NetFlow Analyzer:はじめに
本ヘルプドキュメントでは、NetFlow Analyzerの各種機能や設定項目の仕様や利用方法についてご案内しております。
ヘルプドキュメント画面左側の目次は、製品GUIの項目に沿って並べられており、
画面右上の虫眼鏡アイコンから特定のキーワード(3文字以上)を入力し、関連性のあるヘルプドキュメントを逆引き検索することが可能です。
NetFlow Analyzer
ManageEngine
NetFlow™、NetStream™、cflowd™、J-Flow™、sFlow™、IPFIX、AppFlow™が生成、出力するフローデータを受信し解析することで、詳細なトラフィック情報を表示します。
フローデータには、監視対象インターフェースを通過するネットワークトラフィックの詳細情報が含まれます。
NetFlow Analyzerはこの情報を処理して、帯域上を流れるアプリケーション、IPやポートのFrom/To情報、発生タイミングを表示します。
NetFlow
Analyzerには、詳細な帯域通信情報をまとめる機能が搭載されており、帯域トラフィック、アプリケーション、ポート、プロトコル、会話(通信)などの詳細情報を分析することが可能です。
また組織ネットワークと帯域使用率を簡単に管理できる機能も提供します。
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幅広いフロープロトコル種をサポート
フローの種類に関係なく、さまざまなネットワーク装置の帯域使用率、ネットワークパフォーマンス、トラフィック情報を解析することが可能です。
NetFlowバージョン5、バージョン7、バージョン9、IPFIX、J-Flow、sFlow、NetStream、AppFlowなどをサポートします。
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FLUIDIC UI(API Web UI)
JavaScriptにEmber.jsで構築したWeb GUI上では、リンクステータスの確認やレポート作成が自動的に実行されます。
この新しいFLUIDIC
Webクライアントでは、旧UIと比べて生産性とパフォーマンスが飛躍的に向上しています。
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リアルタイムトラフィックをグラフで監視
インターフェースや監視グループごとのトラフィック情報を最小1分間隔で監視することが可能です。
インターフェーストラフィック
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豊富なレポート
ご要望に応じた監視期間を対象に、多様な観点から情報をレポート化、出力することが可能です。
また定期的なレポート出力を実現するスケジュール機能もご用意しております。
各種レポート
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QoS通信の可視化
環境でQoSが設定されている場合、監視対象装置におけるパケット優先度の状況を可視化することが可能です。
QoSとは?デフォルト機能によるDSCPの可視化(ナレッジベース)
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Cisco AVCの監視
フローデータに含めたNBAR2情報をデフォルト機能で可視化します。
NBAR監視
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Cisco CBQoS監視(Class-Based Quality of Service)
CBQoSレポートからQoSポリシーの有効性を検証いただけます。トラフィックに優先順位を付ける際の基準となります。
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拡張性
NetFlow Analyzerでは、ローデータを保存する場合は最大1万フロー/秒を、ローデータ保存が不要の場合は最大10万フロー/秒を処理することが可能です。
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キャパシティプラニングと課金レポート
一定期間の帯域利用傾向を測定し、今後のキャパシティプラニングを計画するうえで検討素材としてご利用いただけます。
また通信利用状況を換算し、オンデマンド課金レポートを生成することが可能です。
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トラフィックプロファイリング
トップアプリケーション、トップ ホスト、トップ会話(通信)、DSCP、マルチキャストにもとづいて帯域レポートを表示します。
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統合レポート
監視対象インターフェースやグループごとの通信概要レポートを出力します。
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グルーピング
監視対象装置やインターフェースを論理グループに分類し、ログインユーザーごとに監視権限を付与することが可能です。
グループ機能/グルーピングと活用方法(ナレッジベース)
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柔軟なログインユーザー管理
NetFlow Analyzerログインユーザーに三種類の権限からいずれかを付与し、監視可能な装置を割り当てることが可能です。