Ciscoの Wide Area Application Services(WAAS) は、WAN 環境においてアプリケーション パフォーマンスとインフラストラクチャー統合を最適化するように設計されたソリューションです。 WAAS は、ネットワーク上のTCP トラフィックを最適化するために協働する Wide-area Application Engine(WAE) と呼ばれる一群のシステム装置と、ひとつのGUI から構成されます。 クライアントとサーバーのアプリケーションが互いに通信する際、ネットワークは、それらがクライアント アプリケーションと宛先サーバーの代わりに機能できるようにWAE へのトラフィックを中断したり、リダイレクトしたりします。 WAAS GUI は、ネットワークにおいてWAE およびアプリケーションのポリシーを集中的に設定/管理するために使われます。
WAAS Central Manager(CM) の設定:
Cisco WAAS は、Cisco WAE アプライアンス上で作動するCisco WAAS Central Manager と呼ばれる機能により、集中的に管理されます。 Cisco WAAS Central Manager は、Web ブラウザーからアクセスすることができ、従って、これらの装置の管理は世界中どこからでも可能です。 Cisco WAAS Central Manager へのアクセスはSecure Sockets Layer (SSL)により暗号化され、安全です。またユーザーは、ローカル データベースあるいはサードパーティーの認証サービスを通じて認証されます。 WAAS manager は WAAS 設定 ページを用いて設定することができます。 WAAS 設定 において、設定したいWAAS Central Manager の詳細情報を入力します。 NetFlow Analyzer WAAS モジュールは WAAS Central Manager の全てのバージョンをサポートします。
これで Central Manager は設定されました。 更新 をクリックし、 Central Manager の詳細情報を登録します。
メモ: SSLサーバーの認証を取得するには、ブラウザーで Central Manager を開き https で始まるURL の識別情報をクリックします。 詳細情報 をクリックします。 ポップアップしたダイアログで 認証を表示 をクリックします。 証明書ビューアーが開くので 詳細情報 タブを選択し エクスポート をクリックして証明書を .cer ファイルとして保存します。 CMサーバー認証パス 上のテキストボックスにて .cer ファイルの場所を入力します。 任意の数のCM を設定し、管理装置オプションを用いてそれらを管理することができます。 一度設定したCentral Server は、それ以上編集することができません。
NetFlow WAE 装置マッピング: NetFlowルーター名をマッピングすることで、どのルーターを監視するかを指示します。 マッピングされたルーターはWAEにより監視され、NetFlow Analyzerは圧縮された、あるいは圧縮されていないデータのレポートを生成します。
NetFlow WAE アプリケーション マッピング: WAEのアプリケーションは、監視の簡易化とレポート生成のためにNetFlow Analyzerのアプリケーションとマッピングされます。 これによって、各アプリケーションの最適化されたトラフィックの総量と圧縮されたデータの総量を確認できます。