リアルタイム変更検出(Change Detection)
ネットワーク機器のコンフィグ変更は、ビジネス継続性へ大きな影響を与えることがあります。 つまり機器のコンフィグ変更を管理しておくことは、ネットワーク管理者にとって重要なミッションとなります。 変更に対するアクションを迅速に行うためには、設定変更をリアルタイムに検出すべきです。 Network Configuration Managerは、わずかなステップで管理対象機器の変更検出を有効化できます。
多くのネットワーク機器は、コンフィグを変更するとsyslogメッセージを生成します。 Network Configuration Managerは、それらのsyslogメッセージを製品にバンドルしてあるsyslogサーバー(※受信したメッセージは記録されず破棄します)で受信することで、機器のコンフィグ変更があったことを検出できます。
リアルタイム変更検出機能(Change Detection)は、コンフィグの変更検出後、機器のコンフィグバックアップを取得します。
簡単にコンフィグ管理を効率化する方法を解説
コンフィグレーションの変更履歴管理
スイッチやルーターなどのバックアップしたコンフィグレーションの変更履歴を管理できます。 過去に設定したスイッチやルーターのコンフィグレーションと比較することができ、何時、どのコンフィグに変更があったか、 変更箇所を容易に確認できます。変更履歴やバックアップしたコンフィグレーションについては、Network Configuration Managerサーバーのディスク容量がある限り無限に保管できます。
管理世代数の設定
数ステップで以前のコンフィグにリストアする
ネットワーク機器のコンフィグ設定ミスによりネットワークトラブルが発生した場合、ネットワーク管理者は迅速にネットワークを復旧させる必要があります。Network Configuration Managerに基準(ベースライン)とするコンフィグをラベル設定しておくことにより、そのコンフィグをもとに復旧を行えます。 ネットワーク復旧後に、ネットワークトラブルの原因調査および対策を取ることができます。 この機能を使用することで復旧までの時間を短縮することができます。
承認ステップを利用したコンフィグ変更
ユーザー管理機能により、オペレーター権限のユーザーは、ネットワーク機器へ設定変更を行なう際、管理者(承認者)権限を持つユーザーの承認が必要となります。 デフォルトでは、adminユーザーのみが承認者となります。 この機能を用いることでユーザー管理ならびにコンフィグ変更時のダブルチェックを実現します。