ダッシュボード

[ダッシュボード]タブには、パスワードの有効期限、アカウントロックの解除、ユーザーの登録状況に関する重要な統計がすべて表示されるほか、ユーザーが実行する各セルフサービスアクションの概要も表示されます。また、製品の重要な機能にアクセスしたり、ドメインに関する重要な情報を表示したりするためのリンクも表示されます。管理者がADSelfService Plusのダッシュボードタブから表示およびアクセスできる内容は以下のとおりです。

ダッシュボード

[ダッシュボード]タブには、[レポート]タブ内の重要なレポートの情報を集約したグラフが表示されます。これにより、ユーザーアカウント、登録、パスワードのセルフサービスアクション、認証結果について迅速に確認できます。これらのグラフは、ダッシュボードの更新設定を使用して定期的に更新されます。管理者は、ADSelfService Plusのダッシュボードの更新設定でスケジュールを作成し、組織のActive Directoryと同期してグラフを更新できます。グラフは以下の3つのセクションに表示されます。

ユーザーレポート

ユーザーアカウントのステータスに焦点を当てたグラフが表示されます。グラフには、アカウントロックされたユーザーとパスワードの有効期限に関する次の情報が表示されます。

  • ロックされたユーザーの数
  • パスワード期限切れが近いユーザーの数
  • パスワード期限切れのユーザーの数

登録レポート

レポート名の通り、このグラフは次の数を表します。

  • 未登録ユーザー数
  • 登録ユーザー数

監査レポート

このグラフには、ユーザーが実行したセルフサービスおよび認証アクションの数が表示されます。このグラフに表示されるアクションは次のとおりです。

  • パスワードのリセット
  • アカウントロックの解除
  • セルフアップデート
  • 本人確認(MFA)の失敗
  • パスワードの変更

詳細については、レポートをクリックしてください。

追加オプション

更新:[更新]アイコンをクリックすると、Active Directoryおよび製品データベースから取得した最新のユーザー情報と認証情報がグラフに反映されます。

埋め込みウィジェット: 管理者は、ドロップダウンボタンをクリックし、[ウィジェットを埋め込む]オプションを選択するだけで、組織のWebページにグラフを埋め込んだり、URLを使用してグラフに個別にアクセスしたりすることもできます。

[ダッシュボード]タブの右側にあるクイックリンクには、製品の他のセクションへのリンクが表示されています。

  1. [ハイライト]セクションには、ADSelfService Plusの重要な機能を設定するための以下のリンクが表示されています。
    1. パスワードのリセット/アカウントロックの解除 - ドメインユーザーがパスワードのリセットと、ユーザーアカウントのロック解除をできるようにします。ユーザーがこのリンクをクリックすると[ポリシー設定]セクションに遷移します。
    2. セルフアップデート/パスワード変更 - ドメインユーザーが、Active Directoryのプロファイル情報を更新できるようにします。[パスワード変更]オプションにより、ドメインユーザーは自身のユーザーアカウントのパスワードを変更できます。ユーザーがこのリンクをクリックすると[ポリシー設定]セクションに遷移します。
    3. パスワード期限通知 - ユーザーが、Active Directoryのパスワードやアカウントの有効期限に関するメール、SMS、プッシュ通知を受信できるようにします。ユーザーがこのリンクをクリックすると、[パスワード/アカウントの失効通知]セクションに遷移します。
    4. パスワード同期/シングルサインオン - パスワード同期機能を使用すると、ドメインユーザーは、複数のエンタープライズアプリケーション間でドメインアカウントのパスワードを同期できます。シングルサインオンを使用すると、ユーザーはドメインにログイン後、再度ログインすることなくエンタープライズアプリケーションにアクセスできます。ユーザーがこのリンクをクリックすると、[すべてのアプリケーション]タブに遷移します。
  2. [マルチファクター認証]の下に、ADSelfService Plusで使用可能な各種マルチファクター認証の設定画面へのリンクが表示されています。いずれかの認証方法をクリックすると、管理者はその認証方法の[オーセンティケーターのセットアップ]セクションに遷移します。以下、各種認証方法の一覧と、その実装方法に関するドキュメントへのリンクです。
  3. [その他の機能]の下には、ADSelfService Plusの以下の追加機能の設定画面へのリンクが表示されています。
    1. 従業員検索/組織チャート - 従業員検索機能を使用すると、ドメインユーザーは組織内のユーザーを検索できます。組織チャートには、組織内のすべてのユーザーが表示されます。ユーザーがこのリンクをクリックすると、[従業員の検索]セクションに遷移します。
    2. メールグループの加入 - メールグループの加入機能を使用すると、ユーザーはActive Directoryのメールグループに加入できます。ユーザーがこのリンクをクリックすると、[新しいメールグループサブスクリプションを追加]セクションに遷移します。
    3. Self-Serviceの承認ワークフロー - Self-Serviceの承認ワークフロー機能では、エンドユーザーからのセルフサービス要求を承認するため、ITヘルプデスクにルーティングします。その後、セルフサービス要求はActive Directoryに反映されます。ユーザーがこのリンクをクリックすると、[Self-Serviceの承認ワークフロー]セクションに遷移します。
    4. キャッシュされた資格情報を更新 - VPNを介したキャッシュされた資格情報の更新機能により、ユーザーのマシンに保存されているローカルのキャッシュされた資格情報が更新されます。そのため、リモートユーザーはパスワードを忘れた場合でも自分のマシンにアクセスできます。ユーザーがこのリンクをクリックすると、[VPNを介したキャッシュされた認証情報の更新]セクションに遷移します。
    5. モバイルアプリ配布 - ADSelfService Plusのモバイルアプリを使用すると、ユーザーはセルフサービスパスワードリセット、アカウントのロック解除、登録を実行できます。また、モバイルデバイスを使用して自分の身元を (特定の方法で) 証明できるようになります。ユーザーがこのリンクをクリックすると、[モバイルアプリケーションのプッシュインストール]セクションに遷移します。
  4. [パスワードセルフサービスモード]セクションには、以下の各パスワードセルフサービスモードのガイドと設定セクションへのリンクが表示されています。
    1. Webポータル経由 - ADSelfService Plusの起動とアクセスのヘルプドキュメント ページ。
    2. モバイル・アクセス - ADSelfService Plusの起動とアクセスのヘルプドキュメント ページ。
    3. GINA/Mac/Linux (Ctrl+Alt+Del) - ADSelfService Plusログインエージェントを使用すると、ユーザーはWindows、macOS、およびLinuxアカウントのログイン画面からパスワードのリセットとアカウントのロック解除を実行できます。ユーザーがこのリンクをクリックすると、[GINA/Mac/Linux のインストール]セクションに遷移します。
    4. 自動リセットとロック解除 - 自動リセットとロック解除オプションを使用すると、有効期限が切れたドメインユーザーのパスワードの自動リセットや、ロックされたアカウントの自動ロック解除ができます。ユーザーがこのリンクをクリックすると、[ポリシー設定]セクションの[詳細設定]内にある[自動化]セクションに遷移します。
       概要