Syslogデバイスの追加
Syslogデバイスの自動追加
管理対象のSyslogデバイス上でSyslogをEventLog Analyzerサーバーに転送する設定を実施している場合、EventLog Analyzerは該当Syslogデバイスを自動的に追加します。Syslogの転送設定手順は、こちらのページをご参照いただけます。
仕組み:
SyslogパケットがEventLog Analyzerサーバーに到達すると、EventLog Analyzerは送信元IPアドレスを判別し、対応する名前に解決しようとします。
- 解決に成功した場合:解決したホスト名でSyslogデバイスが自動的に追加されます。
- 解決に失敗した場合:IPアドレスを使用してSyslogデバイスが自動的に追加されます。
注記:
- ファイアウォールの受信ルールで、デフォルトのポート「513、514(UDP)および514(TCP)」が解放されていることをご確認ください。
- TLSポートを設定するには、こちらのページをご確認ください。
- 送信元IPアドレスまたは解決したホスト名がデータベースに既に存在する場合、受信したログは該当デバイスに関連付けられます。
Syslogデバイスの手動追加
- [設定]タブ → [ログソースの構成] → [デバイスを管理] → [Syslogデバイス]タブに移動後、[+ (複数)ホストの追加]をクリックします。
- [デバイス]にデバイス名またはIPアドレスを入力し、[追加]ボタンをクリックします。
以下の手順を実施することで、ネットワーク内のSyslogデバイスを自動的に検出して追加することも可能です。
- [Syslogデバイスの追加]画面の[ディスカバリーと追加]をクリックします。IP範囲(開始IPから終了IP)またはCIDRに基づいて、ネットワーク内のSyslogデバイスを検出できます。
- Syslogデバイスを検出するために開始IPと終了IPまたはCIDR範囲を入力し、[次へ]をクリックします。
- SNMP認証情報を選択します。デフォルトでは、「public」SNMP資格情報を使用して、ネットワーク内のSyslogデバイスをスキャンできます。
- [+認証情報の追加]ボタンをクリックして、SNMP資格情報を追加できます。SNMP資格情報を選択したら、[スキャン]ボタンをクリックして、指定したIPまたはCIDR範囲内のSyslogデバイスを自動的に検出します。
- 追加したいデバイスを選択します。検索ボックスを使用するか、デバイスの種類とベンダーに基づいてフィルタリングすることで、デバイスを簡単に検索できます。
- [(複数)ホストの追加]ボタンをクリックして、監視するデバイスを追加します。
Unixデバイスが追加された場合は、自動ログ転送の設定が表示されます。
注記:その他のデバイスのログ転送を手動で設定する方法は、こちらのページをご参照いただけます。
リレーサーバーの設定
ユースケース:複数のSyslogデバイスがパケットを単一の中央Syslogサーバーに配信し、中央SyslogサーバーがパケットをEventLog Analyzerサーバーに転送します。
前提条件:転送されるSyslogは標準「RFC 3164」に準拠する必要があり、EventLog Analyzerで対応するリレーサーバーの設定が有効になっている必要があります。
サンプルログ:<34>Oct 18 22:00:15 rootmachine su: 'su root' failed for test on /dev/pts/
注記:
- ホスト名(rootmachine)がSyslogパケットから解析され、該当ホスト名でSyslogデバイスが追加されます。
- ホスト名が既にデータベースに存在する場合、ログは該当デバイスにマップされます。
- Syslogデバイスには、Unix、Cisco、Fortinet、Palto Altoなどが含まれます。
DHCPの設定
ユースケース:DHCPによりSyslogデバイスのIPアドレスが頻繁に変更される場合、変更後のIPアドレスからホスト名を解決できないと、新しいIPアドレスを持つデバイスが新規追加されます。
前提条件:すべてのSyslogデバイスからEventlog Analyzerに転送されるSyslogは標準「RFC 3164」に準拠する必要があり、EventLog Analyzerで対応するDHCPの設定が有効になっている必要があります。
サンプルログ:<34>Oct 18 22:00:15 rootmachine su: 'su root' failed for test on /dev/pts/8
注記:
- ホスト名(rootmachine)がSyslogパケットから解析され、該当ホスト名でSyslogデバイスが追加されます。
- ホスト名が既にデータベースに存在する場合、ログは該当デバイスにマップされます。