実行設定の定義

設定をクライアントコンピューターに展開したときに、さまざまな理由により、一部のコンピュー ターで展開が失敗することがあります。このような場合は、設定を再展開できます。Endpoint Centralでは、[実行設定]オプションを使用して再展開プロセスを自動化できます。このオプショ ンにより、次のことが可能になります。 

  • 設定の展開に失敗したコンピューターで、エージェントにこの設定の適用を試行させるかどうかを指定します。
  • エージェントに設定の展開を試行させる回数を選択します。また、 指定した回数のうち、次の場合に設定を展開する回数を指定できます。
    • ユーザー:サインイン時
    • コンピューター:90分ごとのリフレッシュサイクル時

指定した入力に基づいて、展開が成功するか、再試行の上限回数に達するまで、コンピューターで 設定が再展開されます。 

構成の実行設定

実行の設定は、個別の設定を定義しているとき、または設定の詳細ビューからできます。実行の設定をするには、次を指定する必要があります。

構成をリフレッシュサイクルにおいて適用させる

Endpoint Centralでは、構成をリフレッシュサイクルにおいて適用させることが可能です。このオプションは、以下の構成においてのみ利用可能です。

カスタムスクリプト

Endpoint Centralは、カスタムスクリプトをリフレッシュサイクルにおいて適用させることが可能です。

ショートカット

特定の重要なアプリケーションについて、ショートカットを維持する必要があります。このオプションを有効化することで、リフレッシュサイクルごとに構成を実行することが可能になります。ショートカットが削除された場合、その後のリフレッシュサイクルにおいて再度作成されます。

ソフトウェア配布

  • :1) ソフトウェアパッケージの作成時、かならず配布前のアクションで既にインストール済でないことを確認してください。詳細情報
  • 注:2) 配布ポリシーで定義された配布スケジュールは、以下の設定が有効化されている場合、ソフトウェア配布には適用されません。
    • 1) 構成をリフレッシュサイクルごとに適用する
    • 2) 構成をユーザーのログオン/コンピューターの起動ごとに適用する

 

構成をユーザーのログオン/コンピューターの起動ごとに適用する

この項目を有効化すると、Endpoint Centralはユーザーがログオンするごとに構成を適用します。またはコンピューターが起動するたびに構成を適用します。 

ユーザーに適用する構成の場合:

構成はユーザーがコンピューターにログオンするたびに適用されます。構成は対象として定義されたユーザーがログオンした場合のみ適用されます。

コンピューターに適用する構成の場合:

構成は対象のコンピューターが起動するたびに構成が適用されます。

適用失敗した対象への構成配布のリトライ

Endpoint Central は、自動的に再配布を実行できます。

  • 構成の配布が失敗したエージェントに、再度構成の適用を試行するかどうか選択します。
  • ユーザーのログオン時、またはリフレッシュサイクルについて、それぞれのタイミングで試行する回数を指定します。

構成の配布を再試行する回数を、サインインまたは起動時に再試行する回数と、更新サイクル中に
再試行する回数に分けることができます。どちらのオプションもゼロには設定できません。たとえ
ば、オプションを8回再試行するようにしたい場合、更新サイクル中に再試行する回数を7に設定す
ると、サインイン時または起動時に再試行する回数は自動的に1に設定されます。
 

通知の有効化

メール通知を受け取る場合は、メールアドレスを指定します。これらの通知は、ステータスが「実行準備完了」になったときに開始されます。通知の送信頻度を設定することもできます。通知は、前回の通知からステータスに変更があった場合にのみ送信されます。次の例で詳細を説明します。

  • (例)構成を10台のターゲットコンピューターに配布します。通知設定は、「3日間にわたり2時間ごとにメールで通知」に設定されています。
  • 1日目の10:00に設定が「実行準備完了」ステータスになりました。最初の通知は12:00 に送信されます。この間隔の間、配布対象のうち通信可能なコンピューターが1台もなかったとします。この場合、構成がまだ配布されていないこと、その理由はエージェントが到達不能であることを示す通知メールが送信されます。
  • 2回目の通知は14:00に送信されるはずですが、まだ到達可能なコンピューターが存在せず、前回の通知からステータスに変更がないため、2回目の通知は送信されません。
  • 5台のコンピューターが15:00に到達可能であったとします。この場合、その後の通知は、スケジュールに従って16:00に設定のステータスとともに送信されます。