冗長化ライセンス

ManageEngine®製品をインストールするサーバーを冗長化して利用する場合、待機マシン用の“冗長化ライセンス”が別途必要となります。待機系のライセンスのポリシー、パターン、価格については、以下のいずれかに該当の場合に課金の対象となります。

冗長化ライセンスのポリシー

物理/論理サーバー問わず、稼動サーバーとは別に、いつでも立上げ可能なスタンバイ(待機)環境を用意する場合、課金の対象となります。例えば、以下のようなケースです。

  • 障害時の待機用途として、予め待機サーバー上に製品をインストールしている場合

  • 物理/仮想サーバー問わず、障害時に稼動サーバーから待機サーバーに切り替えて運用する場合

サーバー冗長化のパターン

冗長化構成の代表的なパターンを以下に例示します。

1. ManageEngine製品のフェイルオーバー機能を使う場合

ManageEngine製品が提供するフェイルオーバー機能を利用するケース

2. クラスタリングソフトウェア等を利用する場合

クラスタリングソフトウェア(Lifekeeper / ServiceGuard / everRun)、スクリプトを利用してフェイルオーバーを実現するケース

3. サーバー仮想化ツールを利用する場合

3-1. 1つの仮想マシンにインストールするケース

3-2. 複数の仮想マシンにインストールするケース(個別に運用)

3-3. 複数の仮想マシンにインストールするケース(冗長化。別仮想マシンに常時データを複製し、障害時に切り替える)

3-4. ManageEngine製品をインストールした仮想マシンを複数の物理サーバー間で移動させるケース

3-5. 仮想マシン上にコールドスタンバイ機(待機サーバー)を用意するケース(1台を本番サーバーとして運用。1台を二重化のための待機サーバーとして運用)

3-6. 仮想マシンのスナップショットを取得するケース

4. バックアップ/リストアを利用する場合

ハードウェア故障や入れ替えに伴い、運用していたサーバーにインストールしていた製品のバックアップデータを別のサーバーにリストア後、手動でライセンスを適用するケース

冗長化ライセンスに関する価格

システムとして冗長化構成をとる場合、待機系マシンのインストール数に関わらず、運用系マシンと同数で同じ製品型番及び同じオプションのライセンスが必要です。運用ライセンス価格を100%とした場合、冗長化ライセンス価格は、50%とします。

各製品およびサービスに対して以下の通り、標準価格に対する料率を定めております。

製品/サービス区分標準価格に対する料率
運用ライセンス冗長化ライセンス
通常ライセンス/年間ライセンス100 %50 %
オプションライセンス100 %50 %
年間保守サポート100 %50 %