManagerPlusLinuxAgent.zip」strong>を使用してDCLinuxAgent.zipを解凍します。

  3. PatchManagerPlus_LinuxAgent.bin」strong>と「serverinfo.json」が同じパスにあるかどうかを確認してください。

  4. rootユーザーとしてコマンド「chmod +x PatchManagerPlus_LinuxAgent.bin」を実行します。

  5. ./PatchManagerPlus_LinuxAgent.bin」を使用してインストーラーを実行します。エージェントはデフォルトで「/usr/local/PatchManagerPlusagent」ディレクトリにインストールされます。

  6. エージェントのインストールディレクトリを変更したい場合は、このコマンド「./PatchManagerPlus_LinuxAgent.bin -d <new_location>」を使用してください。

エージェントのインストールが完了すると、コンピューターが自動的にスキャンされ、次の詳細がPatch Manager Plusサーバーに更新されます:

  • システムの詳細:ユーザー、グループ、サービスなど、コンピューターに関するすべての詳細です。これには、コンピューターにマップされているネットワーク共有の詳細は含まれません。

  • ハードウェアの詳細:BIOS、ディスクドライブ、物理メモリー、プロセッサー、ネットワークアダプターなど、コンピューターのすべてのハードウェアの詳細です。これには、プリンターとポートの詳細は含まれません。

  • ソフトウェア詳細:管理対象コンピューターにインストールされているソフトウェアの詳細、アプリケーションのバージョン、インストール日などです。

Patch Manager Plusエージェントのリモートでのインストール

LAN内のコンピューターにエージェントをインストールしたい場合は、Patch Manager Plusウェブコンソールの[管理]タブ -> [管理対象] -> [エージェントをインストール]でエージェントをインストールできます。別のリモートオフィスに属するコンピューターにエージェントをインストールしたい場合は、SSHを使用する必要があります。

Patch Manager Plusエージェントをリモートオフィスのコンピューターにインストールする場合は、SSHを使用してそれらをインストールできます。SSHを使用してPatch Manager Plusエージェントをインストールするには、以下の手順に従います:

  1. Linuxコンピューターにログインします。

  2. リモートオフィスに基づいて適切なエージェントをダウンロードします。

  3. ダウンロードしたPatch Manager Plusエージェントを、エージェントをインストールする必要があるリモートコンピューターにコピーします。

    1. rootユーザーとして端末に移動します。

    2. エージェントがコピー/ダウンロードされている場所に移動します。

    3. 「scp PatchManagerPlusLinuxAgent.zip username@hostname:<Path_To_Storage_Directory_If_Needed>」と入力してエージェントをターゲットコンピューターにコピーします。プロンプトが表示されたらパスワードを入力します
      ここで、usernameはターゲットコンピューターのrootユーザー名を表します。
      hostnameは、ターゲットコンピューターのローカルホスト名を表します。
      パスが指定されていない場合、エージェントはターゲットコンピューターの「/home/username」にコピーされます。

  4. 以下の手順に従ってエージェントをインストールします:

    1. 端末に移動し、「ssh rootusername@hostname」と入力してターゲットコンピューターにログインします。

    2. ルートユーザーとしてログインします。rootユーザーとしてログインしない場合は、端末を開いてsudoコマンドを使用して下記の各操作を実行し、プロンプトが表示されたらパスワードを入力します。これはあなたにroot権限を与えます。

    3. ダウンロードしたエージェントがリモートオフィスのエージェントである場合は、エージェントがダウンロードまたはコピーされた場所に移動し、<Remote_Office_Name>.zipを展開して、コマンド「unzip -e PatchManagerPlusLinuxAgent.zip」を使用して解凍します。

    4. 「PatchManagerPlus_LinuxAgent.bin」と「serverinfo.json」が同じパスにあるかどうかを確認してください。

    5. rootユーザーとしてコマンド「chmod +x PatchManagerPlus_LinuxAgent.bin」を実行します。これにより、実行可能ファイルのインストール準備が整います。

    6. ./PatchManagerPlus_LinuxAgent.bin」を使用してインストーラを実行します。 プロパティファイル「severinfo.json」が「PatchManagerPlus_LinuxAgent.bin」と同じディレクトリに存在することを確認してください。 エージェントはデフォルトで「/usr/local/PatchManagerPlusagent」ディレクトリにインストールされます。

    7. エージェントのインストール場所を変更したい場合は、このコマンド「./PatchManagerPlus_LinuxAgent.bin -d <new_location>」を使用してください。

以上手順により、SSHを使用してPatch Manager Plusエージェントをリモートコンピューターにインストールできます。

Patch Manager Plusエージェントのアンインストール

以下の手順に従うとPatch Manager Plusエージェントをアンインストールできます。Patch Manager Plusエージェントがアンインストールされると、そのコンピューターに関連するすべての詳細情報がPatch Manager Plusサーバーから削除されます。このコンピューターをもう一度管理する場合、エージェントを再インストールする必要があります。ただし、このコンピューターに関連する以前の詳細は利用できません。コンピューターからエージェントをアンインストールするには、以下の手順に従います:

  1. rootユーザーとして端末に移動します。rootユーザーとしてログインしない場合は、端末を開いてsudoコマンドを使用して下記の各操作を実行し、プロンプトが表示されたらパスワードを入力します。

  2. エージェントのダウンロードディレクトリに移動します(デフォルトのパス:/usr/local/PatchManagerPlusagent)。「chmod +x RemoveDCAgent.sh」コマンドを実行し、アンインストールを開始します。エージェントをアンインストールするには、root権限が必要です。インストール場所を覚えていない場合は、以下で見つけられます:「/etc/PatchManagerPlusagent/dcagentsettings.json」

  3. コマンド「/RemoveDCAgent.sh」を実行してエージェントをアンインストールします。