Cisco製装置の設定

本節では、Cisco 製ルーターあるいはスイッチ上でNetFlow を設定するための簡単なガイドを提供します。 さらに詳細な情報が必要な方は、Cisco のWeb サイトhttp://www.cisco.com/go/netflowをご参照ください。 以下の手順に従ってCisco 製装置を設定するに際しては、経験者の方のみ作業されることを推奨いたします。

ルーターの適切な時刻設定

NetFlow Analyzer はルーターの時間に基づいてフローにスタンプ付けします。 NetFlow Analyzer は、デバイスの時間に基づいてフローにタイムスタンプを付記します。 従って、ルーター上の時間が適切に設定されていなくてはなりません。 Netflow Analyzerは、正確な時刻が設定されていれば、異なるタイムゾーンからのルーターの時刻を自動補正できます。 

NetFlow Analyzer サーバーとルーターとの時間差が10分を超えると、警告アイコンがホームページに表示されます。 この場合、NetFlow Analyzer は NetFlow Analyzer サーバーのシステム時間に基づいてフローに時刻を付けます。

このような場合には、ルーター上で次のことをご確認ください。

• お使いのルーター上で正しい時刻が設定されているか確認します。 ルーターにログインし、'show clock' と入力することで確認できます。 コマンド clock set hh:mm:ss month date year を使って、クロック時間を設定できます。 例: clock set 17:00:00 27 March 2007 ]
• +時刻ゾーンおよびその時刻ゾーンに関する(時間や分での)補正値が適切に設定されているか確認します(例：PST に関してPST -8 00、あるいはEST に関してEST -5 00)。 これは、ルーターにログインして設定ターミナルを表示し、'show running-config' と入力することで確認できます。 コマンド clock timezone zone hours [minutes]を使って、クロックタイムゾーンおよび補正値を設定できます。(例： clock timezone PST -8 00)。

MPLS 環境においてNetFlow を有効化するためには、MPLS NetFlowに関するCiscoのドキュメントをご参照ください。