AD360は、ユーザー管理や重要リソースに対するアクセス管理/変更監査/パスワードリセットのセルフサービス化など、多彩な機能を提供します。複数のコンポーネントで構成されており、その中から必要な機能のみをインストールすることが可能です。以下が、AD360が提供する機能の一覧です。
ADManager Plus:
Active Directory/Exchange Server/Microsoft 365 (旧称 Office 365)の管理とレポート
ADManager Plusと統合することで、Active Directory/Exchange Server/Microsoft 365/G Suite/Skype for Businessの一元管理、レポート化を実現します。自動化、ワークフロー、委任といった機能により、システム管理者やヘルプデスク担当者の作業負荷を大幅に削減します。
- ユーザーの一括管理
- Active Directoryのリソース管理
- AD作業を効率化するための多彩な機能
- Active Directoryの状況をレポート化
- Microsoft 365との連携とレポート
ADAudit Plus:
Active Directory/Entra IDに対するリアルタイム監査
ADAudit Plusと統合することで、Active DirectoryとEntra IDで発生した変更をリアルタイムで追跡することが可能です。オンプレミス、クラウドのいずれの監査にも対応しており、内部脅威の検知やロックアウトの原因調査に役立ちます。
- 変更に対するリアルタイム追跡
- Entra ID監査
- トラブルシューティングの効率化
- ユーザーの振る舞い検知
- 特権アカウントに対する変更の監査
- ユーザーに対する活動時間の可視化
- コンプライアンスレポート
ADSelfService Plus:
パスワード管理のセルフサービス化とパスワード同期、シングルサインオン機能
ヘルプデスクへの問い合わせの内、最大30%がパスワードリセットとアカウントロック解除に関連しています。ADSelfService Plusと統合することで、エンドユーザー自身によるパスワードリセット/アカウントロックアウトの解除が可能となり、ヘルプデスクのチケット削減につながります。また、Active Directoryで設定可能なパスワードポリシーと比べてより厳格なポリシーを設定することができ、さらに2段階認証にも対応しているため、ITセキュリティを強化させることが可能です。
- パスワードリセット/アカウントロック解除のセルフサービス
- 二段階認証を使用したセキュリティの強化
- 自動でパスワード/アカウント期限切れを通知
- AD情報のセルフアップデートと検索
- Webアプリケーションとのパスワード同期
M365 Manager Plus:
Microsoft 365に関する監査・監視・管理
M365 Manager Plusと統合することでMicrosoft 365に関する網羅的なレポートを出力し、ユーザーの一括管理、メールボックスの管理、セキュアな委任などのタスクを容易にします。M365 Manager PlusはMicrosoft 365のサービスを24時間監視し、不審な動きがあった場合に直ちにメール通知を行います。
AD360は以下のMicrosoft 365サービスを網羅します:
- Exchange Online
- Azure Active Directory
- OneDrive for Business
- Skype for Business
- Microsoft Teams
- Sway
- Yammer …等